脳卒中をやっつけろ!

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脳卒中にならない5か条 その三「危うきを避け」喫煙 その2

2011年06月21日 | 脳卒中
「最近は、禁煙補助薬もありますよ」と紹介すると、「お金がかかるのは困る」という患者さんがいます。そこで、喫煙でどのぐらいのお金がかかるのか、つまり禁煙するとどのぐらい節約になるのか計算してみました。
タバコは昨年10月に値上げされました。現在、マイルドセブン410円、セブンスター440円、ピアニッシモ440円など、300円前後から一気に100円以上値上がりしたのです。
そこで一箱400円として計算しても、20-80歳の間、一日一箱吸うと仮定すると、なんと876 万円もかかるのです!50歳、あるいは60歳から禁煙しても、上のように300-400万円も節約になります。それに、がんや脳卒中をふくむ様々な病気になりやすくなることも考慮に入れるともっと高額です。

禁煙補助薬にお金がかかるというのは、どうやら理由にはならなさそうですね!
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