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小樽(北海道小樽市)の町並み2016③

2016-06-16 05:45:19 | 町並み

2016年5月12日 【道南2016】 北海道

小樽(北海道小樽市)の町並み2016③

▼旧三井物産小樽支店

戦前の道内事務所建築の代表作で、当時の建築思想を示す国際建築様式の単純明快な意匠です。設計は、松井貴太郎(横河工務所)、施工は大倉土木でした。黒御影石の貼られた玄関や1階の壁は、2階以上の白色タイル壁と鮮やかなコントラストを見せ、新鮮な印象を与えます。 昭和12(1937)年建築 小樽市へようこそ

▼ 旧北海道銀行本店(現小樽バイン) 

設計は、通りをはさんで建つ日本銀行旧小樽支店(小樽市指定有形文化財)の設計に携わった長野宇平治で、請け負ったのは地元の加藤忠五郎でした。銀行建築独特の重厚さをもち、玄関や窓まわりの石組みデザイン、コーナー部分や窓の間隔の変化などに特徴があります。外観の正面は、ほぼ創建時の姿で残っています。  明治45(1912)年 建築 小樽市へようこそ

  

 ▼旧北海道拓殖銀行小樽支店

この建物は、小樽経済絶頂期に建設され、三菱、第一各銀行小樽支店と共に北のウォール街の交差点を飾っています。銀行に貸事務所を併設する当時の道内を代表する大ビル建設で、銀行ホールには2階まで吹き抜けで、6本の古典的円柱がカウンターに沿って立ち、光を受けた様は圧巻です。初期鉄筋コンクリート造建築の道内主要遺構でもあります。 大正12(1923)年 建築 小樽市へようこそ

 

 

旧名取高三郎商店

山梨県出身の銅鉄金物商名取高三郎が、明治37年の稲穂町大火後に建てた店舗で、裏手に住宅や倉庫を連ねていました。角地に建ち、西側と南側に開いた形で防火のための袖壁(うだつ)を設けています。外壁には札幌軟石が使用されており、上部壁体を鉄柱で支える構造となっています。小樽の明治後期の代表的商家建築といえます。明治39(1906)年 建築 小樽市へようこそ
  

▼旧日本百十三銀行小樽支店

小樽支店の設置は明治26年で、当初の店舗はこの通りのもう少し南寄りにありますが、業務拡大に応じ建築されたのがこの建物です。寄棟、瓦屋根で、角地に玄関を設け、上部にギリシャ建築を思わせる飾りを配しているのが特徴です。設計は池田増治郎で、外壁は石張りとなっていましたが、その後外壁に煉瓦タイルを張り現在の姿となりました。明治41(1908)年建築  小樽市へようこそ

 

2016-06-16 05:45:19

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