ではもやもや病にバイパス手術を行うとどうなるか?
上の図のように、皮膚の血管から脳に血流が流れ込むようになります。
それとともにもやもや血管が徐々に退縮して行きます。
これは脳に血流が増えたことによって、もやもや血管にかかる負担が減少したことを意味します。
つまり、「もやもや血管が破綻することによる出血」や「もやもや血管では足りなくて脳梗塞を起こす」可能性が減少することを意味します。出血も梗塞も両方とも予防できると考えられます。
また、上の図では中大脳動脈と前大脳動脈の両方に血管がつながっていることが分かります。
個々の患者さんの状態によりますが、現在の私の手術法はこの二つの血管(中大脳動脈と前大脳動脈)の両方にバイパスを行う方法をスタンダードにしています。
これまでこの手術で後遺症が出たことはありませんし、治療後に脳卒中になった人もおらず、明らかに有効であると考えています。
明日ももやもや病のバイパス手術があるので、この手術法を行う予定です。
上の図のように、皮膚の血管から脳に血流が流れ込むようになります。
それとともにもやもや血管が徐々に退縮して行きます。
これは脳に血流が増えたことによって、もやもや血管にかかる負担が減少したことを意味します。
つまり、「もやもや血管が破綻することによる出血」や「もやもや血管では足りなくて脳梗塞を起こす」可能性が減少することを意味します。出血も梗塞も両方とも予防できると考えられます。
また、上の図では中大脳動脈と前大脳動脈の両方に血管がつながっていることが分かります。
個々の患者さんの状態によりますが、現在の私の手術法はこの二つの血管(中大脳動脈と前大脳動脈)の両方にバイパスを行う方法をスタンダードにしています。
これまでこの手術で後遺症が出たことはありませんし、治療後に脳卒中になった人もおらず、明らかに有効であると考えています。
明日ももやもや病のバイパス手術があるので、この手術法を行う予定です。
先生がこのブログで紹介されてるもやもや病の人によくある、ラーメンをフーフーして冷ましたり笛を吹いたりすることで、ふらっとめまいがする………
という話。実は私は幼い頃からそうだったので、皆が当たり前にそうだと思っていました。
その当たり前のことが、当たり前でなくなったのです。
こないだ甥っ子に風船を膨らまして!と頼まれました。反射的に断ろうとしましたが、彼の押しに負けフーフーとやりました。
それが全く何の違和感なく、最後まで膨らませ余裕でした!
37才にして初めての経験です。
6月にもやもや病が原因によるTIAを発症し9日間ほど入院しながらの点滴治療を受け、退院後は薬による治療を続けていましたが先日受けたMRIの結果、脳梗塞が見つかったため早期に脳の血流回復が必要であるとのことで10/23に右脳血管の複合バイパス手術を受けることになりました。手術まで約2週間ありますが、最近は毎日軽いTIAの症状(左手足が重くなる感覚)がでています。医者からは症状が出たらすぐに病院へ行く様にと言われていますが、手術前に点滴治療を受けるために再度入院するというのも意味がない様に思えますし、この程度の軽いTIAで本当に病院へ行く必要があるのかどうか、判断が難しいです。ただ手術までに重度の症状を伴う脳梗塞が発症してしまったらと考えると心配です。どのような対応をすべきかアドバイスをいただけるとありがたいです。
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