2013年のNARグランプリが14日に発表されました。
年度代表馬は北海道重賞のサンライズカップ,北海道2歳優駿,全日本2歳優駿を制した北海道のハッピースプリント。地方馬として唯一の大レースの勝ち馬ですから順当な受賞でしょう。低調な地方競馬の新星として長きにわたっての活躍が期待されます。部門別では2歳最優秀牡馬。
2歳最優秀牝馬は東京2歳優駿牝馬を勝った川崎のブルーセレブ。この部門での重賞の勝ち馬は不在。ならば2歳牝馬の地方競馬の女王決定戦を制したこの馬の受賞になるのは妥当でしょう。
3歳最優秀牡馬は東京ダービーを勝った船橋のインサイドザパーク。この1勝だけなのですが,最も格的に上位と思しきレースを勝ったのが評価された形。その後の成績は残念の一語で,何とか復活を期待したいところです。
3歳最優秀牝馬は園田クイーンセレクション,MRO金賞,秋桜賞と,園田,金沢,名古屋の地区重賞を勝った愛知のピッチシフター。この部門は非常に難航したようですが,全国を駆け回った点が評価されたもの。ただ,この馬は牝馬重賞ならどこかで手が届いてもおかしくないようには思えます。
4歳以上最優秀牡馬は京成盃グランドマイラーズ,サンタアニタトロフィー,オーバルスプリントを勝った大井のセイントメモリー。重賞の勝ち馬がこの馬だけなので当然。今年も短距離重賞での活躍が期待されるところです。
4歳以上最優秀牝馬は東京スプリント,習志野きらっとスプリント,クラスターカップを優勝した笠松のラブミーチャンで,これも当然。2009年が年度代表馬,2011年が4歳以上最優秀牝馬,2012年が年度代表馬で,3年連続4度目の受賞。最優秀短距離馬も併せての受賞で,こちらも実績から当然といえましょう。
最優秀ターフ馬は北海道のプレイアンドリアル。もしも受賞するならこの馬しかなく,重賞は勝っていないものの順当とはいえるのでしょう。北海道所属としての受賞ですが,現在は川崎に在籍しています。今週末の京成杯に出走予定。
ダートグレード競走特別賞は佐賀記念,名古屋大賞典,アンタレスステークス,かしわ記念,帝王賞,JBCクラシック,東京大賞典と勝ちまくったJRAのホッコータルマエ。地方競馬が主催するレースで最も良績をあげた馬ですから,これは文句なしです。
これ以外の部門に関しては割愛します。
自然Naturaのうちに実在するあるひとつの因果関係,たとえば原因causaAから結果effectusBが生じるということを抽出し,それが確かに必然的necessariusであるということを証明し得たと仮定します。しかしこのことだけでは強い意味は成立しません。ここでいわれている原因とは,自然のうちに実在する個々の原因の総体のことであり,同様に結果とはその原因から生じる各々の結果の総体のことなのですから,それらの因果関係のすべてが必然的であると証明されない限りは,強い意味が成立したことにはならないからです。第二段階の疑問はこのことを問うものです。
第二段階といいましたが,実際にレベルという観点からいうなら,これは素朴な疑問と同じレベルです。ここでいうレベルの意味は,考察を進めていけば理解できますので,今は単に同じレベルだとのみいっておきます。ただし,この疑問は素朴な疑問とは異なった意味を有し得ます。
複数の因果関係が現実的に存在しないならば,この疑問も実在的には無意味ですが,この点は問いません。素朴な疑問が疑問として成立するように,この疑問も疑問としては成立します。そしてこの仮定でいけば,自然のうちに実在するすべての因果関係は,ある知性intellectus,これは有限知性のことですが,それによっては認識しきれない可能性が残ります。しかしある有限知性によって把握しきれない因果関係に関しても,それが必然的であるのでなければ,強い意味というのは成立しません。人間の精神mens humanaが有限知性であることは間違いないでしょうから,強い意味というのは,人間の知性によっては把握しきれないことを主張しているという可能性が残るのです。これが第二段階の疑問が有する,素朴な疑問とは異質の意味であることになります。
ただし,この疑問もまたやはり弱点を抱えているということは,素朴な疑問の場合と同じです。有限知性によっては把握しきれない可能性があるという主張は,裏を返せば,有限知性によっても把握可能である可能性もあるという意味にほかならないからです。さらにいえば,無限知性intellectus infinitusはそれを把握し得ると反論されるかもしれません。なのでさらに次のステップへと駒を進めることにしましょう。
年度代表馬は北海道重賞のサンライズカップ,北海道2歳優駿,全日本2歳優駿を制した北海道のハッピースプリント。地方馬として唯一の大レースの勝ち馬ですから順当な受賞でしょう。低調な地方競馬の新星として長きにわたっての活躍が期待されます。部門別では2歳最優秀牡馬。
2歳最優秀牝馬は東京2歳優駿牝馬を勝った川崎のブルーセレブ。この部門での重賞の勝ち馬は不在。ならば2歳牝馬の地方競馬の女王決定戦を制したこの馬の受賞になるのは妥当でしょう。
3歳最優秀牡馬は東京ダービーを勝った船橋のインサイドザパーク。この1勝だけなのですが,最も格的に上位と思しきレースを勝ったのが評価された形。その後の成績は残念の一語で,何とか復活を期待したいところです。
3歳最優秀牝馬は園田クイーンセレクション,MRO金賞,秋桜賞と,園田,金沢,名古屋の地区重賞を勝った愛知のピッチシフター。この部門は非常に難航したようですが,全国を駆け回った点が評価されたもの。ただ,この馬は牝馬重賞ならどこかで手が届いてもおかしくないようには思えます。
4歳以上最優秀牡馬は京成盃グランドマイラーズ,サンタアニタトロフィー,オーバルスプリントを勝った大井のセイントメモリー。重賞の勝ち馬がこの馬だけなので当然。今年も短距離重賞での活躍が期待されるところです。
4歳以上最優秀牝馬は東京スプリント,習志野きらっとスプリント,クラスターカップを優勝した笠松のラブミーチャンで,これも当然。2009年が年度代表馬,2011年が4歳以上最優秀牝馬,2012年が年度代表馬で,3年連続4度目の受賞。最優秀短距離馬も併せての受賞で,こちらも実績から当然といえましょう。
最優秀ターフ馬は北海道のプレイアンドリアル。もしも受賞するならこの馬しかなく,重賞は勝っていないものの順当とはいえるのでしょう。北海道所属としての受賞ですが,現在は川崎に在籍しています。今週末の京成杯に出走予定。
ダートグレード競走特別賞は佐賀記念,名古屋大賞典,アンタレスステークス,かしわ記念,帝王賞,JBCクラシック,東京大賞典と勝ちまくったJRAのホッコータルマエ。地方競馬が主催するレースで最も良績をあげた馬ですから,これは文句なしです。
これ以外の部門に関しては割愛します。
自然Naturaのうちに実在するあるひとつの因果関係,たとえば原因causaAから結果effectusBが生じるということを抽出し,それが確かに必然的necessariusであるということを証明し得たと仮定します。しかしこのことだけでは強い意味は成立しません。ここでいわれている原因とは,自然のうちに実在する個々の原因の総体のことであり,同様に結果とはその原因から生じる各々の結果の総体のことなのですから,それらの因果関係のすべてが必然的であると証明されない限りは,強い意味が成立したことにはならないからです。第二段階の疑問はこのことを問うものです。
第二段階といいましたが,実際にレベルという観点からいうなら,これは素朴な疑問と同じレベルです。ここでいうレベルの意味は,考察を進めていけば理解できますので,今は単に同じレベルだとのみいっておきます。ただし,この疑問は素朴な疑問とは異なった意味を有し得ます。
複数の因果関係が現実的に存在しないならば,この疑問も実在的には無意味ですが,この点は問いません。素朴な疑問が疑問として成立するように,この疑問も疑問としては成立します。そしてこの仮定でいけば,自然のうちに実在するすべての因果関係は,ある知性intellectus,これは有限知性のことですが,それによっては認識しきれない可能性が残ります。しかしある有限知性によって把握しきれない因果関係に関しても,それが必然的であるのでなければ,強い意味というのは成立しません。人間の精神mens humanaが有限知性であることは間違いないでしょうから,強い意味というのは,人間の知性によっては把握しきれないことを主張しているという可能性が残るのです。これが第二段階の疑問が有する,素朴な疑問とは異質の意味であることになります。
ただし,この疑問もまたやはり弱点を抱えているということは,素朴な疑問の場合と同じです。有限知性によっては把握しきれない可能性があるという主張は,裏を返せば,有限知性によっても把握可能である可能性もあるという意味にほかならないからです。さらにいえば,無限知性intellectus infinitusはそれを把握し得ると反論されるかもしれません。なのでさらに次のステップへと駒を進めることにしましょう。