2017年8月27日 【ぐるり東北2017】 山形県
旧山形師範学校講堂 県指定の文化財
山形県山形市緑町
旧山形師範学校講堂は、国の重要文化財に指定されている格調高い意匠の本館と、同じ敷地に隣接して建っている。
建物は木造平屋建、屋根切妻造桟瓦葺、基礎布切石、一部段積、外壁は下見板張ペンキ塗で、妻の一部は漆喰塗、内部床面は板張、天井格天井、窓は東面中央にアーチ窓を、その左右は上げ下げ窓、東面妻部に庇をつけ、正面入口としている。
東西両妻部にみられる切妻形飾破風、東面庇部柱の柱頭、庇屋根にみられる持送り、瓔珞(ようらく)等、本館の意匠とも同巧で、明治33、34年(1900~01年)頃、同時期の建築と思われる。
改変されている部分もありながら、なお創建時の面影を伝えている貴重な建築である。
旧山形師範学校本館、旧山形師範学校講堂は県立山形北高等学校と隣接している
北高資料館(県立山形北高等学校)
関連記事:山形市(山形県)の町並み①
cosmophantom