植物の不思議な（６）

　　

介護と植物－１

私は、１０年以上介護をしています。
去年、一昨年と、父、叔母を送り、
今は母だけです。
もちろん介護保険を通じては、
いろいろな方のお世話になっていますが、
兄妹は無く、親類も少ないので、
身内としては、全て一人でやってきました。
精神的、肉体的にもかなり辛いときも
ありましたが、大きな癒しは
何といっても植物でした。
美しさ、香り、発芽や成長の喜びが
いつもポジティブな気持ちに導いてくれます。
ですから、気持ちが前向きにならないときは、
ハサミやスコップを持って、
無理矢理外に出ることにしています。
土をいじったり、植物の世話に夢中になっているうちに
気がついたら元気になっていた.........ということが、
これまで何度あったでしょう................。
介護は、長ければ長いほど、
心にゆとりをつくらないと続きません。
ただただ介護に明け暮れるばかりでは、
疲弊してしまいます。
いろいろな意味で、植物はわたしにとって、
なくてはならない、大切なパートナーです。