からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

蛙の登場

2010年02月26日 14時16分27秒 | 地元ネタ

 どんよりとした空、夕方には雨が降り出しそうな空気の流れです。お昼時に蜻蛉池を見ると蛙が現れました。その数は6匹?ぐらいいるようです。雨の匂いを嗅ぎつけて乾いた土にもかかわらず這い出してきたようです。 昨年蛙が現れたのは2月15日頃でしたから10日遅れの登場です。これで産卵は何時になるのか楽しみです。これまでの産卵記録の詳細はこのようになっています。

概略は次の通りです。東京都世田谷区?での2003年(平成15年)までの産卵日はほぼ3月3日頃に集中していたのですが、それ以降の変動ぶりが大きいようです。 暖冬と言わていますが産卵日を見る限りでは何とも言えないというところです。

   2004(平成16年) 2月25日
   2005年       3月16日
   2006年       2月26日
   2007年       2月20日
   2008年       3月16日
   2009年       3月19日
これからお楽しみの観察開始です。一雨来ると五月蠅い夜がやってきそうです。

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蛙が現れるといよいよ農作業のシーズンです。我が家唯一の遅咲きの梅がそろそろ盛りとなり梅の香が漂ってくると春来るの感を強くします。

さて今夕は懐かしい皆さんと会合です。夕方の外出は久しぶり、夜更かしできなくなったのは歳のせいでしょうか?お小遣いのせいでありましょうか?(苦笑)


ロッドで力を伝える

2010年02月24日 21時46分57秒 | からくり情報

 早くも週半ば、何だか時間だけ過ぎていくという感のある今週です。暖かくなってきたのでソワソワするのですが、なかなか遠出が出来ません。 いい感じのお天気だったので近場のジムで汗を流して来たのですが、運動のせいと言うより此処にあるお風呂でのんびりしてきたからでしょう。とは云え少々サボっていたのでリバウンド、そしてちょっとの運動でグッタリです。(汗)

気が付けば庭木の芽が膨らみ遅咲きの梅の花がチラホラ咲いてきたようで、春間近です。ところが産卵の蛙がまだ現れないのはちと気になります。一雨来るとドーッと来襲しそうです。

明日は朝から打ち合わせと来客を予定しています。今週と来週は飛石のお仕事モードです。それに飛びこみの用事も幾つかありそうです。

その一方で趣味生活は、気温が上がってくると工場の環境もよくなり遊びの虫がムズムズしてきます。 ヤフオクで手に入れたロッド式電機が到着したものの、試運転のみに終わった本日です。 非対称系のこの電機、写真はいずれ載せましょう。

 (と言うことで到着仕立ての電機を追記しました。)

Dc022511 前後の従輪の数が違いますし、パンタグラフの位置も片側に寄っているのも興味深いものがあります。実物は車体内の主電動機につながるクランクからのロッドで下部クランクを回転し、更に横方向の主連棒を介して動輪を動かしています。(追記終わり)

 そういえばロッドを持っている電機やディーゼル機に反応してしまうのは、汽車ぽっぽ好きから来ることのようです。ライブスチームお仲間のH先生から調査を命ぜられた銀座伏魔殿のOゲージ米国DLもロッド式でしたが、既に売却済みで残念でした。 一般的にはハリボテのロッド式機関車模型をその複雑な内部構造を同じように再現したものが登場すると大騒ぎになりそうです。 その昔は全軸駆動するための構造を作るのが技術的に困難だったので電気機関車本体に大型電動機を乗せてロッドで全軸に伝えていたのです。 碓氷峠のアプト式電機にもあったと思います。

Dc111217  有煙化を図っている我がNゲージレイアウトにも何故かロッド式電機が数台おります。 これは有名なスイス国鉄クロコダイルです。主電動機の力がロッド経由で動輪に伝わりますが、力強い姿はこけ脅しではなくて当時はこの方式が力を出すための精一杯の姿だったのです。実物は強力な電気機関車です。急カーブの山岳線を走るように連節式になっているのも特徴です。

The axle drive shaft on the Gotthard rail engine is powered by four 3,640 hp electric motors, nested in two mobile transmission units.

なんて書いたものがありました。

ロッドがグルグルと回る様は蒸気機関車を見ているような気がします。我ながら必死に働いている感のあるロッドを持つ蒸気機関車が更に好きなのですね。(苦笑)

変わり種の電機が来たせいなのかこのような話に脱線してしまいました。運動したせいか眠くて眠くて・・・・・


休日を満喫

2010年02月22日 20時38分33秒 | からくり情報

 週末の遊びがたたったのかさっぱり書く元気が出ません。 ちょこっと運動したら元気が戻りかけたので盛り沢山にまとめてしまいました。(汗)

土曜日は酔考さんと花見でありました。昨年に引き続いて松田のお山に河津櫻と7.5インチシェイの見学。その後、麓の古い酒蔵で燃料を入れたせいか平成の小田原攻めとなり、21時頃の帰宅となりましたが、「佐賀のがばいばあちゃん2」は、しっかり見ましたが、そのまま沈没、でも録画があるから再度見るつもりです。

Dc022136 もう五分咲きです。この週末が見頃でしょう。

Dc022112 この季節は櫻のトンネルをくぐりながら急坂を登ります。スイッチバックがあるという面白いレイアウトです。Wさんの会社で作った機関車?

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東名松田の近くにある此の建物は「何だろー?」と長い間思っていましたが、昨年疑問が氷解し、それがこの地です。 秋はハーブとミカン、たまに訪れる場所になりました。

Dc022165 小田原・松原神社に参拝し、旅の安全を祈念した上で小田原城へ突入し、無事帰り着きました。(笑)

そして、日曜日は吉祥寺北裏鐡道運転会でしたが、こんなものが運転されたので汽車ぽっぽの撮影はそっちのけとなってしまいました。 自分の汽車すら写さなかったので運転会は別途報告です。

Dc022168 ズーッと保管されていた4馬力の石油発動機です。オーナーは冷却のための湯溜まりで茹で卵を作ったことがあるそうです。発電機が不調で残念ながらプラグの放電がなかったようです。いつの日か復活することと思います。

Dc022174 こちらは大変綺麗に整備された石油発動機です。上のものの出力の半分、二馬力のエンジンです。

驚いたことに動くのです。オーナーのSさんが丹精込めて復活されたそうです。

Dc022181ご覧の通りゆっくりと回転します。1200rpmが最高速度とのことですが、600回転ほどで心地よい排気音を立てながら回っていました。時々クランクケースを開けて左右に動くクランクシャフトや発電機用ギアに潤滑油を垂らすというPL法など何のそののノスタルジックなエンジンです。

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起動時の燃料はガソリン、気筒が温まると灯油に切り替えます。 昔は多くの農家にあった機械ですが、今や貴重品となりました。 昭和20年代のこの発動機は日本復興の産業記念物でしょう。 エンジンのメーカーは今も残っているクボタ、こんなものを作っていたのですね。

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以前、このブログで石油発動機のことを書いていましたが、本物を見たのは数十年ぶりでした。目の保養が出来て満足です。Sさんありがとうございました。

中学校の技術家庭の実技試験はこの発動機を起動することだったのを思い出しました。スクター(ラビット?)の分解も教わりました。

もちろん運転会も大盛況でしたが、写真が一枚もありません。事務局長さんから拝借し別途まとめます。


あ、お日様だ

2010年02月19日 13時00分37秒 | 佐賀のこと

 「帝釈天で産湯を使い・・・」というのは映画寅さんに出てくる名文句でありますが、さしづめ「高橋川で産湯を使い・・・」というのは私のことでありましょう。 というのも佐賀県武雄市の高橋(朝日)川の源流になる川の近辺を使って撮られたのが前作「佐賀のがばいばあちゃん」でありました。2月13日(土)の再放送を見てそんなことを考えていました。

 で、その佐賀のがばいばあちゃん2」の放映はいよいよ明日8CH 21時になりました。忘れないように今録画をセットしました。明日は酔考さんとのミニ修学旅行なので時間までに戻ることが出来るとは思うのですけど。酔考、酔磚の二人連れでは名前の通りちと不安です。(笑)  いつもホロリとさせてくれるこのシリーズに興味ある方はどうぞご視聴をお願いします。

さて、暖冬予想とは違って雪降りの多い東京です。 日の光を見るのは数日ぶりだったので気になっていたミニ農園の収穫をやっておきました。

Dc021906  

ミニ大根がこれだけでした。それ以外は採り残したものを無理矢理並べましたが、何かに使えることでしょう。種蒔きが遅くなったものの一冬越してくれたようです。辛みが強いかも知れませんが、食卓に並べるのが楽しみです。 収穫を終えた菜園を耕し、そのついでにあちこちの枯れ枝を取り去って作業終了です。まあ程々の運動になりました。

カミさんは外出してしまったのでこれから一人昼食ですが、さて何を食べようかと思案中です。面倒くさいから近所に出かけようかとも思いますが、お昼時は意外に混んでいるのです。  あ、一時だ、出かけよう。


レイアウトの春は?

2010年02月17日 23時04分43秒 | からくり情報

 今日は仕事で来客があり、外出もままならない日でした。午後一杯は資料と睨めっことなり、問題点を2,3点発見したので直ちにアクションをとって解決点に向かわせました。 といえば格好いいのですが、私の注意不足で発生した問題だったので怖い弊社の社長からの叱責には返す言葉がありません。(苦笑)

 密度薄い仕事は飽きてしまいがちでつい力を抜いてしまうのですが、そのタイミングにたいてい問題が発生というか埋め込まれてしまいます。 プリウスのバグのようですね。他人様の悪口は言えないものです。(苦笑)

忙中閑あり(笑) お昼のタイミングにすっと抜け出し、やりかけていた四両編成の列車への電灯装着を終了させて、しばらく走らせていました。この寒い部屋では凍えそうでレイアウトには全く手を着ける気が起きません。 始めの室温3度から6度に上がる頃に退散してしまいました。

Dc021711   なかなか進まないレイアウト模様ですが、現在三列車が勝手に動いています。いずれも流れている列車ばかりですが、手前は自動往復運転中の富山市LRT黄色のガスエレクトリックカーは、ATC付き線路を単機で走っています。この路線にはあと二列車入れても衝突せずに走ります。というかそれくらいがデッドロックを起こさない実用限界です。 山腹を走る東独ディーゼル編成が室内灯を入れ終わったものです。よく見ると二重ループ線になっているルートが此のレイアウトのオリジナルな線路構成です。

この光景に持って行くのに二年以上経過しましたが、ダラダラやっている成果でしょう。 今年は運転を楽しむ状態へ一気に走ろうと思っています。

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オリジナルと全く変わってしまったのが鐡道官舎跡地に作った池とその周辺の林です。此の寒さでは水遊びをする気は起きませんが、いずれ山から流れる渓流に釣り人が屯するはずです。テントも一張り残されたままです。

この寒い部屋で足踏みしながら電気の灯った列車の動きを眺めていました。ボーッとしていると寒くて凍死しそうなので此処で中断。

時間です! 暖かいけど厳しい仕事の待っている事務室に戻りました。一瞬の春の夜の夢の時間でした。 こんな具合なのでお披露目にはまだしばらくかかりそうです。(ペコリ)


春よ来い

2010年02月16日 13時59分20秒 | 偶成

 寒い! 外出する家人と一緒に家を出たのですが、手袋やら着ているものが薄いのでさして用のなかった私だけ帰宅し体制を整えています。暖冬と云われていたのにもかかわらずどうやら寒い年のようですね。 その事実として蛙にお目にかかりません。 昨年の記録や写真では2月15日には既に現れていたのですが、この寒さ続きでまだ寝ているようです。温暖化と云いつつ景気が冷え込んでいるので暖かくなるのはもっと先かも知れません。そのせいか懐も暖かくなりません。(汗)

Dc021513 これは去年の同じ時期の蛙です。いつ現れるのか楽しみです。

Homepageに日記を始めてみましたが、まだ書くネタがないので形を作っただけです。昨年以前の農作業を読むと私自身には結構参考になります。今年のあれこれを書き貯めるように頑張ろうと思います。しかしながら古い記事にはすっかり忘れてしまったことも沢山ありました。 我が家のこのところの春の便りは、蕗の薹と木瓜の花です。チューリップの芽がちょっとだけ出てきました。

早く暖かくならないかと思う今日この頃ですが、今夕から明日に掛けて雪模様とか。菜園に最後まで残してある大根が気になります。

さて、出かけることとします。


ちょっと一服

2010年02月15日 15時33分29秒 | 偶成

 昨日の天気から一転し寒い雨に変わりました。 外に出かけるのを止めて午前中から資料作り、とにかく上司?の指摘が色々あり、これでいいとやっと認められました。(苦笑) 以前から作らねばと思っていた資料ですが、何かきっかけがないとやらないのは仕事に甘えがあるからでしょう。(といつも指摘されています。) 会社での仕事と違うところがその辺ですね。

 とはいえ昨日腹一杯遊んだので今日は仕事が苦にならないのは不思議です。 リセットしておくことは大切だと現役時代を含めて感じていましたが、思わぬタイミングでその効用にあずかっています。今日はズーッと根を詰めていましたが、さすがにくたびれたのでそろそろ気分転換です。 お昼は餅を焼いて済ましたので夕食に期待したいところであります。が・・・・

皆さんの昨日のリセットはいかがでしたか? バレンタインデーということに今日気が付いたのですが、既に時効だそうです。娘から一個貰ったのでよしとします。(苦笑)

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そろそろ木瓜の花が開いてきました。そういえば我が家で一番先の春の訪れはこの花からです。そして蜻蛉池の蛙達。昨年は2月15日には現れていたようですが、さて今年はどうでしょうか。あとで見ておこう。


汽車ポッポ三昧

2010年02月14日 22時46分30秒 | からくり情報

 昨日は倅が現れて家人に料理を教わっていました。最近時折現れては無料の料理教室に入っていますが、共稼ぎの身としては当たり前かも知れません。自分の時代には思いもよらなかったことですが、私自身を振り返ると自分のことは自分でやる習慣を常識として身につけるのは大切なことだと思います。頑張れと近寄らずに見ています。(笑)

 ところで今日は汽車ポッポ仲間、いやからくり仲間のけいじさんから誘われて5インチ(127mm)ゲージ蒸気機関車の運転会に八王子まで出かけてきました。広い敷地に敷かれたスプリングポイントを利用した二重ループの長いルートは素晴らしいものでした。このような線路を個人で敷設するのは不可能ですが、共用できる施設や公的な場所があればいいだろうなぁーと夢想します。現時点でライブスチーム運転会に集まる人は核になり得る人物が多いようです。その人達を中心に様々な企画をすることでライブスチームの裾野も拡がるだろうなと思った次第です。45mmも含めてメーカサイドの奮起も期待したいのですが・・・・ 突然お伺いした運転会ですが、温かく迎えて貰ったこととYLSCなどで旧知の方にもお目にかかれたので驚きました。これだからこの集まりは止められません。ご案内いただいた けいじさん、そして皆さんどうもありがとうございました。

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あちらこちらで噴き上がる安全弁からの蒸気、石炭の匂いに囲まれて満足でした。子供の頃の佐世保線を彷彿とさせる雰囲気と匂いです。(笑)

Dc021403 知る人ぞ知るK田さんの電車を運転させていただきました。なかなか好調、家の周囲に線路があればと思った一瞬でありますが、くわばらくわばらと思ったのも事実。ありがとうございました。(汗)

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この電車の収納方法を見てあっと驚きました。素晴らしい。

Dc021449 ギャラリーで来ていた方のお子さんがポーズをとらされていましたが、安全弁の噴き出しにこの状態で固まってしまいました。それでも泣かなかったのはえらいえらい。降りてから「怖かった」の一言。大人でもびっくりするのですが、君は強いよ。(笑)

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今日のきっかけとなったSさんのパワフルで安定した機関車です。何度も周回同乗させていただきました。ありがとうございました。また来週お目にかかりたいと思います。

この後、この近くで開催されていたラージスケール電動運転会にも乱入し、楽しませて貰いました。 日常を忘れる一日ですっかりリセットできたようです。

こんな趣味三昧、とても贅沢な時間だと思いました。けいじさんありがとうございました。


日本の悩み?

2010年02月12日 11時58分02秒 | からくり情報

 雪が積もらずによかったという今朝でした。小雪がまだ舞って結構冷え込んでいます。 湿度が高くて低温というこの条件だと蒸気機関車の煙は最高だろうなとよからぬことを考えてしまいます。自分の吐く息を煙に見立ててシュッポシュッポと子供の頃のようにやってしまいました。 いまの子供達には分からない遊びでしょう。

この吐く白い息を見ながら夢想したことを書き連ねてみました。

 蒸気機関車はその非効率さゆえにディーゼルや電機へ移行したと我が国では軽くあしらわれてきました。私もそんなものかと思っていたのですが、蒸気で動く模型・ライブスチームを楽しむようになり、その技術史を探っていると教わったような単純なことではなさそうです。

 技術が完成の域に達すると新たな技術が生まれると云われますが、その実は、完成レベルに至るまでの技術を積み上げる過程で会得したノウハウが新たなものを産み出すということのようですね。 その観点で眺めると日本の技術は果たして次を産み出し得るだろうかとちと心配な最近です。顕著な例としてインターネットを支えるTCP/IPなどの基盤ソフトウェアを創る人が激減していることです。知っている人、使う人は沢山いるのですが、手を染めている人は稀なのです・・・

と遁世人が云っても仕方ありませんので汽車ぽっぽの歴史を斉藤晃氏の本(蒸気機関車200年史等)を楽しく紐解いてみると驚愕すべき技術競争の連続です。(以下の蘊蓄は、この本から貰いました。) 

 特に欧州でのそれは凄ましい。いい意味での切磋琢磨の結果、お国柄というべき蒸気機関車を産み出しています。これはライブスチームをやっていなければ全く気が付かなかったことでした。技術の頂点の一つが英国型蒸気機関車であり、もう一方が意外なことに仏蘭西の蒸気機関車です。新幹線を抜く驚愕の速度でTGVを運行しているのはここに原点があるのだと思います。 独逸はその中間でしょうか。独逸の技術をベースとした鐡道省・国鉄は独占企業体ということもあってほぼ同じ設計思想で機関車を作って来たことを客観的に理解出来ました。 私が日本型蒸気機関車の構造をワンパターンだなと思ってしまうのはここから来ているようです。JR東日本は現在もDBと親しいと思います。

よく知られている蒸気機関車の速度の世界最高記録は三気筒英国A4型マラード号で202.7km/hです。当方で組み立てた四気筒Duchessの実機はいきなり183.4km/hを出した記録もあり多士済済の機関車群には技術の厚みを感じます。そして英国民の機関車好きにも納得です。

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終焉期の仏蘭西の蒸気機関車は、コンパウンドエキスパンションエンジン(複式蒸気機関)を備え史上最高の経済効率を達成しています。見かけは148噸4-8-4の構成であるものの、出力は5500馬力となり、米国の200噸級機関車に引けをとらない水準とか。 要素技術は、シャプロンが札付き不調機関車に施した蒸気通路の抵抗軽減、過熱温度上昇、キルシャップ排気装置装着 にあります。それに給水温め器。 これで出力を3000馬力に倍増したので俗にシャプロン・マジックと云われているそうです。

160噸程度?の日本のC62(4-6-4)の出力は、確か1650馬力ほど、標準軌と狭軌の違いはあるものの驚くべき出力差です。必要なかったといえばそれまでですが進化を止めていたせいだと思えてなりません。

 日本で終焉期に採られたのは排気装置にギースル・エゼクターをオーストリアから導入したことです。 ここにも自主開発の態度はなかったようです。 9600型機関車の煙室を大型化し4-8-0構成にし、キルシャップ排気装置にダブルブラストとして延命化を図れなかったかと思うと楽しくなります。基本設計が違うので難しいとは思いますけどね。

対極にある亜米利加ではそのお国柄なりの発展を続け、その結論はBigboyに代表される巨大な強力機関車を生み出しています。機関車製造に付随する技術も自動車産業とも相まって当時としては素晴らしいものを多数持っています。日本の蒸気機関車は最後までローラベアリングやボールベアリングを使っていなかったのだと驚いたのもこの趣味のおかげです。 そしてシリンダと主台枠の一体鋳造もまず日本では出来なかった技術だと思いました。姿形だけでなくその構造やからくりに目を向けると意外な発見が出来るのが何よりです。

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この蒸気機関車発展のプロセスと同等のことを経験させ育むことがこの先の日本に欠かせない姿勢であるだろうなとボンヤリ考える最近です。 先日の仕分けと違いどの國も世界一を目指して頑張ってきたのです。 手を抜いてはいけません。 目先のことを程々にやることが 「匠の呪縛」にいう日本の弱点は、「理論」、「システム」、「ソフトウェア」 と云われるようになった所以かなと、たかが汽車ポッポで悩むことから至り着きました。


プリンタ復活

2010年02月11日 11時07分21秒 | コンピュータ

 事務処理の一番ピークなこの時期にメインプリンタが不調になりました。相談している税理士氏向けの印刷処理が終わったタイミングでEPSONに相談するとドアツードアサービスがあるとのことです。事務処理の谷間のこの時期に修理に出すことにしました。 まあ、いざとなればFAXをプリンタ代わりだと思ったのですが、杞憂に終わりました。

 嬉しいことに四日間で修理を終えて戻ってきたので一安心です。今朝再セットして無事元の状態に復活しました。修理内容や事後の注意点など細やかに付加されており、これなら安心して利用できます。 EPSONさん なかなかやりますね。 これまではプリンタ性能の発展途上にあったので不調になると機種アップしてきたのですが、程々の機能になって来たこれからは修理を利用して延命を図るのが正しい使い方のようです。 細やかな顧客サービスは、これからの本命事業かも知れません。併せて輸送事業者との連携も欠かせないようです。 だいぶ前はパソコンを抱えてあちこち受付窓口を探し回ったことを思い出しました。 時代は変わりましたね。 囲い込まれたことを意識しつつ次もまたEPSONだろうなと思ったところです。 この切り崩しにはどのような手を打てばいいのだろうとライバルメーカーの打つ手も気になります。

午後は雨か雪予報の寒い建国記念日、さて本日の予定は何だったかこれから決めることとします。Dc020508

このようなお天気だったらよかったのにと思いながら今のところ家で縮こまっています。  余談ですが、経堂からも新宿のビル群はこのように見えるのです。