2016年4月9日 青森県
弘前市仲町 重要伝統的建造物群保存地区
青森県弘前市
▼旧岩田家
江戸中期の武家住宅。伝統的建造物群保存地内の武家屋敷
▼旧笹森家住宅
この建物は、建築当初は伝建地区内の東部にありましたが、平成7年に前所有者から市へ主屋と門が寄贈されました。市では部材を解体保存し、平成24年に現在地に移築復元しましたものです。宝暦6年(1756)の文献に記載があることから、弘前市の伝建地区内に現存する最古の武家住宅と確認されました。主要部分の間取りが建築当初から変わらず、建築当初の部材も多く残っています。
▼旧岩田家
敷地約700m2、間口16.25m、奥行43.0m、平面積131m2、茅葺屋根である。建築後約190年を経過しているが、主要部分は当所のままである。畳敷きは5部屋、ほかに玄関、台所、つきにわ、三方に縁が廻っている。岩田家は200石~500石の中流武士だが、質素な生活ぶりがうかがわれる。10代目平吉は、箱館戦争の津軽部隊参謀を務めている。
▼旧梅田家
江戸時代末期に建てられた武士の屋敷。昭和57(1982)年に弘前市が梅田家から譲り受け、移築復元した。
▼石場家住宅
弘前藩出入りの商家で、おもに藁工品を扱っていた。 正面全体に「こみせ」が付属し、 つの座敷のついた大規模な住宅である。 木柄が太く、とくに土間などの梁組は豪壮である。 かなり改造を受けてはいるが、この地方の数少い商家の遺例として貴重である。
2016-04-15 05:40:33
cosmophantom