からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

忘れかけた熱機関

2013年02月27日 11時10分48秒 | からくり情報

このところ乾燥した晴天が続いていましたが、今日はおしめりの日、寒いですけど空気が柔らかく感じられます。吐く息が真っ白でこんな日のライブスチーム運転は楽しいだろうなと思います。蒸気機関車の真似をしながら小学校へ通った頃をふと思い出しました。今の子供達が歳をとってもそんな連想はできないでしょう。とちょっと寂しくなります。

C12_9 1999年3月に真岡鐵道・益子駅で撮った写真です。豪快な雰囲気は雨模様ならではです。まだまだ走ると思いますが、見たことのない方は都心から近い真岡鐵道へ是非ともどうぞ。(^0^)

さて、本日は娘の娘、一番目の孫の初節句を祝って先方のご両親を含めた会食会です。日曜日は伜のところでしたので連チャンです。お祝い事は続いても気分いいものです。

蒸機が出たついでに最近お蔵入り気味のものが蒸気模型達です。定置式蒸気機関模型と応用品とでも云うのでしょう。「蒸気機関模型」と検索してもなかなか目的のものが見つかりません。オークションで出す側、探す側ともに混乱しているようです。それはさておき、思い出した幾つか再掲?してみました。 ライブスチームと違い動かすのは簡単ですけど震災以来未整理となり敬遠してしまいました。Homepageに毛色違いのライブスチームというタイトルで似たようなことを書いていました。 焼き直しの内容と写真が多いのですけど思い浮かんだことをメモしておきます。

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外せないのはこの30数年もののスチームロードローラーです。娘や息子が跨がって遊んでいましたが、いまだに動きます。孫が遊べるようになったら出してもいいなという息の長い玩具です。それにしても独逸玩具の凄いところです。そしてまだ現行品として販売されているのにも二度驚きます。燃料は固形燃料、室内で動かしても廃水や油が漏れないようになっています。

Dc013128 これも上と同じメーカから出ている気に入っている蒸気消防車です。偶然手元に来ました。消防ポンプが付いているので消火用の水を飛ばすことができます。あまり出さないこともあって綺麗な状態です。

Dscn0513 最近転がり込んだ首振りエンジン二つですけどまだ動かしていません。エアで回るので蒸気でも大丈夫でしょう。ところが、肝心の蒸気供給が手持ちのボイラーが震災で破損したので休止しています。先日やっと修理したのでそのうちにと思っています。

Dc011215 このボイラーの蒸気配管口が折れてしまいました。ここから蒸気を取り出せば上の機関達も動くと思います。息でも回る程度なので低圧蒸気であっても大丈夫と思っています。

Dscn3711 こんなものもありますが、エアで回しただけで、火入れしていません。角度可変のV型エンジンに興味を持ちましたが、弁装置が変化しないので多分効率の変化はなさそうです。

これ以外にもボイラー不要の熱機関が幾つかありました。同じ学研の大人の科学シリーズでは真空エンジンがありました。その後本格的なものも入手。犬も歩けば棒にあたるの例え通りオークションで偶然ぶち当たりました。

Dscn8370 これが真空エンジン、アルコールランプの炎を吸い込んでポコポコと異様な音を立てて動きます。眺めて楽しむ程度ですけど。

極めつけはスターリングエンジンですが、このところ完全にお休みでお恥ずかしい次第です。(ペコリ)何とかしなければいけません。

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ここに書いたことで色々なものの復活気分が高まっているような気分。あと一息かなぁー。(^0^;)

ネタ掘り起こして無理に書いた気分です。お粗末さま。


そろそろKingを思い出して

2013年02月25日 18時18分59秒 | からくり情報

 寒い一日でした。打ち合わせが終わったのが16時過ぎ、暖まろうとお風呂に湯を張り始めて一服しています。パソコン内の写真をパラパラとめくっていて思い出したのがGWR King George V の整備です。 二年前に着手した途端に震災が起きて修理台から転がり落ちる被害を受けて、その後やる気が失せてしまいました。 先日、アスターホビーを訪問しこの機関車部品を探してもらったところ見事に発見。やる気が出て来ました。

Dscn9412 この機関車は作成後20年以上放置されていたせいで油が黄色く回っています。更に、ランボード横の細い飾り板が至る所で剥がれています。これを元通りにするのが意外に難物と思っていたのですが、左右ともに新品を入手することが出来たのでラッキーでした。
シリンダー弁室先端から延びる軸は内側シリンダーの弁装置を作動するリンクです。弁を動かす装置は実機と同様に主台枠内に偏心カムがあります。

Dscn9400

もう一箇所の不備は赤い逆転機左に上下を結んだ汽笛管用銅管の配置が拙くてこのままでは後進フルギアに入りません。取り外して曲げ直しが必要なのですが、古い銅管は固いのでいやだなと思っていました。焼き鈍せばいいのですが、或いはと思い聞いてみたらこれも新品で入手しました。柔らかくて加工も簡単です。

ちなみにこの運転室機能は排水弁を除きほぼ装備されています。ボイラーがC型になっているのは意外でした。この頃からボイラー簡易化が動き出していたのですね。この写真で気が付いたのですが、水位計の径が最近のものと違い細長い特殊なもののようです。 これも入手しておくかなぁー。これまで破損したことは一度も無いのですが、予備がないとなると心配です。(^0^;)

どこまで分解するかまだ決めかねていますがとりあえず運転室を外すことから始まるでしょう。

Dscn9406 煙室は一度も運転していないようで真っ白ですが、ウール材が膨らんでいるようなので取り替えるつもりです。最前部の真鍮管は潤滑油タンクという変わった構造です。焼けないかと心配ですが、防熱してあるような気もします。

Dscn9402 もう一箇所いい加減な組立がこれ、逆転棒がネームプレートの前方にあります。本来はプレートの裏ですが、適当に組み立てられたことが伝わってきます。(笑)
既にこの状態のまま修理してしまった前進フルギア不備もありますが、こんな状況を見ると全分解する方がいいのかなぁと考えてしまいます。

自分で組み上げると機関車の長所や欠点も見えるのでやってみたいと思うのですが、整備場所と連続時間が欲しいのでそのための工夫を今一つ頑張ってからやるのがいいかも知れません。

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なかなか素敵な機関車なので復元しておきたいと思っています。四気筒の強力な機関車であるのも魅力ですから尚更です。

Dscn9410 何回か登場させた写真と思いますが、最後は全体像をご紹介いたします。

手がちょっと空いたので急いで作成。あとで見直しておきます。


レンズの新入生

2013年02月25日 10時24分43秒 | からくり情報

東京はお天気はいいものの寒い朝です。今日から月曜日、年度末も近いとあって忙しい方も多いことと思います。当方も何だか慌ただしい週明けです。一仕事終えたので走り書きしておきます。

一昨日昨日とドタバタしていました。昨日は五ヶ月になった伜の娘の初節句のお祝いで先方のご両親を含めて会食会でした。産まれた頃と違いしっかりしてきた二番目の孫に目を細めてきました。この感覚を爺馬鹿というのでしょう。何はともあれすくすくと育って欲しいものです。(^0^;)

そして一昨日の土曜日は、気になって仕方なかった銀座松屋の中古カメラ市を見学してきました。見学ですぞ。 のつもりでありましたが、早田カメラで早田さんにこれとレンズを指さし気が付いたらこの通りになっておりました。(^0^;)

Dscn2108 RICOH GXR+MOUNT A12 に見事に装着出来ました。当たり前ですが、ご存じない方には40年前のレンズが現代デジカメにぴたっと付くので魔法のようだと思われそうです。 とは自惚れ?

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往年の名機であるMinolta CLE向けに出された M-Rokkor 28mm/f2.8 です。 曇っているものが多い中綺麗なレンズです。フードもピカピカ。 見ているうちに伝票が作られていたのです。(^0^;)
以前から気になるレンズでしたが、偶然出会ったという感があります。グッとまけてもらったのでニッコリしました。

早速撮影出来るのが、デジカメのいいところです。APS素子なので35mmレンズの1.5倍の焦点距離なので使い道がありそうです。
銀座の裏通りが初ショットです。

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(M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
歩行者天国で賑わう銀座も一筋はいるとこんな具合です。

そして、数寄屋橋交差点で何枚か写して帰宅しました。

R0012351 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f2.8)
開放の写真です。

R0012353 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
最近常用のf4です。

R0012354 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f5.6)
安定していると思われるf5.6。まだ比べると云うよりも記録として写しただけです。

R0012359 (M-Rokkor 28mm/f2.8 f4)
そろそろ膨らんできた木瓜の蕾です。このレンズの最近接は 80cm でした。デジカメレンズとしてはちと物足りません。MinoltaのレンズをGXRに付けて使うのは確か初めてです。全体として地味な発色に感じますが、撮影条件がこれまでと違っていたとは思いませんけど、もう少し使ってみなければ。

今回の写り具合をみて使い方を考えていくこととします。

レンズを色々減らしているつもりですが、その一方で入って来るゼロサムゲームが続きます。(^0^;)
とりあえずは四の五の言わずに好きなものを充実させていこうと思います。

さてお仕事再開です。


松田の河津桜偵察へ

2013年02月23日 10時11分57秒 | からくり情報

 お天気はいいものの寒い日が続いています。どうやらそのせいで各地の花便りも遅れ気味のようです。先日は水戸の偕楽園も梅祭と花との同期がズレて困った と云う報道がありました。
最近毎年楽しみなのは神奈川県松田町の河津櫻です。この地でも2月8日から櫻まつりが始まっていたのでもうそろそろいいだろうと酔考さんから依頼されたわけではありませんが、昨日偵察に行ったのですが・・・(^0^;)

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(P310)
お祭りまっただ中のはずなのにこの程度です。昨年も行ったのでアルバムを紐解くとこれが出て来ました。

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(P6000)
2012.3.15 の記録でした。ほぼ同じポイントでの写真です。昨年も一ヶ月遅れて咲いたようです。これでも満開にはほど遠い。 と云うことは3月10日に祭が終わったあとが見頃になりそうですね。

昨年は四月まで花があったとのことでしたので予定は完全に組み直しです。

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この写真は2009年2月18日の記録でした。このイメージで行ったのに大狂いです。

過去はともかく現時点で咲いている花を撮りながら下山。おっとその前に閑散としていたお山の鉄道に飛び乗ることが出来たので一周してきました。休日はライブスチームのSHAYですが、平日は新幹線。それでも急勾配を登るための特別仕様のようです。 この鉄道、途中に二箇所のスイッチバックがあり機関庫のある丘はリバース線になっているので方向転換せずに出発点に戻るという凝った線路です。7インチ半かなぁー?

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(P6000)
これは2009年に写していたお山の鉄道のSHAYです。ワダワークスで作ったらしい噂。素晴らしい機関車です。しかも松田町の山の中を走っている。まだ知られていませんよね。これは後日のお楽しみです。

この日の花見は無駄足だったような気がしますが。咲いているものを幾つか撮ることでストレス解消いたしました。

R0012323(RICOH GXR+MOUNT A12 DRSummicron 5cm/f2 f4)
一番上の菜の花はご覧の通りです。下の方はまだまだでした。

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(DRSummicron 5cm/f2 f4)
Summicronの写りはデジタルであってもなかなかいい雰囲気を切り取ってくれます。これだけ見ると結構な花見に行ったと思われますけど。(^0^;)

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(DRSummicron 5cm/f2 f2 近接)
水仙が今を盛りに咲いています。 

R0012326

(DRSummicron 5cm/f2 f4)
やっと一花見つけました。風に揺られてピントが定まりません。

Dscn2102 (P310)
いつもの中澤酒造。奥様の説明で数本試飲させてもらい、気に入った二本をリュックに詰めました。ここの 松美酉 は、私の地元で売られていたのですが、経堂駅の改装後店頭に並ばなくなりました。やや遠い地元ですが、沿線のお酒は並べて欲しいと思います。> 小田急関係者殿
ましてや経堂にある大学のOB酒蔵ですから。

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(P310)
跡継ぎの若手が数年来作ってきたというお酒も積み込みました。自分の名前だというこの酒は現地のみ、華やかでいい風味でした。

と云う何をしに行ったか分からない花見となりましたが、これもよきかなです。
蔵の奥様から町なかで一番の富士山ビューポイントを伺いましたが、この日は生憎の空模様で次の機会となりました。

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(P310)
横たわる川は酒匂川、小田原の街の側を通り相模灘に注ぎ込んでいます。 眺望も素晴らしい場所ですが、本日は下見の下見、お粗末さまでした。(^0^;)

 


さる駅前商店街

2013年02月19日 14時46分17秒 | からくり情報

 霙(あられ)の降る寒い午後になり、外出を躊躇しています。こんなときは残る仕事をクリアするのが一番かなぁー。と思いつつパソコン作業。しかしながらblogを見ると何かを書いておかねばと云う気が起きるのは病かも知れません。(^0^;)

それはともかく、ふと行きたくなるのは心和む場所、人それぞれあると思いますが、手短にはぶらり散歩です。列車の中を居間にしてボンヤリするのが一番ですが、このところの小間切れ時間ではストレスが溜まります。こんなことを考えながら先週金曜日に行ったのが東急東横線白楽駅前から始まる六角橋商店街です。古い市場の雰囲気が残る界隈にホッとするのは幼少の頃遊んだ場所の雰囲気を感じるからかも知れません。ピカピカに磨き上げられた大理石の世界はどうも苦手です。
街の変化とともに戦後の雰囲気を残す市場のような場所が消えてしまいました。日暮里渋谷では消滅、下北沢は風前の灯、下高井戸吉祥寺に残るだけかなぁー。?  そんな情勢の中で此処、六角橋商店街は貴重だと思います。RICOH GXR と P310 はいつもの通り携行。

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 これが表通り、昨年七月に最初に訪れた時は普通の街と思いました。アド街ック天国でも採り上げられたそうですが、残念ながら見ておりませんでした。

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(GXR MOUNT A12+コシナHelia15mm/f4.5)
表通りに平行する裏通りはこんな具合です。見つけた時は意外でした。

並んでいるお店もユニークというか、ほのぼの感のあるところが幾つもありました。

Cimg1741店構えは古そうですが、意外に新しいのかなぁー と云う雰囲気を感じますが、さてどうでしょうか?

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(GXR MOUNT A12+コシナHelia15mm/f4.5)
お総菜屋さんもあります。買って帰りたいのですが、散歩の途中とあってつい敬遠してしまいます。

そして見つけたのがこのアンティーク時計修理店のファイヤーキッズ。色々お話を伺うことが出来、その後何度か通うことになりました。

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30年以上使った懐中時計や高校時代に使っていた腕時計をオーバーホールしてもらいました。

伺う話もユニークなことばかり。と云うことでたまに遊びに行く場所が出来ました。(^0^;)

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(GXR+Nikkor3.5cm/f2.5 f4)
帰る時に気が付いたのですが、あのパイロットが・・・。 そう言えば店主の雰囲気を感じるのですけど。(失敬)

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(GXR+Nikkor3.5cm/f2.5 f4)
またそのうち探検に出かけたいと思います。そしてその足で横浜駅西口の鉄道模型博物館にも遠征です。

それにしても寒い日だなぁー。


久々の吉祥寺北裏鐵道運転会

2013年02月17日 18時07分40秒 | からくり情報

絶好の運転日和となりました。本日は二月の吉祥寺北裏鐵道運転会でした。機関車を持っていき真面目に運転するのは何ヶ月ぶりでしょうか?
しかも、一度も火を入れていない仏蘭西國鐵 SNCF 140C でしたから尚更です。昨年7月以来サボりにサボってしまった運転ですが、無事動いたので7ヶ月ぶりに肩の荷を下ろしたような気がします。(^0^;)

Dscn1992 運転準備完了。ブロワーを乗せて点火したところです。電池が無くなりかけていたので吸引力は今一つでしたけど1kg/cm2まで何とか上げて蒸気ブロワーに切り替えました。これで4kg//cm2程度で安全弁を噴かせて運転に入ったのですが、案の定最初は固くて動こうとはしてくれません。 ドレイン弁を開け、逆転機を前後しているうちに動く気配がしたので加減弁を大きめに開き前に押し出しました。 余談ですが、この安全弁、凄まじい噴き出しでビックリします。私だけでなくギャラリーもひいていました。(^0^)
これで無事スタート、ギクシャクした走りながら周回させておきました。しばらくすると次第に調子が上がってきたので後進も同様に走らせて全体的に馴染ませておきました。

Dscn2003 自分の機関車を運転する時はなかなか写真が撮れないものですが、とりあえず撮影。午後走らせて取り直しと思ったのですが、午後の部は燃料がバーナーに入っていきません。後日点検することで運転はこれで終了しました。残念ながらいい写真はありません。
帰宅後、図面を見るとこの燃料タンクは完全密閉型で一箇所U字に曲げた空気取り入れ管があります。どうやらこれに入れすぎた燃料が逆流し空気が入らなかった可能性が大です。この辺りをチェックいたします。

Dscn2004 ぼけぼけで流し撮りも失敗、その挽回も出来ませんでした。(^0^;)
この機関車は、排気音も大きく、安定走行をすることが分かったことは収穫です。JNR9600よりも牽引力があると聞かされております。運転室内に錘を入れましたのでパワフルな仕上がりになることを期待しています。
サイズもコンパクトで運搬の楽なライブスチームです。

(追記)
この時の動画をアップしてみました。初運転でハラハラドキドキなのであまりいい写りではありませんが、興味のある方はご覧下さい。止まりそうになったのはカーブの箇所で走行抵抗が上がったためと思われます。まだナイーブな状態のようです。二回目走行でまともに撮るつもりでしたが燃料トラブルで断念したのでこれだけしかありません。(追記終わり)

いつもより早く行ったつもりでしたが、運転開始は更に早かったようで、私の着いた頃は終わりかけた方も多々あって見学もあまり出来ないままでした。その中で珍しい機関車はこれ。

Dscn1996 T田さんのアキュCLIMAXです。シンプルながらなかなかいい走りでした。構造も簡素化の工夫がされています。これでコストダウンしているのですね。同型機を持つ私の目からもなるほどと納得。動かすだけであればこれでいいと思います。ただ、作る立場で云うと物足りないのは確かです。

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構造はお作法通りに全軸駆動の駆動軸が車体を縦断しています。

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ぶらしてしまったようですが、弁装置は中央の一個のピストンです。この動作で蒸気の給気排気を分配しています。成る程という構造で実物を摸すよりも模型化という一点を目指した設計のようです。これを玩具化と云うべきかどうか迷うところです。
安くするためにはこの様な工夫もありと考えますが、日本のさるメーカーの方のお考えはいかがでしょうか?(^0^)

普及させねばどんなにいいものを作っても無駄骨と思う最近です。好調な時こそ営業力を高めて売るものを絞り込んでいつの日か世界制覇を。 と云うわけにはいかないか。ウォークマンとipad戦争を見る思いで居りますよ。(^0^)

写真を頑張るつもりで RICOH GXRに古典レンズ数本を持っていったもののそれどころではなかった運転会でした。成果は半分でしたが、大いに楽しんできた昼間です。オーナーさんと事務局長氏、参加者の皆さんに感謝。そうそう、庭園鉄道の本をバサーッと頂戴しました。ありがとうございます。 煙室扉開閉棒がなくなってしまいましたが、また作ればいいか。
来月頑張ります。 行けるかなぁー。 


ふと思うこと

2013年02月14日 09時48分44秒 | からくり情報

 沢山のやるべきことを抱えておりながら一向に進まないのは怠慢では無く歳のせいではなかろうかと思う最近です。これが老化というものかなぁーと真剣に考えてしまうのです。10歳下のブロガーさんの模型工作活動状況を見るにつけ、私との違いに愕然とします。

長男が産まれた三十数年前は畳の上で半田鏝を使って鉄道模型用のトランジスターコントローラをさっさと作り上げていたのが夢のようです。最近は組み上がったライブスチームに火を入れて確認すればいいのにその一歩が出ない。頭の中でできない理由を色々捻りだしております。(^0^;)

Dc091304 えーと、これは作りかけの真空管アンプです。近所のアンプ屋さんで折角セットに仕立ててもらったのですが、次の一歩が出ないまま放置しています。まあこれは、剪定のやり過ぎで腱鞘炎になったせいでしたけど。そもそも腱鞘炎になるとは老化そのものです。(^0^;)

いずれにしろ、あの震災以来更に一歩踏み出すことに躊躇するようになってしまったのかと自分自身の心理状態を理解しかねてます。

この様な愚痴がこぼれる最近です。今度の日曜日は運転会ですが、まだ参加表明していないことを思い出しました。とにかく行くつもりなので今日の仕事を終えたら連絡するつもりです。

出かける前に思い浮かんだことをメモ代わりに投稿。ちと後ろ向きな朝の始まりです。(^0^;)


久し振りの蓄音機

2013年02月13日 12時20分33秒 | からくり情報

 ちょっとだけからくりらしきことを復活。と云うか昨日ボーッとしている時間ができたので久し振りに蓄音機で古い音楽を聴きました。

Dscn1956 カメラをP310にして撮りました。やっぱりこのカメラは使い易くて薄暗くてもよく写ります。

確か2000年に一次退職記念に手に入れました。梅ヶ丘にあったコレクターさんのお店でこれがぴったりだと薦められたものです。今は自由が丘にありますけどお付き合いは続いています。
使い続けて十数年、実にいい機械と思っています。収納部に入れていたレコードを適当にかけてみましたが、この程度のスリット開度でも大音響です。レコード針の拾う振動をサウンドボックスの振動板が音に変換し、その微かな音がアームや共鳴箱を通ることで拡大されるという手品にはいつも驚かされます。
実はそのからくりはまだ理解出来ていないのです。内蔵するメカニズムは分かったのですが、目に見えないものを理解するのは苦手です。(^0^;)

レコード演奏が終わると自動停止するという仕掛けもあります。演奏開始時に終了ポイントを機械的に記憶させることで終了点が違うレコードであってもちゃんと停止します。

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第一次世界大戦終了後に英國で売られていたもののようです。英國コロンビア製です。

Dscn1957 今年の世田谷ボロ市で安く入手したビクターのレコード針です。同じものが二つになったのでこれを使ってみたらこれまで使っていた最近も作られている針よりもいい音が出ます。二度と製造されない古い針ですが、たまにはいいものです。本当は竹針にしたいところですが、カッターが行方不明です?

レコード針の箱コレクターがいるそうでそのような方のおかげで高値になってしまいちと残念です。

針は念のために一面ごとに交換しています。

Dscn1953煙が目に染みる」というジャズレコードを聴き終えたところです。澄み切った音ではなく演奏者の息遣いが聞こえるような雑音混じりの音もなかなかいいものです。

しばらくの間SPレコードを集めていたのですが、管理収納場所がないので数十枚でストップしました。何事も程々が良さそうです。
ある時期落語のレコードも集め演歌で知られた桂春団治もあります。私の好きなものは三遊亭金馬の新作?「食堂車」。大酒飲みが灘の生一本を飲みたくて神戸行き特急に乗り込み、食堂車で灘の酒を飲んでいるうちにとうとう神戸まで行ってしまうと云う音楽入り落語です。もちろん戦前のものでレコード二枚組、鐵道好きには堪えられない内容です。

Dsc00041 普段は電話台になっている蓄音機、ちと可哀想ですが、居間に置かせてもらうにはいた仕方ありません。
蓄音機とは思えないシンプルな姿をしています。

この蓄音機を買ってしばらくして到来したのが、HMV120?だったか、小型の蓄音機です。このサイズは昔の家庭でお馴染みかも知れません。銘品だそうですが、箱が壊れかけていたので格安でした。もちろん修理はしておきましたから使うことは可能です。

Dscn0562 部品が無くなっていたりしているのでビンテージとは言い難いのですが、お洒落なエンジ色の箱です。音は大きな蓄音機とは比べるべくもありません。

久し振りに楽しんだ蓄音機のことをメモってみました。


連休中の真岡鐵道 with GXR

2013年02月11日 20時42分26秒 | からくり情報

 今日は建国記念日、もとの紀元節です。神代の昔、神武天皇が即位したという日と云われています。イデオロギー絡みの姦しい議論はありますが、日本の始まりの言い伝えの一つとして浪漫を語るのもいいでしょう。戦前は権威付けのために設けられたようですが、国の起源の話の一つとして素直に見ておけばと思います。

昨日は昨年の7月末以来となりましたが、久し振りに真岡鐵道の蒸気機関車に乗ってきました。ライブスチーム模型だけだと物足りなく感じることがたまにあってそんな時は本物に接するのが一番です。ただ、昨日は三連休の中日とあって意外に混雑していました。三両の客車は下館を発車する時にはほぼ満席です。ただ、真岡、益子と有名どころで沢山下車するので適度な混み具合になって快適な汽車旅となりました。例によってNikon P310 と RICOH GXR+MOUNT A12に適当に古典レンズを持って出かけました。 

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(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)

下館駅に早めに着くと蒸機編成の入替を見ることが出来ます。その動きを知っているとホームの最先端に位置取りをするのですが、二名ほど居るだけでした。ゆっくりと撮影、でも動画中心になってしまいました。

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(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
そして蒸機編成はこの列車が到着して発車するまで退避線に移動します。

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(Nokton 40mm/f1.4 f4)
前回はC11でしたけどこの日の機関車はちょっと小型のC12でした。大変綺麗に磨き上げられていたのでオーバーホール直後なのかも知れません。ワルシャート式弁装置、ギアは、中立状態です。ランボード上の箱は潤滑油ポンプです。

R0012290

(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
客車の床からは蒸気が出ており、蒸気暖房であることが分かります。乗車していて心地いい暖かさでした。

R0012289

(Tele-Elmarit 90mm/f2.8 f4)
久し振りに見ると何だか綺麗になったような気がしましたが、子細は知りません。
Dscn1923(P310)
汽車を写すと云うより窓の外をボンヤリ眺めている時間が多かったのですが、連休とあってカメラマンが沿線に沢山出ています。
汽笛の音を聞きながらウトウトすると昔に戻ったかの錯覚を覚えます。

そしてこの光景は、終点の茂木駅の手前にある道の駅です。広場にずらーっとギャラリーが拡がっています。

Dscn1922

(P310)
上下二枚の写真を眺めるとその雰囲気が分かると思います。様々な歓迎のスタイルを微笑ましく眺めておりました。
もちろん途中の要所要所にカメラが林立しているのは連休ならではの光景です。

 

 

Dscn1928(P310)
終点の茂木駅ではすぐに機関車の転回が始まります。乗ってきた乗客を楽しませてくれるイベントです。
蒸機が転車台に乗るのを待ちわびる乗客の皆さん。この時間帯は動画ばかり撮っていたので肝心の機関車を写すことを忘れてしまいました。駅舎の二階から眺めていましたが、寒いけどレイアウトを眺める感覚で全体の動きがよく分かりました。

R0012295 (Summaron 35mm/f2.8 f4)
転車台で180度転回した機関車は、給水と石炭を均すため所定の位置に移動しました。これが終わると待機位置へ後進し、時間になるとホーム側の線路を大回りして客車の前方へ付くのです。此処でも全体が分かる写真を撮っていませんでした。(^0^;)

このあとはすぐさま折り返しの気動車で下館まで戻り、水戸方面の接続が早かったので常磐線へ向かったのですが、金町での事故の影響で途中長時間停車となり遅く帰る羽目になってしまいました。急がば回れでありました。

   


兎のからくり

2013年02月09日 13時21分17秒 | からくり情報

 突然娘と孫が婿殿のウイルスを避けて我が家に転がり込んで来てしまいドタバタの数日間でしたが、ウイルス疑いが晴れたので無事帰宅し、ホッとしたところです。その間仕事も重なりどうなることかと思いました。結果オーライで一安心。

その際、意外な活躍を見せたものがこの人形です。

Dscn1908 先日出かけた吉祥寺で見つけ、何となく面白くて連れて帰りました、(^0^)
ジーッとしているならただの人形ですが、スイッチを入れると音に反応し口パクとともに体を軽くスイングします。

これを見て10ヶ月になる孫がどう反応するか興味津々でしたが、怖がりません。握手していました。子供用のCDを鳴らすと孫とともに嬉しそうに動き出します。

それにこの人形にはモノラルスピーカーを内蔵しておりMPプレイヤーを接続すると音楽を聴くことが出来ます。音だけ出すのだろうと思っていたのです。が・・・・・

この時点で私も気が付いていませんでしたが、左手の手のひらに見える白い円が、動作設定スイッチでした。音楽が流れている時に握手しながら釦を押すと動き出し、ちゃんと音に同期し口パクもし面白い。落語を流すと志ん朝が兎の中に入ったようです。(^0^)

Dscn1909 その面白さに、孫そっちのけで楽しんでしまいました。孫の着ている服をよく見るとあちこち兎の顔が描いてあり、お馴染みだったようで心配する必要はなかったのかも知れません。この人形は家族からもクレームが出ませんでした。私の買ってくるものでもたまには歓迎されるものがあるのです。(^0^)

たまにはこんな電子からくり玩具も面白いものですね。同じモデルで犬さんと猫さんがありました。

さて今日の予定の作業も終わったことだし、散歩に出かけるか。しかしながら出かける時間が遅いのでカメラも不要かも知れない本日です。