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聖なる植物


 

マコモは、イネ科の植物で古くは「万葉集」や「古事記」に登場し、
「神の宿る草」と呼ばれて多くの神事に使われています。
出雲大社のしめ飾り、大分県の大貞八幡宮薦神社では、
池に自生しているマコモで編んだ薦枕がご神体だそうです。
また、神田明神では、マコモで編んだ茅の輪をくぐって
夏越しのお祓いをするそうです。
また、お釈迦様はマコモで編んだムシロを使って、
病気の治療をしたとも言われています。
ネイティブアメリカンは、実った実を神からの贈り物であり、
ワイルドライスとして、古くから食しているそうです。
そんなマコモに、黒穂菌という菌が規制して肥大化することで、
食用となったのが、この写真のマコモダケです。
適当に切って、そのままグリルで素焼きにして、
ポン酢をつけて食べると、とっても美味しい...............。
タケノコとトウモロコシを合わせたような味です。
そして、デトックス効果があって、古くから浄化、
毒素排出の効果があると言い伝えられているそうです。
お茶や粉末なども売られているようです。
「マコモ」という植物の名前だけは知っていましたが、
それ以外は何も知りませんでした。
多分以前に、中華料理に入っているのをタケノコだと思って
食べたような気もします............。



少しですが、まわりの葉っぱを取って、乾かしてから、
煮出してみたら、意外なことに微かに白檀の混ざったような
良い香り......神秘的.....。
飲んだらトウモロコシ茶みたいな味かしらと予想していたら、
良い香りが口と鼻に広がって、トウモロコシ茶より、
ずっと奥深く神秘で高尚な味で、なんか心も浄化された気分です。
やはり神様が宿る植物たる所以..........。
飲み辛さは全く無く、是非もっと飲みたい.........と思いました。
聖なる植物でありながら、食用にもお茶にもなる和製ハーブ、
素晴らしい植物でした。

























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