中山グランドジャンプを勝ったマルカラスカル。父はグラスワンダーですが,母系の方に目を転じますと,祖母にダイナアクトレスの名前が見えます。大レースは勝てなかったのですが,この馬も名馬の1頭です。社台の馬ですが,女優の南田洋子さんが一口持っていたので,アクトレスと名付けられたと記憶しています。
メジロラモーヌと同世代ですので,やはり僕は最初の頃のレースは見ていません。デビューは2歳の8月で,新馬,オープン,函館3歳ステークスまで3連勝で重賞制覇。桜花賞には間に合わず,オークスに出走しましたがメジロラモーヌの3着。ここから1年の休養。
4歳春は3戦して勝てず。秋から岡部幸雄騎手に替わって本格化。京王杯オータムハンデ,毎日王冠と重賞を連勝。天皇賞は馬場が悪くなり8着に敗れましたが,続くジャパンカップは後方から追込み3着。日本馬では最先着を果しました。有馬記念はそれまでより前で競馬をして7着。戦法が変わったこともあるでしょうが,基本的には距離が長かったものと思います。ちなみにこの有馬記念は,その年のダービー馬メリーナイスが落馬し,皐月賞と菊花賞を勝ったサクラスターオーが競走を中止するという,波乱に満ちた有名なレースです。この年,最優秀4歳以上牝馬に選出されました。
翌年は中山競馬場が改修中で,皐月賞が東京で争われた年。当時は安田記念ヘ向う前哨戦のひとつであったスプリンターズステークスも東京で行われ,これを勝つと京王杯スプリングカップも勝利。しかし安田記念はこの馬の宿敵であったニッポーテイオーの2着。秋は毎日王冠と天皇賞を2戦するも,5着,4着と勝てず,これで引退。この年も最優秀4歳以上牝馬に選出されています。
この馬が走っていた当時は,エリザベス女王杯は3歳牝馬限定,またヴィクトリアマイルは創設前。古馬になって本格化したこの馬にとって,大レースを勝つためには牡馬を相手にする必要があり,大レースを勝てなかった一因にはそれが大きかったと思います。もしもヴィクトリアマイルがあれば,間違いなく勝てていたのではないでしょうか。
明日はそのダイナアクトレスも出走したオークス。これは難しそうなのでリトルアマポーラ◎,ソーマジック○,レッドアゲート▲の3頭で。
また,大垣記念の決勝もあります。関東が別れての並びで,森田には長塚-後閑で,桐山-海老根の南関東に兵藤。中部は吉田-山田-島野。長塚選手を狙ってみたいという気がします。
このように運動と位置の関係を考えた場合,どんな論理的帰結が得られるのでしょうか。
まず,現実的に存在する物体は,運動しているか静止しているかのどちらかです。このことはスピノザもゼノンも受け入れなければなりません。ところでこのとき,物体が静止しているということは,その物体がある位置にあるということを意味します。このことはゼノンは受け入れなければならないことですし,また,スピノザはおそらく受け入れることを拒まないであろうと思います。
次に,これはすでに第二部自然学①公理一の意味で示したことですが,現実的に存在する物体が運動しているか静止しているかのどちらかであるということは,すでにその中に,運動している物体は静止していないし,静止している物体は運動していないということ,つまり運動と静止は異なるということを含んでいなければなりません。スピノザはこれを認めるでしょう。ゼノンはそもそも物体が運動するということを否定しようとするわけですから,このことばの意味のままにこれを受け入れることはできないかもしれませんが,少なくとも否定はできないと思います。
よってこのことから出てくることは,静止している物体がある位置にあるというのなら,運動している物体はある位置にはないということでなければならないのです。よって問題は,ある位置にはない物体が現実的に実在するということが可能であるのかどうかということになります。ゼノンの立場に近づける仕方でいい換えればこのように示される問題が,現実的に実在する物体が運動するということがあるのかどうかという問題になってくるのです。
メジロラモーヌと同世代ですので,やはり僕は最初の頃のレースは見ていません。デビューは2歳の8月で,新馬,オープン,函館3歳ステークスまで3連勝で重賞制覇。桜花賞には間に合わず,オークスに出走しましたがメジロラモーヌの3着。ここから1年の休養。
4歳春は3戦して勝てず。秋から岡部幸雄騎手に替わって本格化。京王杯オータムハンデ,毎日王冠と重賞を連勝。天皇賞は馬場が悪くなり8着に敗れましたが,続くジャパンカップは後方から追込み3着。日本馬では最先着を果しました。有馬記念はそれまでより前で競馬をして7着。戦法が変わったこともあるでしょうが,基本的には距離が長かったものと思います。ちなみにこの有馬記念は,その年のダービー馬メリーナイスが落馬し,皐月賞と菊花賞を勝ったサクラスターオーが競走を中止するという,波乱に満ちた有名なレースです。この年,最優秀4歳以上牝馬に選出されました。
翌年は中山競馬場が改修中で,皐月賞が東京で争われた年。当時は安田記念ヘ向う前哨戦のひとつであったスプリンターズステークスも東京で行われ,これを勝つと京王杯スプリングカップも勝利。しかし安田記念はこの馬の宿敵であったニッポーテイオーの2着。秋は毎日王冠と天皇賞を2戦するも,5着,4着と勝てず,これで引退。この年も最優秀4歳以上牝馬に選出されています。
この馬が走っていた当時は,エリザベス女王杯は3歳牝馬限定,またヴィクトリアマイルは創設前。古馬になって本格化したこの馬にとって,大レースを勝つためには牡馬を相手にする必要があり,大レースを勝てなかった一因にはそれが大きかったと思います。もしもヴィクトリアマイルがあれば,間違いなく勝てていたのではないでしょうか。
明日はそのダイナアクトレスも出走したオークス。これは難しそうなのでリトルアマポーラ◎,ソーマジック○,レッドアゲート▲の3頭で。
また,大垣記念の決勝もあります。関東が別れての並びで,森田には長塚-後閑で,桐山-海老根の南関東に兵藤。中部は吉田-山田-島野。長塚選手を狙ってみたいという気がします。
このように運動と位置の関係を考えた場合,どんな論理的帰結が得られるのでしょうか。
まず,現実的に存在する物体は,運動しているか静止しているかのどちらかです。このことはスピノザもゼノンも受け入れなければなりません。ところでこのとき,物体が静止しているということは,その物体がある位置にあるということを意味します。このことはゼノンは受け入れなければならないことですし,また,スピノザはおそらく受け入れることを拒まないであろうと思います。
次に,これはすでに第二部自然学①公理一の意味で示したことですが,現実的に存在する物体が運動しているか静止しているかのどちらかであるということは,すでにその中に,運動している物体は静止していないし,静止している物体は運動していないということ,つまり運動と静止は異なるということを含んでいなければなりません。スピノザはこれを認めるでしょう。ゼノンはそもそも物体が運動するということを否定しようとするわけですから,このことばの意味のままにこれを受け入れることはできないかもしれませんが,少なくとも否定はできないと思います。
よってこのことから出てくることは,静止している物体がある位置にあるというのなら,運動している物体はある位置にはないということでなければならないのです。よって問題は,ある位置にはない物体が現実的に実在するということが可能であるのかどうかということになります。ゼノンの立場に近づける仕方でいい換えればこのように示される問題が,現実的に実在する物体が運動するということがあるのかどうかという問題になってくるのです。