スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

アメリカ遠征展望&真理の規範

2007-06-26 22:01:47 | 海外競馬
 昨日,日本の馬4頭が成田からアメリカに向けて旅立ち,日本時間の今日,無事に到着しました。出走するのは西海岸のハリウッドパーク競馬場で行われる2レース。ひとつが昨年はダンスインザムードが勝ち,今年からGⅡに格上げとなったキャッシュコールマイル(現地時間6日夜,日本時間7日午後)で,もうひとつが昨年はアサヒライジングが2着,一昨年はシーザリオが勝ったアメリカンオークスGⅠ(現地時間7日午後,日本時間8日朝)です。出走する馬を紹介し,ちょっとだけ展望しておきます。
 キャッシュコールマイルに3頭。今年の京都牝馬ステークスを圧勝したディアデラノビア,先月のヴィクトリアマイルを勝ったコイウタ,そして昨年の桜花賞を勝っているキストゥへヴン。アメリカの芝競馬というのはそうもレベルが高くありませんので,ダンスインザムード級の馬ならかなりの確率で勝てますが,この3頭はそこまでの力量はありません。ただ,勝機はあるでしょう。ここでは,名前を挙げた順にチャンスが高いと展望しておきます。
 アメリカンオークスにはオークスを勝ったローブデコルテ。これは相手関係によりますが,今年の日本の3歳牝馬のレベルを考えると,キャッシュコールマイルよりさらに勝機は大きそうです。小回りの競馬場ですので乗り方はひとつの鍵になるでしょう。
 これらふたつのレースの結果についてはまとめてエントリーします。早くて7月8日になります。

 明日は大井で帝王賞。ここはJRA勢が強力で,大方はブルーコンコルド◎,サンライズバッカス○,シーキングザダイヤ▲の三つ巴。どれかが崩れた場合の3着候補としてアウスレーゼ△を挙げておきます。

 人間の精神のうちには真の観念がありますから,人間は真理一般というものがどういうものであるのかということを認識することができるわけです。ところで,真理一般を認識できるということは,同時に,真理ではないもの,あるいは真理に反するようなものも認識することができるということを意味します。これは,たとえば,真理と真理でないものとが混在する場合に,真理一般を認識するならその中から真理だけを抽出することができ,したがって残ったものについては真理ではないと認識できるということ,あるいはこれを逆に考えて,真理と非真理が混在している場合に,それらを分別できなければ真理のみをそこから抽出できず,真理だけを抽出できないのであれば,真理一般を確実に認識していることにはならないということから明らかであるといえると思います。
 そして,真理に反するものというのはもちろん虚偽です。したがって,人間をして真理を虚偽から区別させるものは,実は真理自身である,つまり人間にとって真理の規範とは真理そのものであるといえます。真理=真の観念だけが,真理の何たるかと虚偽の何たるかを人間自身に教え,真理を虚偽から区別させます。虚偽は,真理の性質を人間に教えないばかりではなく,虚偽自身の性質も人間に教えることはないのです。つまり僕たちが真理というものに一般的に含まれる性質を理解しているのは,僕たちの精神のうちに何らかの真の観念が現実的に存在しているということを意味しているのです。
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