2019年12月16日 静岡県
修善寺温泉にて
静岡県伊豆市修善寺
善寺の温泉街、ほぼ中心に位置する独鈷の湯。桂川の清流の中に湧くこの温泉は修善寺温泉の原点です。
大同2年(807年)に弘法大師がこの地を訪れたとき、桂川で病みつかれた父の体を洗う少年を見つけました。その孝心に心を打たれた弘法大師は「川の水では冷たかろう」と手にした独鈷杵(仏具)で川中の岩を打ち、そこから霊泉を湧出させたといいます。
そして、大師が父子に温泉療法を教えたところ不思議なことに、父の十数年の固疾はたちまち平癒、その後この地には温泉療法が広まったと伝えられています。
これが修善寺温泉発祥の元になった独鈷の湯で、この温泉は伊豆最古ともいわれています。
▼修善寺
平安初期、大同二年(807年)、弘法大師が開創したと言われています。
爾来1200年、伊豆国禅院一千束と正史にも記され、山懐に抱かれた、ゆるやかな時の中で北条氏、源氏の興亡を見守った伊豆を代表する名刹。
▼独鈷の湯(修善寺温泉発祥の湯)
▼新井旅館
荘厳な趣の大浴場「天平大浴堂」、渡りの橋、文人墨客にゆかりのある客室など15棟が国の登録有形文化財。
青州楼 登録文化財
唐破風付きの城郭風建築で,六角塔屋をもち,「新井旅館」のシンボルとなっている。
▲独鈷の湯と新井旅館(青州楼)
▲筥湯(はこゆ)
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富士山ビュースポット
静岡県沼津市西浦江梨付近
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