簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

谷川岳 (JR全線乗潰しの旅)

2015-07-10 | Weblog
 この日鉄道を渋川の駅で降り、駅前でレンタカーを借りた。
近くの渋川伊香保ICから関越自動車道に乗り、ひたすら北に車を向け走らす。



 右手の山並みは赤城山系、左手は何と言う山系なんだろうか・・・などと思いを巡
らしながら、左右遥かに比較的穏やかな山並みを眺めながら、開放感のある自動
車道を行くドライブである。



 30分も走ると前方には、行く手を阻むようにごっごっとした厳しい稜線を持つ山塊
が見え始める。
恐らくあれが、群馬と新潟の県境に構える三国山脈の山々であろう。
これから水上ICで関越道を降り、その山々の懐に入り込む。



 三国山脈を構成する山の一つが、日本百名山のひとつに数えられている谷川岳
である。
岩場は、日本三大岩場の一つと言われ、山麓はスキー場として、それぞれ“メッカ”
と呼ばれるほどの人気で、沢山の人々を魅了している。



 しかしその一方、この山は「魔の山」とも呼ばれ、恐れられてもいる。
頂部を成す二つの峰の標高は2000メートルにはやや足りなく、それほどの高山で
はないが、急峻な岸壁と複雑な地勢、天候が特徴的な山らしい。



 日本海と太平洋の気流の衝突地帯で、日照時間が短く、夏は降水量が多く、冬
は厳しい寒さと多雪で、気象条件が厳しく、天候の変わり易さから遭難が後を絶
たないと言う。
そこにはギネスに登録されるほどの遭難者が命を失っていると言う現実があり、そ
のことが何とも痛ましい。(続)







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