簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

浜名湖近辺(JR乗り潰しの旅)

2011-07-20 | Weblog
 そんな豊橋から15分程で車窓に雄大な浜名湖が近づいてくると鷲津。
そこを過ぎ新居町を出て、浜名湖に架かる鉄橋を渡ると弁天島で、駅前に開けた温泉街を見ながら、
再び鉄橋を渡ると舞阪だ。

 国内10番目の広さを誇る浜名湖は、南部が遠州灘に面した汽水湖で、ウナギや、カキ、ノリの養殖
などが行われている。
かつては、車窓からも田圃の中に水を満々と湛えたウナギの養殖池を、数多く見る事が出来たが、
最近では一昔前に比べると随分に減っているように感じる。
 水深の浅い、弁天島辺りの海岸では、干潮時アサリなどを取る姿を、車窓から見ることも出来る。

 ここら辺りは、東海道新幹線と東海道線が、身を寄せ合うように走り抜けている。
かつては旧東海道も通っていた交通の要衝地で、その姿は今も昔も変わらない。
 そんなわけで、新居から舞浜にかけては、旧東海道五十三次の宿場町として栄えた当時の面影を
残す遺跡が沢山残っている。
 車窓から、旧東海道の松並木を見ることもできる。







 駅の北側に、マリーナや広大なボートレース場の施設が広がる新居町には、旧東海道の「新居の関所」
が残っている。
 この国の特別史跡「新居関所」は、1855年当時の関所の建物が残されていて、その姿を今に伝える、国内に
現存する唯一の関所として知られている。
 江戸時代、「入り鉄砲に出女」を特に厳しく取り締まったと言われる関所で、この「改め」を嫌った婦女の
要請で開かれたのが、遠州の見附宿から三河の御油宿を結ぶ、東海道の脇街道で、湖の北を通る「姫街道」
で有る。(続)


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