ちょっと不調かなと思うのはブログなどの更新をやりたくないときです。このところ無理矢理更新しているような気分が続いているので不調。何のせいだろうと自問自答しています。世の中に暗雲が立ちこめていると感じるのは社稷を思わない政権与党のドタバタ劇のせいかなと思い、その余波が私に・・・・ なんていうことはないでしょうけど。(苦笑) やりかけた仕事を置いて九州へ行くことへの後ろめたさ?? いや、趣味を捨てていくことでしょうか(苦笑)
宿題がありまして、まだラジコン機関車が本格稼働していないことです。机上での調整にとどまっていますが、前オーナのその後のお話では前進後進の設定を前進に重きを置いたアンバラにした方が楽しめるとのことでした。とりあえず前後対称に設定しました。 デジタル送信機の細かな設定法も教えてもらい、最近の新兵器の便利さに驚いています。時間を見て庭に出そうと思いながら暑さと用事の板挟みで準備万端整いつつも後回しにになっています。真面目なラジコンの一号機なので動かすのがとても楽しみです。強制的に回しての動作確認は終えているのですが、あと一歩を踏み出していません。
ライブスチームのラジコン化は、これが初めてではないのですが、20年ほど前の話なのでやっていないのも同然です。当時チャレンジしたのは歯車機関車のCLIMAXです。これは今も健在で機嫌がいいと元気よく走ってくれます。ガスバーナーの燃焼が難しいのが玉に瑕ですが、それもまた楽しみです。
吉祥寺北裏鐵道の前レイアウトにデビューさせた5,6年前の写真がありました。
作ったのは昭和57年、生活に追われて途中10年近く寝ていたのを復活させたので給水チューブなどは色違いのシリコンになってしまいました。
ラジコン化は右側の逆転機をサーボにつないだだけです。中央の加減弁を適当に開き、逆転弁を前後させて前後と速度をカットオフ具合でコントロールするという最も単純な方法です。使用したRCシステムがアナログ40Mhzなので運転中ふらふらしてしまいます。物陰や人が横切ると動きが狂います。 と云う代物ですが結局自分で走り回って制御する方がいいやと思って手動に戻した時期もありました。
この機関車のあらましはHomepageに書いていますが、ついでにこの歯車機関車のからくりをご紹介しておきます。
ピストンからの回転軸は車体を左右に横断していますが、その動きを前後の動輪に伝えるために自動車と同じセンターシャフトが走っています。これがその直交変換をする歯車です。その手前はスチブンソン弁の偏心カムです。大きな傘歯車は注水ポンプを駆動するためのものです。
が、部分的に載せても何のことかになりますので大局観を持っていただくためにこちらです。
ピストンとセンターシャフトの関係が分かると思います。 手回しで調べたらギア比は1:2.7程度でした。このような複雑な機関車であっても30年近く経っても元気に動くのだからコストパフォーマンスはなかなかであると一人自画自賛しています。(苦笑) この当時のアスターホビーの製品は実によく考えられていたと思います。現在ではあのコストでは出すことは無理と思います。
ガスバーナーに点火中です。一番気を使う場面です。
このような機関車が私のライブスチームの原点なので貴婦人とかデゴイチとか聞かされてもとんと反応しないのは当然かも知れません。子供の頃は周囲は蒸気機関車だらけだったので並の機関車には反応しなかったのかも知れません。最近は技術的にトップレベルである英國型機関車に魅力を感じています。四気筒、三気筒のメカニズム、よく考え出したものです。世界最高速度記録も英國が持ってます。蒸機趣味はその原点の英國型に至り着くのでしょうか? 当初は良くても技術仕様書で規格を制定すると次の段階では進化がそこで停滞するのでしょうね。 何だか経験したことのある世界です。(苦笑)
趣味と云っても人それぞれ違うのでシュッポ好きと十把一絡げされても困ってしまうのです。(笑)
ラジコンのことから違う方向へ脱線してしまいましたが、好きなことを書いているとちと気分がすっとしました。