やっと日曜日という感ありの一週間でした。昨日は身内の嬉しい話でドタバタしておりましたが、ホッとしたところです。仕事の課題は当面続きそうな情勢です。頭は痛いのものの一つずつ解決していく外なさそうです。
宿題を忘れるためのブログ書き と云う心境です。(汗)
その延長で運転室紹介の続きです。何にしようかなと思いましたが、20数年ぶりにライブスチームを再開するきっかけとなった国鉄九州型9600を採り上げてみました。この機関車はライブスチームとしての機能がほぼ盛り込まれている機関車でアスターの傑作機の一つだと思います。運転までのプロセスの楽しみといったん走り出したら車体に似合わぬ牽引力があってバランス良く設計されている機関車です。私のもので国鉄二軸貨車24両。知人の機関車は42両牽いたとのことでした。
「あ、この機関車は見たことある。」と思い出される方も多いと思います。私の場合は長崎本線・佐賀駅の転車台のあった近辺や唐津線方面でよく見かけました。筑豊にも沢山いたようです。 ところが当時は実物には殆ど興味なかったので記憶も曖昧です。 こんな潜在感がこの機関車を作りことになった原動力だったかも知れません。その作成過程や構造はこちらをご覧下さい。ボイラー構造はこちらです。
さて肝心の運転室ですが、次のような姿です。
目立っているのは中央下部の火室扉です。これは下開きに開けることが出来内部のバーナーに直接点火できるのでスタートが楽です。圧力計の隣がアクセルである加減弁その右のピンの付いたダイヤルが通風弁、その下の波付きの細長いものは汽笛を鳴らす汽笛弁です。
圧力計下の円盤が前進後進・蒸気供給タイミングを調整する逆転弁、その下にちょっと見えている穴付きの金属板がドレイン弁レバーです。発車の際にシリンダーに溜まった凝結水を排除する弁の開閉をするものです。実車が発車する際に蒸気が左右に噴き出しているのはこの弁を操作しているからです。 このようにほぼ全機能を備えているこのライブスチームは捨てがたい逸品です。欠点はボイラーの水を抜くための排水弁がないことです。運転が終わると安全弁を外し逆さまにしてお湯を出さなければなりません。これは苦しい。(汗)
ついでですけど組み立て途中の写真を見つけたので参考までに載せました。
右端にピンぼけて写っている出っ張りは、水圧ポンプにつながる給水弁です。もちろん軸動ポンプで運転中でもボイラーに給水は続けられています。
こんなところでしょうか?気が付いたら追記しておきます。写真の使い回しをしているようだなとちと気が咎めていますが、御容赦下さい。