立川記念2日目優秀の初夢賞(動画)。並びは昨日の予想通りで,有賀選手は関東ラインを追走しての4分戦。4分戦だけにめまぐるしい展開となりました。まず残り2周のバックで五十嵐選手が前受けの佐藤選手を抑えると,佐々木選手がこのラインを追走。そこをさらに外から武田選手が叩いて先行となりました。この結果,残り1周のホームでは武田選手-神山選手-有賀選手-五十嵐選手-渡辺選手-佐々木選手-山口選手-佐藤選手-岡部選手でほぼ一本棒。ほとんど緩めなかった武田選手の先行を,バックから4番手の五十嵐選手が先捲り。神山選手のブロックはあったものの見事に捲りきったのですがそこまでで失速。結果,直線は6番手の佐々木選手の捲り追込みが外から届く形となり1着。2着にも8番手から佐藤選手がさらに外から伸びてきました。3着には五十嵐選手の番手から渡辺選手が入っています。激しい争いになると想像していましたが,落ち着いて前を見て仕掛けた佐々木選手がうまく立ち回ったということでしょう。佐藤選手もあの位置からここまでくれば立派。五十嵐選手は失速して8着でしたが,ここはチャレンジャー的な立場といえ,一旦は武田選手を捲ったのですからいい内容だったといえるでしょう。今日はこの3人の動きが僕の目につきました。
明日は棋王戦挑戦者決定戦第二局。勝った方が挑戦者です。ここまでの対戦成績は佐藤棋聖が14勝,深浦八段が9勝です。
第二部定義二の意味は,後半部分に着目した方が理解しやすいかと思います。すでに紹介していますが,ここでのテーマなので繰り返します。事物Aがあるとして,このAの性質あるいは特徴を表現するAはXであるという命題があるとします。そしてこのとき,AがXなしにはあることも考えられることもできず,そして逆に,XもAがなければあることも考えられることもできないとき,XはAの本性(本質)に属するとスピノザはいうのです。どんな事物にもその事物に固有の本性というものがあります。そこで事物と事物の本性との関係は,一方がなければ他方が,しかし逆に他方がなければその一方が,あることも考えられることもできないという,いわば相互的な関係にあるということになります。なお,この定義の前半部分は,Xが与えられればAが定立され,Xが除去されればAが滅びるとき,XはAの本性に属するということになります。僕の考えではこれでスピノザが示したいことは,XはAを定立するものであり,滅ぼすものではないから,一般的に事物の本性はその事物の存在を定立するのであって,除去するものではないということだと思います。ただ,この点に関しては,ここでは扱わないかもしれません。
明日は棋王戦挑戦者決定戦第二局。勝った方が挑戦者です。ここまでの対戦成績は佐藤棋聖が14勝,深浦八段が9勝です。
第二部定義二の意味は,後半部分に着目した方が理解しやすいかと思います。すでに紹介していますが,ここでのテーマなので繰り返します。事物Aがあるとして,このAの性質あるいは特徴を表現するAはXであるという命題があるとします。そしてこのとき,AがXなしにはあることも考えられることもできず,そして逆に,XもAがなければあることも考えられることもできないとき,XはAの本性(本質)に属するとスピノザはいうのです。どんな事物にもその事物に固有の本性というものがあります。そこで事物と事物の本性との関係は,一方がなければ他方が,しかし逆に他方がなければその一方が,あることも考えられることもできないという,いわば相互的な関係にあるということになります。なお,この定義の前半部分は,Xが与えられればAが定立され,Xが除去されればAが滅びるとき,XはAの本性に属するということになります。僕の考えではこれでスピノザが示したいことは,XはAを定立するものであり,滅ぼすものではないから,一般的に事物の本性はその事物の存在を定立するのであって,除去するものではないということだと思います。ただ,この点に関しては,ここでは扱わないかもしれません。