2015年12月28日 広島県
西国寺 重要文化財
広島県尾道市西久保町
西國寺は天平年中、行基菩薩創建と伝えられ、真言宗醍醐派の大本山です。ある日、尾道に立ち寄られた行脚の中の行基はその夜、加茂明神の霊夢を見て、その御告げによってこの地に開山したと言い伝えられます。時は西暦729年のこととされています。1066年に本堂炎上、行基作の本尊薬師如来も焼滅しましたが、永保元(1081)年、平安朝白河天皇の勅命により再建今に至ります。 伽藍の規模は正に西国一という意味を込め、西國寺と名付けられました。西国寺ホームページより
西国寺ホームページより転写
▼山門(仁王門)
室町時代末期の桜門形式の仁王門。元文5年(1740)尾道の豪商泉屋新助による大修理の棟札がある。また扁額「摩尼山」は小松宮彰仁親王の筆跡である。仁王像も山門と同時代と思われる。
山門である仁王門には室町末期作の2体の仁王像が安置されており、その健脚にあやかり2mを超える巨大な草履が奉納されています。
▲十王堂
▲鐘楼
▲英霊殿
▼ 金堂 重要文化財
金堂(こんどう)は、鎌倉末期の再建で、和様を基調としている。桁行(けたゆき)・梁間(はりま)各5間、一重、入母屋造り、本瓦葺きである。屋根に重量感があり、規模壮大で手法勇健といわれる。 ひろしま文化大百科
三重塔 重要文化財
一段と高所にそびえる三重塔は、方3間、本瓦葺きで、石製基壇の上に立つ純和様の復古建築である。この塔の建立については経緯を示す古文書が残っている。永享(えいきょう)元年(1429)3月日の宥尊塔婆勧進帳、足利義教と推定される「征夷将軍」をはじめとする室町幕府の要人が連署した建立寄進施主帳、山名一族の名がみえる再興寄附帳などがそれである。 ひろしま文化大百科
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