からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

鄙の地の鄙の地(^0^;)

2012年04月28日 21時50分09秒 | ぶらり旅

九州から帰宅して二日経ちました。何とかもとの生活に戻り今日は成城の農園から胡瓜、トマト、レタスの苗をそれぞれ数本手に入れ農作業に備えたところです。故郷もいいけど我が家も落ちつきます。明日から作業開始です。

さて、武雄の二日目は人生の楽園に出たH君の案内で佐賀県西部をダイナミックに回っていました。一番の感激は色鍋島の生産地である伊万里大川内山を探訪できたことです。「鍋島藩お庭焼」の看板を掲げた窯で江戸時代の色鍋島と寸分違わない製品が焼かれており驚きました。江戸時代のものは数千万、現代のものは百万前後ですが、数百年持っておけば一桁上がることでしょう。(笑) いずれにしろこの様な技術はズーッと残したいものです。景気をよくして私にも買えるようになって欲しいのですが、ちと無理ですね。 珍しくドキッとして見とれました。(^0^) 一見の価値ある窯です。もちろん他の窯も感心して見てきました。

Dscn2525 このよく見る風景が大川内山です。行き止まり、前方の山の向こう側が有田の町にあたるのかな?

Cimg1576 大川内山の地図ですが、見えるでしょうか?

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そうそう、陶器市の準備で慌ただしい有田の町を通り抜けて陶器市の雰囲気だけ味わって来ました。途中の稗古場の報恩寺で曾祖父の曾祖母の墓参り、知っている人が墓銘碑に刻まれているのを見て絶句。 その足で向かった卸売り団地では同級生に偶然遭遇しました。皆さんそれ相応に齢を重ねてきたと感じました。突然飛び込んで珈琲を頂戴しありがとうございました。

前日にも御船山楽園で地元で有名な飴玉を作っている同級生に遭遇しました。今回は急に法事に出ることになり、あまり連絡しなかったのですが、それでも懐かしい人に結構会うことが出来ました。

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H君が自力で作った炭焼き窯を見学しました。素晴らしい、作業小屋も含めよく作ったものです。最近は製品レベルが上がり始めの頃の製品よりも小さいパック詰めになったようですね。つまり堅く焼締めた質量の大きい炭が出来るようになったというわけです。茶炭も直ぐですね。 素材の椎の木は沢山あるけど樫が意外に少ないという話が出ておりました。

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当日定休日でしたが、ここはレストラン。この様なお店が出来てきたのも変わってきたのでしょう我が故郷は。 失念しましたが、由緒ある家とのことでした。

その後、北方町にあるH君のお宅にまでお邪魔しお世話になりました。ありがとうございます。奥様にもどうぞよろしく。

武雄市でも行くことが稀だったエリアを案内して貰い感謝しております。前日に案内してもらった場所も含めると今回は武雄市の全町を回ってしまいました。それに有田町と伊万里市まで。(^0^;)

二日間に思いがけなくもこれだけ回ると異邦人としての私の見た武雄市への感想もありますが、それはまた次の機会にでも書いてみようかと思います。宿では武雄の湯をすっかり堪能しました。


武雄から熊本へ

2012年04月25日 09時33分59秒 | ぶらり旅
ネット環境不調につき携帯からやっていますがいまひとつ面倒です。私と同じくpcも疲れたようです。
今日は義母を訪ねて熊本へ寄って帰ることにしました。
どうやら雨模様。どんよりした中を熊本へ向かっています。
武雄有田でお世話になった皆様ありがとうございます。
写真投稿が面倒なのでとりあえずテキストベースです。



武雄市滞在

2012年04月24日 09時38分26秒 | ぶらり旅

 佐賀県武雄市に居ます。昨日は市役所にお伺いして先日東京でお目にかかった方々とお話しすることが出来ました。お会いしてよかった。

Cimg1566 話題、課題の場所(笑)にご案内いただきました。百聞は一見にしかず なかなかいい場所ですね。車で直ぐですし、リゾートにしてもいいような閑静な場所です。従来型の工場では無く新しいスタイルのものが定着するようにしたいですね。

私だったら団塊世代向けの医療付き滞在宿泊施設かなぁー。汽車ぽっぽが運転できればいいなぁー。武雄温泉とピストン輸送システム付き、毎日温泉だ。などと夢想しました。(笑)

それはともかく、その帰路は大楠経由となりました。

Dscn2513 いつ見ても巨大です。入りきれずに右が切れていました。(^0^;)

楠若葉はなかなかいいものですね。

この後宿に戻り、夕食は友人と会食です。小学校の友人の店で小学校からの友人と高校からの友人。明日の武雄のことで盛り上がりました。

で、本日はこの炭焼きをやっている友人と周辺を回ることになっています。よろしくお願いします。

そうそう、この日の午前中は隠れた名所、もと武雄鍋島藩邸の庭園の御船山楽園こと萩の尾園に行きました。素晴らしい花々に魅了され、命の洗濯が出来ました。

Dscn2456 大楠の他にこんなところがあるのもあまり知られていません。この期間だけでも駅からのピストン輸送バスでも出せばいいなというのが感想です。ちなみにここから裏道を通って町に戻りましたが、旧道がガタガタですね。お城の城門跡も取り残されていました。

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とこんな具合にのんびりして体調が戻ってきました。


博多駅の話

2012年04月23日 07時46分34秒 | からくり情報

 博多に居ます。昨日法事を終えてホッとしました。身内も思いがけず全員集まり何よりでした。法事終了後弟に博多駅まで送ってもらって昼の博多駅を一回りしてみました。といっても屋内では無く新たに出来た屋上の見学です。

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なるほど激変というか元々屋上の無かった駅だったかも知れませんが、興味深く設計してあります。屋上にはチンチン電車というものが一般的でしたが、ここにも復活しています。そして屋上には鐵道神社と門前市なるものが・・・(^0^)

Dscn2406 この電車?機関士はアルバイトらしき女の子が乗っているだけで最後部で操縦しているのでお猿の電車です。お猿が駄目で人間ならいいのだろうかとこっそり吹き出していました。(^0^)

屋上のうりは何と云っても福岡市の景観です。僅かなスペースのお立ち台に立つと博多を囲む風景が360度拡がります。昨晩の豪雨も上がってすっきりした眺めにしばらく見とれていました。

Dscn2398 そして、幾つか注目したのは螢のビオトープと田圃です。ここにはミジンコが群れ泳いでいましたけど殆ど注目されていませんでした。子供連れのお母さんに教えてあげました、

気に入ったオブジェは鐵道神社前にあるこれです。博多人形をイメージできてなかなかいい作品と思いました。

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昔懐かしい電車ごっこ、7人の子供が九州の上を走り回る図はなるほどと思うデザインです。

アスターのライブスチームの展示もあらためて眺めてきましたが、単に並べているだけでは迫ってくるものがありません。説明者を置くわけにも行かないでしょうから以前、横浜のハンズに並べていたカットモデルを急いで配置するのが効果的ではないでしょうか?私を出張させてくれれば説明しますけどね。社長さんいかがでしょうか?(笑)

このあと山笠で有名な櫛田神社をお参りしてきましたが、これで鐵道神社は消えました。(^0^;)

博多の総鎮守の神社はなかなかのものです。素晴らしい。

Dscn2420 山笠の賑わいが嘘のような神社を一巡り、境内に湧く水を頂戴しましたが、塩水なんですね。

これで宿に戻りましたが、昨晩は早い時間から爆睡していました。何だか疲れが溜まっている感じでありましたが、今朝は久々すっきりしたような気がします。

さて、身支度を調えて武雄市へ向かおうと思います。朝ご飯は博多のうどんかなぁー。例によって博多駅で時間を見てこれからの予定を決めるつもりです。


九州の蒸気機関車

2012年04月22日 07時36分58秒 | からくり情報

Dscn1389 今朝は博多に居ると云うこともあって九州型蒸機を採り上げました。 蒸機好きにはブルドッグのようなこのスタイルがグッとくると思います。 大正生まれの 9600型筑豊本線、佐賀線、唐津線で活躍していたものの生きているものは皆無です。 そんな中でライブスチーム界では人気者?でよく見かける蒸機です。

とはいえ発売されてはや15年経過、我が家の9600も製作後11年経ってしまいました先日の北裏鐵道運転会で今一つ調子が上がらなかったのも煙室内の密閉度が下がったことが原因のようなので九州へ発つ前に補修するつもりで作業をしていました。が、時間切れ。煙室内の張り替えを終えたところで中断しました。 上の写真と違って門デフがあったり、締まりの悪かった煙室扉の改善をやったので作業が遅れてしまいました。

煙室内の断熱シートが油まみれでボロボロになって浮いていました。Dc070722

煙室を取り付ける前の給気管と排気管です。この周辺の隙間から洩れていました。殆ど記憶から消えていた写真です。

Dc071602 これは組立終了時の配管写真です。白いものが断熱シートです。煙室前板を外し、分解せずにシートを切り貼りしながら交換しました。

(出先なので写真は手元の古いものを使っています。)

11年前の作業なのでどうやったかほぼ忘れていました。マニュアルが残っていたので助かります。 給気管が意外に細いのにあれっと思いましたけど、最近の大型機のものを目にしていたからでしょう。 この様なメンテナンスが必要なのもライブスチームならではです。 作成後10年20年経っても楽しめる。(^0^;)

これで新たに取り付けた排水バルブとともに最新型の9600に生まれ変わったものと思います。 デフ板と煙室扉ヒンジを取り付けて作業終了です。

ところで、折角九州に居るのであちこちの展示SLを見てこいと云われそうですが、その時間はどうもなさそうです。移動時に鐵道の旅を楽しむ程度でしょう。昨日は眠くて眠くて、新幹線内はほぼ寝ていました。丁度目を覚ました新山口ではターンテーブルに並んでいる気動車の中にC571がいるのを一瞬だけ見ました。京都の梅小路でも白煙を出して動いているSLを見ましたが、いずれも写真は撮る暇はありません。

本日の用を終えてあとはゆっくりしたいのですが、どこまでのんびり出来るのやら。

そうそう、新装なった博多駅を昨夕見学してきましたが、何だか東京の店があれこれ進出し、博多色が失せたように感じます。出張のたびに寄っていた駅地下の地元の店は壊滅し、チェーン店が増えました。何処に行っても一緒の駅になっていきそうです。博多だけにとどめて欲しい。 東急ハンズのライブスチーム売り場をやっと発見しました。一階正面のいい場所にあったとは。その意気込みは分かりますが、さてあの展示で売れるのだろうか?と何となく違和感を感じましたが、さて如何に。

旅先レポートらしからぬことを書いてしまいました。(^0^;)


散る花でレンズテスト(^0^;)

2012年04月19日 20時47分49秒 | からくり情報

P1010078櫻の花もほぼ散ってしまった東京です。その櫻をよく似たレンズで撮り比べてみました。いずれも我が家の枝下櫻の若木です。遅咲きなのでまだこれくらいは残っていますが、青葉が目立ち始めました。

今日もちょっと疲れた一日になったので写真の羅列です。

空に浮かんだ櫻は、Elmer 65mm/f3.5 ビゾレンズの開放で撮りました。+1EVしなくてもよかったかも。

そしてその後は同じ位置からの撮影です。

最初は、Elmer 9cm/f4の四枚玉開放、これは普通に見られるテッサータイプのレンズです。

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そして次のレンズは、Elmer 9cm/f4 の三枚玉開放、トリプレットレンズです。

この微妙な違いを何と云えばいいのでしょうか?

ズミクロン90mm/f2 という大口径で撮ったものもあったはずですが、見当たりません。開放ではややフレアが出ていますが、f4以上に絞るといい写真だったのですけど。

同じ焦点距離のレンズを数種類提供するのはそれぞれを目的に合わせて撮っていたのでしょう。大ライカはやはり凄かったようです。 その性格を曖昧にしか分かっていないので使いこなせるわけがありません。楽しんでみるしかなさそうです。(^0^;)

P1010029 次は、花瓶に生けるために伸びすぎた木蓮を 切りましたが、その際に写しておきました。 こちらはNikkor 5cm/f1.4を f4に絞って写したものです。 解像度のいいレンズは古くてもデジカメで充分に利用できます。

P1010086 行く春を惜しんであれこれ花を写していますが、諸事多忙?で追いつきません。乳飲み子などの人物を撮るのは速写性のあるデジカメに頼ってしまいますが、一つずつピントを合わして撮るオールドレンズは撮影の楽しさを味あわせてくれます。 アナログも忘れないようにしなければいけませんけど。

いい季節ですね。もっと写しておきたいものです。でも、なかなか思い通りに時間が見つけられません。 週末から出かけるので尚更です。 (^0^;)


小父さんの修学旅行&工場訪問

2012年04月17日 18時12分41秒 | からくり情報

 何とかお天気に恵まれた昨日と今日、鎌倉を彷徨いてきました。学生時代の仲間5名と一泊するのは卒業以来四十数年にして始めてかも知れません。学校出てから働きずくめ、そして今もまだ頑張っているのも居ます。この先は健康に留意してまた頑張って貰いたいものです。小生はかなりギアダウンしていますが、友人の頑張りを見るとちと刺激になります。

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櫻の終わりかけた鎌倉でありましたが、「なんでこんなに人が出ているのだ。」という者がいるくらい混んでいます。とはいえ連休の混雑に比べると大したことはなさそうです。 藤沢から江ノ電乗車、海沿い、軒下沿いの電車を楽しみながら鎌倉まで一気に進み小町通り裏の「しげじ」で名物の辨当昼食となりました。 この後は、大仏、長谷観音と月並みなコースとなりましたが、これらを外すと修学旅行では無くなるので逃げるわけには行きません。また、歩くことにも意義があります。お腹が減れば宴会も盛り上がることでしょう。

Dscn2280 大仏様も我々を微笑んで迎えていただいているようです。(^0^)

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で、予定通りの宴会と二次会。

Dscn2304 これでもかと出て来ます。鉢盛りは鎌倉と会ってなかなか新鮮でありました。

美味しい食事と場所の確保、H君ありがとう。

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そして翌日は和田塚にある某社保養所を出立し、小町通りを通過して急阪の亀ヶ谷切り通し経由で、東慶寺、円覚寺を見学して餃子昼食、そして散会となりました。初日一万一千歩、二日目一万三千歩、二日目は上りが多くて歩数以上のエネルギーを消費したのではないでしょうか。 と駆け足で修学旅行を記録しておきます。

これから先は単独行であります。帰り道、ふと思いついて横浜線に回って鴨居駅下車。アスターホビーを訪問してきました。この先の自分のスケジュールを考慮するとしばらく行けそうに無かったので無理矢理押しかけました。 幾つかお尋ねしたい儀もあったのでご容赦ください。(^0^;)

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 ということで掉尾は汽車ぽっぽのこととなりました。丁度ブルーダッチェスの出荷準備で大忙しのところへ押しかけてしまいましたが、成果も少々。でも聞き忘れたことも少々でありました。昨晩のアルコールのせいでちとふやけ気味の脳味噌のせいでしょう。 落ちついたらまた出かけてみたいものです。名古屋遠征の準備も着々と進んでいるようでしたが、ライブスチーム趣味が日本でも更に認知されて隆盛を極めて欲しいのですが、自分の頭で考える人物を増やさねばなかなか大流行(おおはやり)にはなっていかないような気がします。これはアスターホビー一社の問題というよりも文部科学省の長期スパンの政策でありましょう。 今の状況を見るとまず望みはなさそうですけどね。


吉祥寺北裏鐵道四月運転会模様

2012年04月15日 22時42分54秒 | からくり情報

 真面目に運転した割には成果の乏しい本日の運転会でした。(^0^;)

本日の目標は、門デフ装着と排水弁追加改造をした JNR9600型 のデビューでしたが、ちとほろ苦い結果。といっても走らないわけでもなく、改造はほぼ上手くいったのですが、エンジンパワーが今一つ上がりませんでした。結局これに追われて余裕を持っての撮影ができませんでした。 帰宅後、整備とその原因追及をしてみましたが、どうやら煙室の密閉度が落ちて燃焼ガスの排出が悪くなっていたのではという結論に至りました。 というのも煙室底面を覆ったグラスファイバーシールが長年の使用のため廃オイルで浮き上がり、底部の貫通孔が見えるようになっていました。開いた孔から床が見えて底が明るい。(^0^) これではドラフトが煙室底から空気を引っ張り込んで、煙管経由での火室ガス排出が不十分になっていたと見ましたが、さて如何に(^0^;) バーナー芯を交換する前に煙室含めた空力点検が必要なようです。底面のみ張り替えることにします。

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さて、本日デビューの9600です。門デフと番号は厳密には一致していないのもご愛嬌です。Dscn2262

運転室下からボイラー内の水が排出できました。これで本日の目標達成です。

Dscn2261 ボイラー内の残存圧力でしばらくこの状態が続きます。これまで大変だった作業が排水弁の追加により簡単に終わり楽になりました。

本日はお天気も何とか夕方までもちました。運転会場も和やかな風につつまれていい運転会になりました。云えない話も多々ありました。(^0^;)

そうそう結局解明できなかったのは先日JR線で試験運転中にダウンした秩父鉄道C58の故障原因です。 既に秩父鐵道の車庫に居るようなので軸受け交換などの重傷ではなさそうですが、どのような故障だったろうかと盛り上がりました。本物と同じ構造の模型を扱っているとどうしても実物に起きたことを自分の愛車に投影したくなります。故障原因をご存じの方、ご教示ください。秩父鉄道では電機の後押しを付けて運用するみたいですね。無理して欲しくないものですけど。

Dscn2255 ところで、会場にはアレゲニーキャブフォワードなどの大型機の他にこの様な小型の機関車達も集まり大盛況です。

様々な機関車が集まっていたのですが、自分の機関車の運転に追われたので写していませんでした。参加された皆さまご容赦ください。

あ、帰宅後の整備に必須のコンプレッサーがダウンしました。元々不調になっていた電気系統が完全に駄目になったようで、後継機をどうするか迷っています。

Dscn2267 そして最後にオーナー氏より拝領の列車達です。「ヤフオクで苦心の減量したもののまたも増えたかNゲージ群」(^0^;)になってしまいました。 DD51牽引のブルートレイン七両編成まで出来上がってしまいました。もっと色々あるのです。(^0^;)

いよいよからくりNゲージ鐵道も移設再開する必要性に迫られてきました。どうしようかなぁ???


どうして根付かないのだろう

2012年04月14日 11時40分03秒 | からくり情報

 冷たい雨の土曜日ですが、上半期は講義も無いし、農作業もできないので本当の休日気分です。パソコン格納画像をパラパラめくりで見ていると、このところ停止してしまっている「からくり生活」に思いが及びます。 孫が産まれて三週間ちょっと経ってホッと一息付けるようになりました。そろそろ再開と思っているのですが、下旬には法事があって九州行きになるかも知れません。

 それはさておき、画像を眺めると子供達が産まれた頃に手に入れたからくり玩具が幾つかあったことを思い出しました。Homepageなどに書いたことがあるのですが、徒然なるままの玩具談義です。

このころ、究極のエコ玩具?として手にしたものは高精度の弾み車をもつオレンジ色のブルトーザー。 一度動かすと長時間回る電池要らずで安全な優れものでしたが、安価な電池攻勢に敗れたのかコストの高いメカ玩具はどうやら消滅したようです。 残念ながらこの玩具の写真はありませんでした。

その後到来したのは蒸気ロードローラー、子供がまたがって遊んでいましたが、壊れもせず未だに健在であるのはさすがにドイツ玩具です。そして30数年経っても同じ製品を作り続けているのも日本製とコンセプトの違うところのようです。

Dc081002 この屋根に小さな子供がまたがっていたのですが、家族の引っ越しにズーッと付いて来ていまだに元気です。(^0^)

もちろん蒸気で動きます。

その後同じ会社の製品を、定価の半額以下という異様な価格で銀座の有名店で入手したものがこの消防自動車です。 バブル期であってもこの様なものが売れ残っていたのが我が日本です。いつも愚痴になりますが、やっぱり複雑な機械の嫌いな国民性、うわべだけで判断するという悪い性癖が明治以来染みついているのでしょうか? のっぺりとした機械やバーチャルな機械を好むというのでは次が無いのではと感じています。 現代の新幹線はあるものの、流線型全盛時の鐵道省の蒸機デザインときたらガックリ来る姿でした。南満州鐵道の亜細亜號のデザインの方がより機能美を持っていたと思います。

あ、本題はこちらでした。(^0^;)

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1900年代に欧州で盛んに導入されたという蒸気消防自動車です。本物の写真はこちらです。

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この自動車には消防士は付属していませんでしたが、こんな具合に並べればいいのです。 実によく考えられた蒸気玩具なので大事にしています。大事にしすぎて行方不明になるのでたまには動かすようにするつもりです。

Dc013135 縦型ボイラーからの蒸気で縦型エンジンを動かします。

Dc013134 エンジンの回転は歯車クラッチ?で中立、チェーンでの車輪駆動、歯車ポンプと切り替えることができます。座席の下には水タンクがあってこの水を付属のホースで30-40cm飛ばすことができます。 運転時は座席のハンドルで操縦するという機能的には消防車を再現しています。

Dc013125 これがエネルギーの源であるボイラーです。下部に固形燃料を挿入します。室内で動かしてもいいように油や水滴溜を持っているのがこの手の玩具です。

Dc013129 ボイラーは煙管式なので比較的よく沸きます。安全弁と汽笛も勿論持っています。

玩具とは云え蒸気機関としての機能をきちんと搭載し何十年も作り続けられるのはそれだけユーザーも多いのでしょう。 我が国のライブスチーム人口を考えるとその裾野の狭さが大変気になります。蒸気機関車を意味するライブスチームにこだわること無く、この様な熱力学玩具に力を入れるところが無いのかなぁーと他人様の褌をあてにしてしまう最近です。(^0^;)

Dc021401 カタログもありました。

この時代の機械は、人間が精一杯考えた結果をメカニズムで表現しているものが多く、その努力の痕跡を垣間見ることができるので興味深いものばかりです。 パソコンなどあっちに行ってしまえと矛盾することをいいたくなります。


ささやかな花見

2012年04月12日 22時35分40秒 | ぶらり旅

 親類の葬儀で二三日ネットから消えていました。花散らしの雨が東京を通り過ぎて櫻もお終いかと思う花吹雪の中の告別式となりましたが、さにあらず、櫻はしっかりと残っていましたね。

淡島までバスで行き、北澤川緑道の桜並木の下を汗をかきつつ歩いてきた今日でした。久し振りの散歩だったのできつく感じますが、これも歳のせいかと自問自答してしまいました。(^0^;)

Dscn2206 花吹雪一歩手前のいい条件下でしたが見物客はチラホラでした。橋の欄干に腰を下ろしてお握りを頬張りながら一時間ほどボンヤリと眺めていました。櫻のトンネルを独り占めにして東京とは思えぬ感覚を楽しんできました。地元の人はマスコミが来ないなどと云っておりましたが、来なくて結構、この雰囲気は残して欲しいものです。

下水処理水を使った人工の渓流ですが、どこにいるかを忘れる感じです。

P1010076 流れのあちこちに花筏が見ることができました。

そしてこんな花も春を呼ぶように咲いていました。四季それぞれに楽しめる地元の隠れた名所です。 花見も今週一杯は何とかなることでしょう。

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さて、やっと春らしい日となり、着るものを更に脱いでもいい気候になりました。植物たちも同じようであちこちで芽吹きが始まっています。もちろん既に桜吹雪や大輪の花を咲かせたものもありますが、これから伸び始めた木々にも心弾む季節になっています。 

我が家を見渡せば先日植え付けたジャガ芋の芽、枯れ木かと思った鉄線から突然伸び始めた蕾、一気に満開となった枝垂れ桜、そして咲き終えた木瓜の花など慌ただしい春となっています。蜻蛉池のオタマジャクシもそろそろ泳ぎ始めました。今年は火鉢池だけの産卵になってしまいましたが、蛙の数は減ったということかも知れません。

そしてこれからはいよいよ春の農作業いや植木職人となる季節です。腱鞘炎に注意していい季節の作業をやらなければと過去の反省をしつつ気合いを入れ始めました。

Dscn2198 これはインカの目覚め、見事に目覚めました。(当たり前か)

Dscn2185枯れ木から目覚めた鉄線。実はこの性格を始めて知りました。(^0^;)

Dscn2195 植木鉢から間違って地植えになってしまった若木ですけどどんどん大きくなって・・・・まあいいかとそのままにしてしまった枝下櫻です。

さて、連休は剪定三昧になりそうですが、大物は伜を雇ってやることになりそうですが・・・・ みんな色々忙しそうなので結局ひとりでコツコツ積み重ねていくしかなさそうだなぁ。(^0^;)

遅い時間に書いたので単なる見聞録になってしまいました。明日、また見直そう。