久々のライブスチーム運転会です。50%の降雨予報がいつの間にか雨無しになってハッピーでした。今日は自衛隊観閲式の予行演習日とかで、会場に近い吉祥寺上空にはF4ファントムの編隊が数回飛行してきました。圧巻はUS-1A飛行艇の三機編隊が運転会上空を通過、普段は編隊飛行をしない飛行艇編隊を目撃しました。2003年の観艦式で見て以来の光景です。すっかり嬉しくなりました。が、デジカメをリュックに入れたままだったので撮り損なってしまいました。(汗)
ところで、三ヶ月ぶりの運転会への参加でありましたが、課題も色々見つけました。まずはGWR Castleの走り込みが足りないこと。明らかにぎこちなさが目立ちます。四気筒なのでもっとパワーが出ていいはずなんですが、僅かな勾配と曲線の区間で止まったりゆっくりになってしまいます。加減弁の開きがどうしても大きくなりますが、Duchessの開角度はもっと小さかったはずです。そうそう本日も質問があったのですが、煙室から外側シリンダーに延びる給気管は実物同様この中の銅管で過熱蒸気をシリンダーに送っています。フレーム内の二基あるシリンダーへは煙室下部から給気しています。組み立てるのが面倒で苦心した仕掛けです。
同行したRoundhouse Katieを牽引車両として引っ張ってみると大変大きなドラフト音を出して走ったのは収穫でした。音を聞く限りではアスターの機関車の中で一番大きいのではないかというくらい響いていました。(笑) ただ、粘り強さという点では今ひとつです。神田氏から静的な走り込みをもっとやっておいた方がいいようだとのご指摘を頂戴しましたので空いた時間にはテスト台の上で回しておくことにします。
さらに、低速運転をやったせいか軸動ポンプからの水供給が不足しました。特に初回の運転ではノロノロだったものだから運転終了後のボイラーには少ししか残っていませんでした。
回転数に比例して供給水量が増える軸動ポンプなので緩急付けた運転が必須です。特にこの機関車のボイラーは水管を二本持っているので効率が高く給水には十分な注意が必要なようです。バーナーを細くして燃焼カロリーを抑制してあるのはこのボイラーに依ることのようですね。 朝入れた燃料で補給せずに動かせたのはボイラーの性能の良さから来ているようです。
この四気筒エンジンは排気が二気筒分同時に排出されるので排気音が倍増し、スケールの割に音が巨大です。それに太い煙突の直下にある排気ノズルが1本にまとめられているので噴き出しが他の機関車に比べて強いですね。これが模型としてはいい効果を出しているようです。本物では火床に穴が開くのではないかと気になります。
(この機関車のドラフト回数は二気筒に比べ多いと勘違いした記述をしていました。 くりさんからコメントを頂戴したので修正いたしました。)
二回目の運転は連続した中速運転が出来たので逆に水が入りすぎたようです。ちょうどいい給水ポイントを見つけるにはもう少し慣らし運転が必要です。 上述のように燃費は大変いいという一言に尽きます。ボイラーとバーナーが上手くマッチしているようです。これが Castle の推薦理由の一つと云えます。
この二枚を運転前に写したのですが、その後は撮ることをすっかり忘れておりました。 散漫な記録しか残っておりません。(汗)
さて、Katieですが、こちらは無事運転を終了したので完成宣言です。もっともHomepageには完成宣言してしまっております。
この機関車の動きとラジコン操作はほぼ想定通りに楽しめました。加減弁の途中に手動弁を増備してあるのでラジコン電源を切ってもその速度でゆるゆると走らせることが出来、のんびり眺められました。出力は軽い客車を牽いてのんびり走らせるには最適の程度のようです。 実は、この機関車で Castle を牽いてみましたが、動輪がロックし 牽引出来ませんでした。 動輪が回った状態だと引けるのでまたもやCastleの走り込み不足が判明、頑張ります。(汗)
Castle の走り込みに懸命だったので自分の写真も殆ど撮っていません。事務局長氏が都合で欠席されたので記念写真も含め写真もなく残念です。 ただし、今日頂戴した8月のJAMでの写真のようにアナログ版を戴ける機会があるかも知れませんが・・・・・ 写真ありがとうございました。
最後まで運転して店仕舞いがドタバタだったので指先をやけど、熱いフレームを触ったときは既に遅いのです。これは不注意。(涙)
とはいえ秋空のもとでの運転会、歓談も含めて終わりまで大いに楽しみました。北裏鐵道オーナーのTさんに感謝いたします。