スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

天皇賞&スピノザ哲学との関係

2008-05-04 19:01:06 | 中央競馬
 3200メートルという古馬の大レースではやや異質な距離で争われる第137回天皇賞
 アドマイヤジュピタが出遅れ。好発を決めたのはホクトスルタンで,一旦は後ろを引き離しました。トウカイトリック,アサクサキングスと続きましたが,1周目の直線でアドマイヤメインが2番手に上がり,ホクトスルタンのリードもやや縮まって隊列が落ち着きました。最初の1000メートルは61秒1のスローペース。
 向正面の終りあたりからメイショウサムソンが外を上昇。出遅れた関係でこの直後にいたアドマイヤジュピタもマークするように上昇。直線に入るところでホクトスルタンを捕えに出たアサクサキングスが外の方に出てきたのでメイショウサムソンにちょっとした不利。アサクサキングスが先頭に出ましたが,これを大外から捕えたアドマイヤジュピタが一気に抜け出しました。普通ならこれでレースは決まりですが,立て直したメイショウサムソンが2頭の間をぐいぐいと伸びてきたので,アドマイヤジュピタはゴール前でかなり迫られましたが凌ぎきって優勝。メイショウサムソンが惜しい2着で3着はアサクサキングス。
 優勝したアドマイヤジュピタは3歳3月に2勝目を上げた後,骨折。1年4ヶ月強の休養を経て昨夏に復帰。準オープンの身で挑戦したアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を達成すると,今年に入って阪神大賞典も制していました。大レースはこれが初制覇。5歳とはいえそれほどキャリアがあるわけではなく,まだこれからも活躍できる馬と思います。岩田康誠騎手は昨秋のジャパンカップ以来の大レース優勝で,天皇賞は初制覇。友道康夫調教師はこれが初の大レース制覇です。
 メイショウサムソンは不利がなければあるいはというレース。力のあるところをみせました。アサクサキングス,ホクトスルタンの4歳2頭も,レベルの低い世代と思われたわりには頑張ったといえると思います。

 明日は船橋でかしわ記念があります。これはブルーコンコルド◎とワイルドワンダー○の争い。ほかはボンネビルレコード△,フジノウェーブ△,トップサバトン△。

 この論理構成をスピノザの哲学との関連でもう少し詳しく分析します。
 まず第一の点は,第二部自然学①公理一の意味と同じです。
 次に第二の点は飛ばして,第三の点と第四の点についていえば,これは一般的な公理に属すると考えることができると思います。
 第五の点は第三の点と第四の点が正しいならば必然的に帰結しなければなりません。
 第六の点は第三の点を一般的にいい換えたものです。
 第七の点は,厳密にいうならば,何ものも運動することはないというべきではないかと僕は思うのですが,この点に関しては許容することにしましょう。
 問題となるのは第二の点ですが,スピノザの哲学に近づけるために,これを次のようにいい換えます。
 物体は延長の個物ですので,現実的に存在するとも存在しないとも考えられるあるものです。しかし,もし今という時間を設定するならば,ある物体Xは現実的に存在しているか存在していないかのどちらかです。そこで現実的に存在すると仮定しましょう。
 次にこのXは,運動しているか静止しているかのどちらかです。そこで運動していると仮定するなら,Xは今は運動しているということになります。よってどんな物体も,それが運動しているならば,今といえるようなときに運動しているということになるでしょう。
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