前に「ステントとは?」で、ステントの原理を紹介しましたね。
「留置したステントが再度縮んでしまうことはないのか」とコメントを頂きました。
上の図に示すように、バルーンだけで動脈硬化による狭窄を拡張すると直後にelastic recoilという現象(血管の弾力でもとにもどろうとすること)がおきて広げたバルーンよりも狭い状態になってしまいます。
また一旦は広がっても2-3ヶ月経過すると、再狭窄が起きてしまいます。
ステントはこれを防止することが出来ます。
ステントはバルーンで広げた形でそのまま残りますので、elastic recoilが少なくなり、結果として再狭窄が少なくなるのです。
最近ではさらに再狭窄を減らすために薬剤をコーティングしたステントもあります。
これについてはいずれまた詳しく解説しますね!
「留置したステントが再度縮んでしまうことはないのか」とコメントを頂きました。
上の図に示すように、バルーンだけで動脈硬化による狭窄を拡張すると直後にelastic recoilという現象(血管の弾力でもとにもどろうとすること)がおきて広げたバルーンよりも狭い状態になってしまいます。
また一旦は広がっても2-3ヶ月経過すると、再狭窄が起きてしまいます。
ステントはこれを防止することが出来ます。
ステントはバルーンで広げた形でそのまま残りますので、elastic recoilが少なくなり、結果として再狭窄が少なくなるのです。
最近ではさらに再狭窄を減らすために薬剤をコーティングしたステントもあります。
これについてはいずれまた詳しく解説しますね!