スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

さきたま杯&「ある」という意味

2008-05-28 19:02:15 | 地方競馬
 6日のかきつばた記念から舞台を変えての再戦模様となった今日のさきたま杯
 おそらく逃げたかったであろうコンゴウリキシオーが立ち遅れ。後方からの競馬となってしまい,持ち味を生かすことができませんでした。先手を奪ったのは名古屋のキングスゾーンで,これを掛かり気味に船橋のプライドキムが追う展開に。前半の600メートルは36秒2。ミドルペースとなりました。
 3コーナーを過ぎるとプライドキムがキングスゾーンに並び掛け,3番手にいたメイショウバトラーもその外に並んで3頭が雁行。直線に入るとプライドキムは後退,メイショウバトラーが一旦は前に出たものの,これをマークしていたリミットレスビッドの伸び脚が鋭く,あっさりとメイショウバトラーを交わして優勝。メイショウバトラーが2着で,キングスゾーンが3着に粘りました。
 優勝したリミットレスビッドは昨年12月の兵庫ゴールドトロフィー以来の勝利で重賞は実に8勝目。もうすでに9歳になったのですが,まったくの衰え知らずで,一定の力を常に発揮し続けています。どちらかといえば寒い時期の方がよさそうなタイプ。あるいはこれで少し休みに入るのかもしれません。岩田康誠騎手,加用正調教師とも,さきたま杯は初制覇となります。

 物体が運動する場合にはそれはある位置にはないと主張することは,もしも物体がある位置にはないならば,それはその物体が運動しているということであると主張することと同じです。これはちょうど,もしも物体がある位置にあるのであれば,その物体はその位置で静止しているという意味であるということの裏返しになりますから,問題ないでしょう。また,ここである位置というのがどういう位置であるのかということによく注意するならば,単に一般的観点から考えただけでも,これがそれ自体では不条理であるとはいえないということも明らかになりました。そこでここからは,物体があるとか,物体がないとかいわれること自体が,どのような意味を示すのかということにも注意する必要があります。
 まず第一に,あるとかないとかいうのは,その主語になるものの実在についていわれます。物体は延長の個物ですので,実在するということはまず現実的に実在するということを意味します。よって物体があるというのは,まずその物体が現実的に実在するということを意味するでしょう。
 しかし同時に,物体が運動するとか物体が静止するというのは,現実的に実在する物体について,それが運動するとか静止するといわれるのです。現実的に実在しない物体は運動することも静止することも不可能ですから,これはそれ自体で明らかであると思います。よって,物体がある位置にはないということがその物体が運動するという意味であるといわれる場合には,このないということが,実在を示すと考えてはいけないということになります。むしろそれが物体の実在を意味するのであれば,この主張はそれ自体で不条理であるといわれなければならないということになると思います。
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