アメリカのダート競馬は現在は全天候型馬場,いわゆるポリトラック・ニューポリトラックコースへの移行期にあるといえますが,いずれにしてもこうした馬場では世界のトップにあることは間違いありません。そのアメリカ競馬に,藤沢和雄厩舎の馬が挑戦します。

遠征したのは3歳馬3頭ですが,中心になるのはカジノドライヴ。ほかの2頭もレースに出走するかもしれませんが,この馬の調整のための帯同という意味が強いと思います。
カジノドライヴはアメリカ産。母がBetter Than Honourという馬で,産駒のJazilとRags to Richesがアメリカ三冠レースの三冠目にあたるベルモントステークスを,一昨年,昨年と連続で制しました。カジノドライヴのアメリカ競馬挑戦にはこうした背景があります。さしあたっては現地時間の10日に行われるピーターパンステークスGⅡに出走する予定で,すでにアメリカ入りしています。
カジノドライヴは日本では新馬を楽勝しただけでキャリアもその1戦のみ。常識的に考えてかなり厳しい戦いになると思われ,それ自体では無謀な挑戦という感じがしなくもありません。ただこれだけの血統的背景のある馬を,日本でレースをさせるだけでは終らせずに,アメリカでも走らせるという関係者の決断には,スポーツマンシップという観点からは敬意を表したいと思います。
明日は天皇賞。アサクサキングス◎,アイポッパー○,トウカイトリック▲の3頭に期待。あとアドマイヤモナーク△,メイショウサムソン△,ドリームパスポート△,ポップロック△。
平塚記念も決勝になります。ここは並びも読みやすく,山崎-伏見-成田の福島,武田-手島-兵藤の関東,中川-井上の九州に三宅。山崎選手から。
この第三の逆説については,『ゼノン4つの逆理』の著者である山川偉也さんが,アリストテレスの報告を基にして以下のように要約しています。これはおおよそゼノンの主張にそぐうものであると考えられますので,ここではそれをそのまま用いることとします。

第一に,すべてのものは静止しているか運動しているかのどちらかです。
第二に,もしも矢が運動するとすれば,それは今現在という時間に運動します。
第三に,今現在という時間には,矢はそれ自身がある場所にあります。
第四に,もしもある物体がそれがある場所にあるなら,その物体は運動していません。
第五に,このゆえに,今現在は矢は静止しています。
第六に,運動している物体は,今現在という時間には,その物体がある場所にあります。
第七に,よって運動している矢は静止していうということになります。
僕の考えでは,この論理構成のうち,最も重要なのは第二の論点です。というのは,今現在という時間と,ここと特定されるような場所というのは,リンクしたような関係にあると考えられるからです。これは数列の稠密性の排除というのが,距離の数列を排除するだけでなく,時間の稠密性をも排除するということと関係していると思います。また,今現在という時間に撮影された物体は,写真の中で,ここと特定できるような場所に位置しているということからも,今とここの関係が理解できるのではないかと思います。

遠征したのは3歳馬3頭ですが,中心になるのはカジノドライヴ。ほかの2頭もレースに出走するかもしれませんが,この馬の調整のための帯同という意味が強いと思います。
カジノドライヴはアメリカ産。母がBetter Than Honourという馬で,産駒のJazilとRags to Richesがアメリカ三冠レースの三冠目にあたるベルモントステークスを,一昨年,昨年と連続で制しました。カジノドライヴのアメリカ競馬挑戦にはこうした背景があります。さしあたっては現地時間の10日に行われるピーターパンステークスGⅡに出走する予定で,すでにアメリカ入りしています。
カジノドライヴは日本では新馬を楽勝しただけでキャリアもその1戦のみ。常識的に考えてかなり厳しい戦いになると思われ,それ自体では無謀な挑戦という感じがしなくもありません。ただこれだけの血統的背景のある馬を,日本でレースをさせるだけでは終らせずに,アメリカでも走らせるという関係者の決断には,スポーツマンシップという観点からは敬意を表したいと思います。
明日は天皇賞。アサクサキングス◎,アイポッパー○,トウカイトリック▲の3頭に期待。あとアドマイヤモナーク△,メイショウサムソン△,ドリームパスポート△,ポップロック△。
平塚記念も決勝になります。ここは並びも読みやすく,山崎-伏見-成田の福島,武田-手島-兵藤の関東,中川-井上の九州に三宅。山崎選手から。
この第三の逆説については,『ゼノン4つの逆理』の著者である山川偉也さんが,アリストテレスの報告を基にして以下のように要約しています。これはおおよそゼノンの主張にそぐうものであると考えられますので,ここではそれをそのまま用いることとします。

第一に,すべてのものは静止しているか運動しているかのどちらかです。
第二に,もしも矢が運動するとすれば,それは今現在という時間に運動します。
第三に,今現在という時間には,矢はそれ自身がある場所にあります。
第四に,もしもある物体がそれがある場所にあるなら,その物体は運動していません。
第五に,このゆえに,今現在は矢は静止しています。
第六に,運動している物体は,今現在という時間には,その物体がある場所にあります。
第七に,よって運動している矢は静止していうということになります。
僕の考えでは,この論理構成のうち,最も重要なのは第二の論点です。というのは,今現在という時間と,ここと特定されるような場所というのは,リンクしたような関係にあると考えられるからです。これは数列の稠密性の排除というのが,距離の数列を排除するだけでなく,時間の稠密性をも排除するということと関係していると思います。また,今現在という時間に撮影された物体は,写真の中で,ここと特定できるような場所に位置しているということからも,今とここの関係が理解できるのではないかと思います。