簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

震災の写真集

2011-08-26 | Weblog
 『仙台の河北新報社から「発生から10日間 東北の記録」と題した、震災の報道写真集が緊急出版され、
その予約を書店で受け付けている。売り上げの一部は、災害の義捐金として寄付される・・・』と言った
内容の記事が掲載された。
 その新聞記事を切り抜いて持参し、近くの本屋さんに早速取り寄せをお願いした。



 それから一か月半程過ぎて本屋から連絡があった。
件の本を取りに行った折、店頭を眺めて見ると、多くの震災や原発関連の本などが平積みされていて、震災
が現実的な出来事である事を思い知る。

 店員から、「内容は似ているかも知れませんよ」と言われたが、たまたま地元の新聞社と、中央紙などが
「震災写真集」を出していると言うので、内容をパラパラと見比べたうえで、何冊かを買い求めた。



 これまでも新聞やテレビの報道で見聞きする震災の様子には心を痛めていた。
まるで信じがたい惨状が、SFの作り事のようで、この世のものとはどうしても受け入れがたい。
 しかし、映画の世界のような光景は、紛れもない現実で、その事が本当に切なくて、悲しくて、何時も強く
胸を打たれる。
 そして今、こうして報道写真を手に、現地の様子を目の当たりにすると、打ち倒された草木や、破壊つく
された家並みや町のディテールに、何とも言いようのない切なさが胸を締め付ける。

 報道写真を手にしてからと言うもの、じっとしては居られなかった。
それから何日かして、報道写真が伝える写真に熱いものを感じつつ、僅かばかりの義捐金を持って、地元の
新聞社の受付窓口を訪ねた。(続)





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