からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

思い出したくない模型(笑)

2011年08月29日 22時33分42秒 | からくり情報

まだ残る暑さ、週末には台風の接近という東京地方です。先日の90mm越え豪雨で大変な目に遭ったので心配ですが、まあ何とかするつもりです。 何ともならないのは政治かなぁー。今度の宰相はどんな人? 増税論にどうやって持って行くつもりだろうか。待ったなしの納税に押し潰されそうな最近です。こんなことも書いていましたが、やはり同じことになるような予感です。(^0^;)

さて、今回も少々汽車ぽっぽの話題です。いや自己反省・備忘録でしょうか。

JAMの余韻も消え去り、せっせと?作業場所作りに励んでいますが、飛び込みの用事が続けざまに発生するので趣味三昧というわけにはいけない最近です。それでも昨日は狭いスペースにセットできる組立式金属棚を見つけたので床に置いた汽車達を並べることが出来ました。 しかしながら震災の経験で下二段に限定しておきました。 上は組立前の段ボール群。でも溜めたものです。 まだこれ以外にも工場に残っているので早くデビューさせてやりたいと思っています。仲間から話題になるのは、いつまで経っても出来上がらないカブースです。 今度の震災で他の機関車に寄りかかられてせっかく接着したホワイトメタル部品が壊れ、車内調度品も散らばったままで、さてどうするか状態です。

Dscn8953 それからこんなものも。(苦笑) 震災後机の上は滅茶滅茶になっていますが、この運搬車をゴミの中から昨日拾い上げました。LNER の農業トラクター運搬に使われたワゴンです。エッチング板から切り出して此処まで組んだのですけど付属車輪の不良と震災に涙しました。 が、JAMのアスターブースで見つけた車輪がぴったり合うことが分かったので再開です。半田付けは全て終わっているので連結器やバッファなどの小物部品装着と塗装で完成です。

搭載するのはこのスチームトラクションエンジンですが、これは縮尺違いのミニカーです。実は昨年のJAMで入手したものの手付かずのスチームトラクションエンジンの1/32ホワイトメタルキットが工作を待っているのです。その部品の数たるや、ゾーッとします。でも作らねば。 それには工場復活です。(笑)

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そうそう、余談ですが、せっかく見つけたこの消防自動車は棚の上から転落して大破してしまいました。これはいずれ廃車かなぁー、未練がましく保管しています。

さて、新しい棚に収めた機関車や部品はあくまでも暫定措置でして、この先どのように管理していくかは気分次第です。今まで隔離したり、モスボールになっていたものをとりあえず手元に置けるのは精神的に大変いいなと自画自賛しています。写真はそのうち載せます。

全車両を置けるわけではありませんが、一部塗装が剥離した King、Castle、WM-SHAY と Katieを並べました。この状態にしておけばきっと修理する気が起きることでしょう。(苦笑)

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ボール盤や旋盤などのマシンツールが利用できる環境ではないのは残念ですけど。工作模様はまたそのうちに書くことにします。

Dc091603その昔の工場はこんな状態から出発しましたが、残念ながらこの場所は放棄です。作りかけの紙製重巡・高雄がありました。これも忘れていました。


JAMで感じたこと(2)

2011年08月27日 14時50分46秒 | コンピュータ

昨日の豪雨で仕事上の問題があれこれ発生、あちこち点検に行って大汗をかいてきました。

さて、前のログでJAMのざっくりした感想もどきを書いておきましたが、皆さん方のJAMはいかがだったでしょうか? 多分来客数では増加の方向にあると考えますが、鐵道模型界の課題は親しまれているゲージがNゲージに偏重しすぎかなというところです。 今朝たまたまアスターホビーから定期メールが送られてきましたが、このメールにも国際的に見ると日本のNゲージ普及具合は模型界でのガラパゴス化だとありました。欧米ではHOが主流のようです。そういえば我が家のレイアウトはメルクリンHOに傾注すると云う趣味の先輩より譲って貰ったものがベースです。 Nゲージ偏重は趣味の世界なのでまあいいではないかと思いますが、視点を拡げてNゲージで出来ること出来ない事を意識して遊ぶことも重要と思います。 どんどん細密化し電子化されたNゲージになっていることを実感しますが、この結果機械として楽しむ領域が狭まっています。Dscn1027

いまだに現役である30数年前の独逸製品には分解マニュアルが付属しており、これを参考にオーバーホールも容易で好調な状態を保てます。 が、最近のモノは填め込み式が主流で分解することを拒否しています。 列車を単に動くレイアウトの部品としてユーザに提供しているような気がします。 米国向はさすがに分解マニュアルが付いているようです。牽引力向上のためのゴムバンドも必要悪ながら嫌いです。これも米国向には付いていないものが多いようです。

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といいつつもJAMで興味を引いたのはブルーツース経由でパソコンの持つ音声をNゲージ機関車に発生させるものです。最近普及している電子制御のDCCに移行するには私のように旧来のアナログシステムを大量に抱えた者にとっては至難の業です。せめて音声だけでもと考えて幾つか試行していますが、これも使えそうだな思いました。うちのレイアウトは多列車走行よりも単機に適しているので尚更です。

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JAMの展示を楽しんでいるとNゲージもなかなかやるわいと思う反面、鐵道模型の頂点として楽しむには上のようなメカニズムの楽しみが少ないことが難点です。蒸機の弁装置やエンジン構造に無頓着、ロッド式欧州電機の構造、米国DLの仕組みなどにも興味を持たないまま運転している傾向にありそうです。 実際のメカニズムに思いを馳せてみると楽しさ倍増と思うのですけど。

アスターホビーのブースを拡大して再掲しました。

Dscn1029現在の製品ラインナップかな? 残念ながらチャレンジャーの展示はありませんでした。 この中で好きな機関車といわれると最近は最上段右の キャッスルです。この機関車は四気筒エンジンで大きなドラフト音がします。

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 私の45mmライブスチームは、Nゲージでは楽しむことの困難なこれら実機のメカニズムを理解するために細々と始めたのですが、やればやるほど奥が深いと思う最近です。 なかなか工作技術は上がりませんけど手を動かすことで機械を眺める視点が違ってきたようです。

写真は英国鐵が最後に作った9F型 Eveningstar です。2-10-0という車輪配置、スマートでパワフルな蒸機です。

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ライブスチームを楽しむことで蒸気機関車を視点とする国際的な技術史が見えてきました。そのおかげで我が國有鐵道の蒸機史における素っ気なさを歯がゆく思うようになりました。足回りをとっても型式の同じものはほぼ同一設計、回転数も同じで、動輪径を大きくすることで速度を上げるという単純な試みしかしていないようで大変残念です。創意工夫することが技術の原点であるのに競争原理の働かない國有鐵道なればこそ安定を指向してしまったことを残念に思います。

欧米の蒸機は排気系にも様々な工夫を凝らし、仏蘭西人シャプロンのキルシャップ方式という効率の高いものに行き着いています。最近イギリスで新規製造された A1 はこの方式(ダブルキルシャップ)を採用しオリジナルの機関車よりも効率が上がったようです。 終焉期に北海道で採用された舟形の煙突で排気方式の改良の試みがあったようですが、あまり話題にならなかったようです。確か、我が鐵道にもこのD51が居たはずです。

写真はディーゼル機関車GP-9のライブ?です。模型エンジンで発電機を回し、その電力で台車の電動機を駆動して動くという実機と同じ方式を蹈襲したものです。

こんな具合に吉祥寺北裏鐵道を中心に他人様の機関車を含めて楽しんでいる鐵道模型です。 人生の課題が色々あって作りかけが溜まりがちな最近でなかなか先へ進めません。(^0^;)

JAMとは関係ない写真が殆どですけど適当に貼り付けました。


JAM 国際鐵道模型コンベンションの愚痴

2011年08月24日 11時59分31秒 | からくり情報

 思い立って数日間長野白馬方面に行ってきたものの日頃の行いのせいかガスの山中を歩くことになり、やっと自宅です。足が少々痛いものの不在の間の整理の朝です。

 政治も芸能も騒然としている下界にウンザリですが、私には関係ないと割り切って、先週末の国際鐵道模型コンベンションつまりJAMの話を記憶から消え去る前に書いておきます。

この数年は三日間通して参加していたイベントですが、今年は、先日の静岡や山行きの話もあって最終日は欠席、持ち込む機関車もパスしてしまいました。 何だかラージスケールの企業展示が皆無とあって気合いも乗りません。 姿形の良いNゲージやらレイアウトが持て囃され、いかついメカニカル模型は排除の方向だろうか JAM と邪推する今年でした。人は集まっても中味の乏しい電気模型だけではJAMの賑わいもあと僅かではないでしょうか? と思った次第。(笑)

孤軍奮闘、何とか踏みとどまっていた企業は1番ゲージのアスターホビーのみ、他の会社も出展していれば盛り上がったのに。

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このブースで雑談していると、「どうして5インチ企業は出展していないのか?」とか「市川ライブスチームの不参加は何故?」と質問が飛んできます。 毎年楽しみにしているファンから見ると当然の質問です。 今年入れ替えのあったというJAM事務局はどう考えているでしょう? 何となく子供じみた話が洩れ伝わってきますが、思想の違うモノを排除するという昔からの業界気質が戻っていなければ良いのですけどね。 くだらないゲージ論争を思い出しました。(苦笑)

アスターホビーの新製品クラウスをH賀氏と眺めつつ、C622以来実績を重ねている彼の蒸気熱発電機のクラウス装着構想をお聞きしました。楽しみにしております。 

そうそう、古くからライブスチームをやっている井上さん達やラージゲージやモノレールで有名な欠伸鉄道の森さんのブースも大変素晴らしい興味深いものが展示されていました。 全体としては人は増えたけど私の楽しめるところが減ったように感じます。

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YLSC:横浜ライブスチーム倶楽部のテントに入り込んで倶楽部員然としてお喋りしておりましたが、此処まで見に来た高校生くんに皆さん親切にライブスチームの仕組みを説明していました。 聞いた彼らは蒸機のメカニズムにすっかり驚いていましたが、此処まで踏み込む若者が減ったのは歴然としています。 何故、どうして、どうなっているの、作ってみよう と物事を突き詰める精神が最近では嫌がられるようになったことに帰結しているのではと思うのは年寄りの愚痴でしょうか?

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今年はH賀氏のアスターホビー製EF58Dscn1037 快走。蒸気を上げずとも運転の時間割の隙間に入れてスイッチオンで運転できる電機の魅力を発揮しています。 暖房用蒸気発生器を取り付けねばと云う外野の声もありました。(笑)

電池駆動ながらかなり強力な牽引力で旧型客車六両を牽引していました。本体重量10kg、見かけと違って実に重い電機です。 ラジコンで運転するように改造済みです。 足回りも動輪6軸がイコライジングされており会場の悪い線路にもしっかり食いついていました。蒸機はちょっとねと云う人は電機のメカニズムを楽しむというのはいかがでしょうか? 仲間の中では既に釣り架け電動機に改造し、惰性運転も出来るようにした人がいます。

Cimg0544こちらは退避線で走行準備中のC622 です。色々小道具が必要です。

Dscn1040 相変わらずパワフルなのは 泥沈氏の2-8-4 Berkshareです。この日も10数両のボギー貨車を軽々と引いて走り回っていました。

準備から後片付けまで、関係の皆さま大変ご苦労様でした。おかげさまで楽しませていただきました。

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高いとみるか安いとみるかは人それぞれ、それにこの値札が値下げ交渉のスタート点です。この機関車がその後どうなったのかは分かりませんが、多分誰かが連れて帰ってことでしょう。 あ、私とはゲージが違うのでそんな心配はありません。

初日はライブスチーム運転は雨のため中止、僅かにCB氏のC622が雨をものともせずに走っていました。 二日目は多くの機関車が時間待ちでスケジュールが大変そうでした。見ている限りでは事故も少なく参加者は楽しんでいたと思います。参加するとともに愛好家を増やすという活動が充分であるかどうかは結局人に依るのだなと眺めていました。

今年の収穫は、初日に数年前英国で新調された三気筒蒸気機関車A1 TORNADO のメンテナンスマニュアルと庭園鉄道入門書を西山書店で入手したこと。 Amazonより高いけど中身を読んで買ったのでまあいいでしょう。 二日目には、思いがけなく45mmゲージ英国製のブレーキ貨車組み立てキットがメディカルアートで手に入りました。木材部品はレーザーカットされており精度は良さそうです。

 この店で入手したものの一年経ってもまだ出来上がっていないスチームトラクション運搬貨車用の車輪がアスターのジャンクから転がり込んできたのでそろそろ前進です。 このように珍しいものが手に入るのも嬉しいJAMであります。 来年もやってくれるのかなぁ-?  企業が活発であっての模型普及活動でありますが、線香花火を見るような違和感を感じた今年のJAMでした。

とはいえ、趣味の集まりは何だかんだ云っても楽しいものでありますけどね。 そうそう、Nゲージの悪口もどきを書きましたけど、私もNゲージ30年の愛好家でありまして、地震で休止中のレイアウトをそろそろ復活しなければと考えています。 機械の仕掛けは45mmゲージ、運行管理はNゲージと割り切って楽しんでいます。


アルプスは雲の中

2011年08月22日 20時14分56秒 | ぶらり旅

 今長野・白馬在です。 北アルプスの眺望を見るために出かけたものの日頃の行いが悪かったのか白い雲、いや雨の中を歩きました。時折流れ去る雲の中から目前の光景が見えるので良しとした二日間です。昨日は、Dscn1052 五竜、今日は白馬八方池。長野オリンピック滑降のスタート地点を見たのでまあいいか。(苦笑)

五竜の植物園で見た残り少ない駒草の花です。

遙か彼方の山並みを見たかった。

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霧雨の中の憂さ晴らしは咲き残る高山植物です。

Cimg0620海抜2,060mにある 八方池が見えたのはほんの一瞬、20分程度でした。この後、霧に包まれて何も見えなくなりました。ましてや白馬が見えるはずもありません。気が付いたら結構ずぶ濡れになりながら下山しました。 

明日は栂池ですが、期待薄かなぁー? とりあえずレインコートを干し終わりました。(汗)

今日と同じくらい歩くことになりそうだと脅されていますが、手抜き、手抜き。(笑)

とりあえず現地からのレポートです。明日は早起きです。


片付け色々

2011年08月16日 22時28分19秒 | クラシックカメラ

 今週一杯は暑い日が続きそうです。今年の農作業はこのところの暑さですっかり遠慮していますが、昨日の朝、急いで草取りとゴーヤ棚の修復をしました。 ゴーヤが二階に届くようになったのは良かったのですが、昨年使ったビニール製網を使ったせいで切れてしまうと云うハプニングが発生してしまいました。 持ち上げるとずっしりと重いので次回からは新品を使って日よけ棚を作ることにします。 今年はとりあえず元に戻して、切れたらジエンドです。 ゴーヤを4個収穫し、今夕味噌炒めで食べました。

Dsc_0932 二階まで伸びたゴーヤの先端を棚の落ちる三日前に撮っていました。(コシナ125mm/f2.5マクロ 開放

もう一つは、ついサボっていたためにヤブガラシ、カラスウリなどのツタが植木に絡まってしまいました。あまり頑張るつもりはなかったのですが、家人も出てきたので真面目に草取り、枝切り、袋詰めと汗だくになって完遂。大いに予定が狂いました。そして午後は炎天下を歩く用事があって夕方はボーッとしていました。(苦笑)

こんなことで二日連続して暑さの中で動き回るのは止めて本日は、家の中でひたすら本棚の片付けです。 すっかり忘れてしまった本がざくざく出てくるのでつい読み入ってしまいます。こんなことでは日が暮れるのは当たり前、思い切って全集ものなどをバッサリ縛ってしまいました。 これからどう整理していくかで悩みが続きます。 片付けている目的は、地震で被災した工場の移設とはっきりしているのでとにかくスペースを確保するよう努力中です。山積みしている本が本棚に入るだけで広くなったような気がします。 でも公開できる状態ではありません。新プロジェクト発足までまだまだかかりそうです。

被災工場から折り畳みの作業台を持ち込めるまでになったのはいいのですが、次は本より難しいレンズの整理が待っています。レンズを入れたタッパウェアを床に並べているのでこれも大変。デジカメで利用できるレンズを掘り起こそうと色々撮り比べているのですが、こちらも暑さで遅々として進みません。 上の写真もその一つです。重いレンズですけど、いい雰囲気を出してくれるので好きなレンズの一つです。 これを購入した直後に腱鞘炎になり仕舞い込んだままになってました。

P1000286 

これは  Nikon S型用Nikkor

35mm/f1.8 絞りf8 ですかって報道マンに使われていた有名なレンズですが、さていかがでしょうか?。 町田駅にて。

P1000463こちらは Lマウント Nikkor 5cm/f1.4  絞りf5.6 です。 雲が晴れた一瞬に撮ることの出来た木曽御岳です。

といった具合にデジタルでも破綻しないものを捜しているのですが、腕が悪い、写しに行かない、気合いが乗らない等々出来ない理由を並べております。 アナログとは違った撮影ノウハウがありそうなことが分かってきました。レンズごとに絞り具合を微妙に使い分けなければいけないようですね。それにピント合わせは全部マニュアルです。自分だけが頼りの作業であるのもなかなかいいものです。エネルギーが無いと出来ませんけどね。

このところ木曽御岳を撮ったNikkor 5cm/f1.4を パナG2に付けっぱなしにしています。このレンズのいいところはご覧のような写真を撮れることと45cmまで近接できることです。60年ほど前のレンズですが、陳腐化しないところはさすがにNikonです。 現代のNikonレンズはどうなのかは知りませんけど。(笑)

P1000241 同じNikkor 5cm/f1.4で 45cmまで寄って撮った初夏の写真です。 絞りはf4にしています。開放にするとソフトフォーカス的になるのでこの辺がNikkorらしい写りかも知れません。(追記)

さて、お盆が終わりそろそろ色々ありそうなので余裕のある今のうちに線表を進めておかなければならないのですけど来週初めに夏休み第二段も待っているのでどこまで進むのやら。それに青春18切符があと二枚あります。こちらも隙を見てエイヤーッと行ってきたいと思っています。中央線の木曽平沢から奈良井へ歩くコースを先日の旅行で気が付きましたが、日帰りは無理のようなので次の機会かなぁー?

書き始めているうちに違った方向になりましたが、これもまあご愛嬌でしょう。(ペコリ)


思いつき18切符

2011年08月14日 11時58分15秒 | ぶらり旅

昨晩、思いつきの18切符の旅から帰宅する際に、大当たり。(笑) 宝くじには当たりませんが、こんなことには恵まれているようです。(汗)

小田急新宿駅から乗った19時半頃の藤沢行き急行がドラえもん列車でした。

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 噂には聞いていましたが、藤子不二雄シリーズの主演キャラクターがずらり。 ドラえもん、ハットリくん、パーマンだったかなぁー?列車を降りてからしばらく見送っていました。 こんなことは珍しい。

ところで昨日は急に18切符を思いついて家を出たのが九時半、例によって行き先は定まらず、暑いので涼しい場所にと高原旅情が浮かんだので小海線です。高崎から小諸に出ることも考えたものの時間を考え 簡便な中央線を選択したのですが、・・・・・

ところが小海線は接続が悪くて小諸に辿り着くのが遅くなり碓氷峠を考えると新幹線を使うことになりそうです。結局、野辺山までの臨時便で野辺山をうろついて戻ることにしました。日本鐵道最高地点1346mの涼しさをちょっとだけ味わったのですが、旧盆のまっただ中とあってツワー客がひしめいています。 バスで野辺山に下ろされて一駅あとの清里に戻るというのがコースのようです。ドーッと乗り込んだのは はとバスご一行で二両のディーゼルは通勤列車状態でした。有名路線へは休みを外していくべきですね。分かっていても出かけたくなるのは俗人の証拠です。Cimg0508

清里駅に掲示されたこの看板も人が囲んでなかなか撮れません。混んでいる雰囲気を感じ取れるでしょうか?

Cimg0492  これは行きに小淵沢を出るときのものです。いつもは異様な姿で聳える八ヶ岳も雲の中、どうやらすっきりしたお天気ではなさそうです。

こんな景気の悪い気分で始まった旅ですが、グッタリするために出かけた感ありの結果となりました。

Cimg0516 とはいえディーゼル列車に乗ったのは久し振りです。エンジンの振動を感じながら山を登っていくと往時の九州鉄道を思い出しました。 一番印象に残っているのは佐賀線を走る 急行ちくご。 筑後川の昇開橋を渡る一場面が浮かびます。

列車の旅は、連想ゲームの旅でもあります。(笑)

そうそう、高原列車と云いつつ窓が開かないので結局はエアコンからの空気を吸うことになります。夏冬は仕方ないにしても窓一杯開放した列車に乗り新鮮な高原の空気を吸いたいと思いました。

今回のような余裕のない旅では、列車滞在時間が増えるので大した写真しか撮れませんでした。 ボンヤリと外を眺めると甲府盆地は大夕立のあとです。葡萄は緑を取り戻し、水路には溢れんばかりの濁った水が流れています。どうやら夕立雲は小海線に向かったらしく大雨で運転見合わせというのを知ったのは大月辺りでした。乗車した松本発、高尾行きは雨とうまくすれ違い、熱気を東京に運び込んだようでした。

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遅い出発で結局途中断念した小海線が大雨のために運転見合わせになったようです。中央線に乗り換えて間もなくのようです。うろついていたら巻き込まれるところでした。これも当たりの一つです。

帰り着いて ドラえもんに会えたのでまあまあだったと云うことにしておきます。


避暑を少々

2011年08月11日 14時26分45秒 | ぶらり旅

 思いがけなく避暑に行ってきました。大人の休日倶楽部 というグループの会員である家人から誘われて涼しそうなイベントなので乗りました。 それに往復が中央線をあずさで行くというのでまったく問題ありません!(笑)一泊二日の慌ただしさも覚悟の上です。おかげで今日はグッタリです。

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内容は天竜下り、木曽御岳ロープウェイ、木曽駒高原で一泊と涼しいプランが並んでいます。それに妻籠宿、奈良井宿と中山道の宿場も含まれています。が、赤沢森林鐵道トロッコ列車というプランは深く考えていませんでした。

ところがこれが意外なことに昔有名だった木曽森林鐵道の残滓だったのです。 知りませんでした。(汗) そういえば汽車ぽっぽの仲間で赤沢と騒いでいる人もいたような気もします。 ボールドウィンのいる森林鐵道を云ってくれればいいのにトロッコ列車では気が付きません。 気が付かないお前が悪いという石礫が飛んできそうです。

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日本列島全体が熱風に包まれたせいか、時間帯によっては30数度まで上がったようなので宿場歩きなどは意外に大変でした。全体的に天候に恵まれたのでいい旅行でした。今回は添乗員、バスガイド、運転手の各氏がヒット。気持ちのいい旅行でした。それに買い物場所立ち寄りが殆ど無かったの当たりでした。運転手氏が時間を見つつ旧道を走ったり普段は通らぬ御岳行者の修験道を通過してくれるとそれに合わせてガイド嬢?が臨機応変の案内が始まり眠気も吹っ飛びます。 このお二人は地元・木曽地方を愛しているのだなと思うガイドぶりでした。 また利用したい おんたけ交通でした。

その中でピックアップするのは僕だけ観光したボールドウィン蒸機でしょうか。(笑)

Dsc_1010 この米国製の機関車をちらりと見つけビックリしました。今にも動き出しそうな磨き上げられた姿です。復活されたのだろうかと聞いてみると、昭和60年頃線路は復活したものの曲線をきつくしたのでホイルベースの長いボールドウィンでは走ることが出来ないとのことです。勿体ない。機関庫からだと軌道内に立ち入ることが出来たのでスチブンソン弁装置の本物を見ることが出来ました。 この機関車の模型を吉祥寺北裏鐵道で最近よく見かけるようになしました。 これが此処にいたとはねぇー。(苦笑)

Dsc_1033 往路は一杯の乗客でしたが、帰路はガラガラ、皆さん散歩道を歩いて下ったようです。散歩道だと機関庫に行くのが面倒なんです。

こんな具合に楽しめた鐵道ですが、此処に辿り着くのは正直大変です。

さて次に思い浮かぶのは涼しさで木曽御岳です。が、半袖でも大丈夫だった2,100mの中腹でした。それくらい暑い日でした。 最初の写真はこの地に咲いている高山植物です。

ロープウェイで登るのですが、眼下のクマザサが揺らいでいるのを見ていた家人が、「熊だ!」、そして次にひらけた草原を見て「また熊だ!!」。 散歩道は怖くて歩けません。手持ちのコンデジではロープウェイの上から拡大なので黒い塊にしか写せませんでした。 結構沢山生息しているようです。これに気づいたのは我々だけのようでした。

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こんなこともありましたが、肝心の御岳さんは雲の中、見えそうで見えない状態が続いていましたが、降りる間近になって雲が切れ、山頂の一部が顔を覗かせてくれました。

P1000462 山の空気を久し振りに味わいましたが、冷気というよりも節電中の冷房という空気でしたけど。

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文明の利器があったからこそ此処まで登ることが出来たわけです。自分の足で登るなど大変なことです。

記憶に残った部分をメモにしました。まだ書きかけと云うところです。また思い出したことがあれば次の日記に書きます。


居眠り18切符

2011年08月05日 22時21分08秒 | ぶらり旅

 晴れと雨が一日の中でランダムに到来するこの数日です。洗濯物を外に干そうか干すまいか迷うという小市民の悩みが続きます。そして今日やっと夕方に我が家の庭で蝉の声を聞きました。

昨日は上野に行く用があり公園を散歩するとアブラゼミが沢山鳴いていました。蝉が鳴かないのは異常時の証拠だなんて云う声を聞いて渋い顔をしていましたが、これで一安心。隙あらば変なデマが流れる嫌なご時世です。上野公園は夏祭りの骨董市が開催中でしたが、興味を引くものは皆無でした。それよりも不忍池一面の蓮花が情緒がありました。残念ながら夕方なので殆どの花が閉じていました。

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大震災、原発メルトダウン、そして東京の我が家でも棟瓦が落ちる等々の被害があり、慌ただしく過ぎ去った数ヶ月でした。夏が来たような気分が起きませんが、早くも八月になっています。 会社員時代は夏休みをいつにするかと悩んでいた時期です。 皆さんの夏休みはいかがでしょうか?

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お茶の宣伝ではありませんが、私の夏休みと云えばこんな具合での青春18切符が定着した最近ですが、今年はどうしようかと思案中です。先日の静岡インドアライブスチームで往復二枚使いましたのであと3枚残っています。 この際、身延線を乗り通して甲府を散策しましたが、夕方の用事に間に合わせるために消化不良の旅になったのでリベンジを考えています。

そうは云っても移り変わる風景には心和みます。身延線は東海道線・富士駅から富士川に沿って甲府に向かいます。途中日蓮宗の総本山久遠寺のある身延や落語にある鰍(かじか)沢という駅が知られています。先年、酔考さんと久遠寺に登り、急な階段に疲れ果てた記憶があります。 今回は通り抜けただけ。熊本市の本妙寺も急な階段で知られていますが、総本山の階段をイメージして作られたのでしょうか。

Cimg0136 富士川は最近の雨で茶色の水流になっていました。

窓の外を見つつ、インドアライブスチーム会場で入手したスターリングエンジンの原理説明を眺めていました。 でも、不可思議な動作を頭の中で組立られずに分かったような分からないようなままです。熱力学の基礎が出来ていないからいけません。カルノーサイクルってどんなものでしたっけ(汗)

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そうこうしているうちに甲府です。身延線は二つ手前の駅から中央線と併走しています。甲府駅に入る直前に甲府城が見えますが、まだ登ったことはありません。 Cimg0170

甲府は徳川時代の重要な拠点ですが、駅前には武田信玄像があると云うのは細川藩の熊本城に加藤清正像があるのと同じかなと思いました。

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このあと甲府発高尾行きに乗車して遅めの駅弁昼食を食べると前の日の睡眠不足のせいか不覚にもそのまま居眠りして気が付いたら大月でした。まあこんなこともあります。 ゆっくり休養できました。

列車が居間になった一日でした。東京が近づくにつれて雨模様の空になってきたので居眠りもまた良きかなの帰路でした。 夕方の会合にも無事間に合ったので良しとします。

今日も只のメモになってしまいました。(汗)


静岡ライブスチーム大会そして18切符の旅

2011年08月01日 21時04分05秒 | からくり情報

 さてさて楽しかったけど疲れた週末でした。おかげで月曜日まで尾を引いています。 静岡で行われた室内ライブスチーム大会を見学し、そのついでに夏の18切符を楽しみました。今回は目的ある汽車旅だったので阿房列車とは云えないのが残念。帰路も家に帰るという目的があるので同様です。ただし、関東大回りになって静岡->富士->甲府->新宿と云うルートを各駅停車で楽しみました。 余裕を持っての各駅停車の旅となったので桃畑に実ったピンクのお尻まで確認出来ました。(笑) 葡萄もそろそろ収穫の季節が近づいてきたようで楽しみです。

Cimg0165 というのが静岡からの翌日の旅でした。 7時発の沼津行きライナーを利用したのですが、何と小田急を走っているあさぎり号の編成でした。JR東海でもこんな具合に空き列車を巧く利用していることが分かりました。 その昔、中央線ライナーの座席予約システムを一部作りましたが、ここにも拡がっていました。

時間を一日戻せば、静岡ツインメッセでのライブスチーム大会です。いつものライブスチームは慣れてしまったのか違うものにも目が行きます。

Cimg0113 ということで船団です。石神井公園の池で運転している方々が特設プールで船の運転実習をしていました。もちろん来客者向けですが、初めて見る船が色々あって楽しめました。鯨かイルカのような潜水艦はよく出来ています。 船は機関車よりも運転場所がなくて大変なようです。 我が家にも一度も運転したことのない田宮の消防艇がいたと云ったら、早く再生するようにと促されました。

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超精密な自作マリーンエンジン群に見とれました。潤滑油タンクから軸受けへのルートももちろん生かしてあります。

その次に見つけたのがこれらです。何でしょうか?

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蒸気でなく熱力学を応用して空気の力で動くスターリングエンジン達です。炎をシリンダーに当てると静かな音で動き出すので実に興味深いエンジンです。自動車、船、発電プラントと色々面白い模型が並んでいました。海上自衛隊の新造潜水艦、、そうりゅう だったかがこのエンジンを利用していると読んだことがありますが、ディーゼルエンジンより遙かに小さな音なんでしょうね。 出力を上げるには色々課題もありそうですが、世界一を目指して欲しいものです。

と云うようなことを夢想していたら今朝我が家を見回すとこんなものが来ていました。よく見るとエンジンの振動が写ってしまいました。(苦笑)

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アルコールランプの炎がLEDランプの光に変換されています。外部出力端子もあるので色々応用可能です。もちろん模型の世界の話ですけど。熱を直接回転力に変換出来るからくりが高効率化されるとまったく違うエネルギー源になりそうです。カタログによるとボア18mm、ストローク11mm、回転数3000rpm、軸出力0.6Wとあります。ストロークが短いせいか回転数が高いようです。蒸気機関違って速度制御が困難なようなので少々戸惑っています。大変静かな回転はいいのですけど。 あと、風に弱いので不燃フードが必要です。

開発されて200年、まだまだこれから発展する余地のあるのスターリングエンジンです。

Dscn0986 さて目玉は三インチ半のC62、定置した状態で石炭を焚いて動かしていました。 素晴らしいけど私にはもう重過ぎて駄目です。70kgだったかな? そういえばラージゲージ転向者でぎっくり腰が目立つのは気のせいでしょうか? 俗にこのクラスには金力と筋力が必要だとか。(笑)

Cimg0102 一部の写真はカメラの中なので手元にあった写真を掘り起こすとこんなものがありました。 新製品クラウスがアスターホビーのブースで動いていました。試作品と思いますが、機能的にはフルセットを装備し、なかなか良く出来ています。ドラフト音もいいですね。  最近このような小型機関車にも興味が出てきました。 長大な線路を敷設できないせいかもしれませんけどね。(苦笑)

盛りだくさんな週末でした。取り急ぎちょこっとご報告。

そのうち何処かをズームアップします。