簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

五本の木・梅の話

2011-07-11 | Weblog
 我が家の狭い庭に、5本もの梅の木が植わっている。

 一番最近仲間入りした梅は、しだれ梅で、昨年の冬、我が家にやって来た。
本当は鹿児島紅梅系の枝垂れが欲しかったのだが、余りにも値が高く手が出なくて、
同じような樹高、樹形の濃い目のピンク系のが、半値とは言えないまでも、それに
近く値頃感が有ったので購入した。

 昨年は植えた直後だからか、花が終わってからの新芽の吹き出しが弱く、余り枝が
伸びなくて、結果この冬の花付きは今一歩と言ったところであった。
 それでも僅かに枝垂れた枝に、精一杯紅色の花を付け、楽しませてくれた。



 植木屋の大将に教えられた通り、花が終わった直後、幹の付け根から30センチ程を
残し、枝垂れた枝を全部切り落とした。
 こんなに切ってしまって大丈夫だろうかとの思いを打ち消すように、春に成るとその
枝からは旺盛に春芽が延び、今では幹を隠すほどに茂っている。
まさに「桜切るバカ、梅切らぬバカ」である。
 この分なら年が明けた早春には、流れる滝のように紅色の花が一杯咲いてくれること
だろうと期待が今から高まっている。



 一番小さな梅の木は、玄関前に植わっている白梅だ。
何年か前、正月飾りとして角鉢に植えた松竹梅が、皆大きく成ってしまい、窮屈そうに
なったので、この冬解体し、それぞれを地に植えたものだ。



 根付くだろうかとの心配を余所に 梅の移植は簡単と言われる通り、狭い鉢植えから
解放された白梅は、小さな身体ながら、「ここに有り」と自己主張をするように、伸び伸び
と生き返っている。(続)


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