安上がりなところも「極上」と自負しています。植物を
愛で、自給自足のフラワーアレンジ、そして何かを作る、描くなどです。
極上のひとり遊び
樹木たちはこう語る
今年の、3/31掲載した「大地の天使たち」と同じ著者、
ドロシー・マクリーンが木から受け取ったメッセージを本にしたものです。
森林破壊が進んで、様々な影響が明確になり
色々な意味で人間は方向転換を迫られていると思います。
目の前の物質的な価値観に溺れることなく
選択して行かなくてはいけないのだと感じます。
その為に、色々な視点からものを見たり、
耳を傾けることを大切にしたいです。
ただの植物好きではいけないかしら、と思ったりもします。
この本は樹木の視点で地球や人間が語られています。
森林は地球の皮膚だと云っています。
それを人間が好き勝手に剥がしていると......。
私たちは「衣食住」の全てで植物にお世話になり、
さらに植物が排出してくれる酸素が無ければ呼吸すらできないのです。
こんなにもお世話になりながら、
ヒドいことをしていると改めて思いました。
そして、「年取った大きな木は地球にとって
彼らでなければできない仕事をしています。
大きな木を勝手に切り倒してはいけません。
もっと大切にして下さい。」とも。
「ご神木」などと云いますものね。
また、「ワンネス」という言葉もよく出てきます。
バラバラのように見える人も動物も植物も地球も
本当は皆一つの命で神の一部ということです。
(宗教とは全く関係ありません。)
確かに誰もが「ワンネス」の意識があれば
争いごとや利己主義はなくなります。
自分自身が、内面から変わることがとても大切な気がしてきました。
未熟ながら、私も常に心の隅に留めて生活することにしています。
とても難しいのですが、取りあえず憎しみや恨み妬み、
差別など、ネガティブな感情を持たないよう気を付けています。
こんなこと、全く信じない方もいらっしゃるとは思いますが、
日々植物と接していると、彼らは光合成をして水を吸って、
花を咲かせて、実を作っているだけの存在ではないことを、
薄々感じてしまうのです。
もう一つ印象深かったのが、
「あなたの心に愛を湧き起こしたのは、一本の特定の木かも知れません。
でも、その木はあなたの気持ちを
自分だけへの気持ちとして受け取ることができず、
あなたは自動的にその種類の木全体の魂とつながります。」
わたしが、一本の桜の木を愛でると、
世界中の桜の木が、私の愛を受け取ってくれるということになります。
なんて素敵なんでしょう!!
そして、こう続きます。
「もし、人間がこの資質を学ぶことができれば、
戦争や争い、競争や不和は終わりを告げるでしょう。」
植物や木、自分についても色々な意味で
とても勉強になった一冊でした。
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