自然史博物館と倉敷の自然を守る会の行事に参加しました。
あたりはアベマキなどの落葉樹の森とそれに続くアカマツの疎林。何気ない小さな湿地にはミミカキグサやハッチョウトンボが見られ、山火事跡のコシダとササの斜面にはリンドウの大群落がありました↓。
といっても、どこにでもありそうなやせ地の山。ナツハゼが紅葉して実をつけていました。ツツジ科スノキ属でブルーベリーも仲間だそうです。別名ヤマナスビ。たくさん見つければジャムにもできる・・・・などなど、歩きながらいろんなお話を聞くことができました。
鉱山跡の石を見たり、ゲジゲジの群れを見たり、豚汁をご馳走になったり・・・・
そして、帰りに通ったミヤコイバラやテリハノイバラの茂みの傍で、心引かれる紫のシソ科の穂を見つけて喜んで切っていると、近所のオジサンに・・・・
「そんな物採ってどうするン、何かわからん草を持って帰るンかな、珍しい人じゃなあ」とあきれ顔されました。紅葉したのでしょう、とてもきれいです。
専門家に見てもたったところ、「葉がないので断定できないけれど、イヌコウジュでしょう」、とのこと。ナギナタコウジュと同じ独特のにおいがします。我が家のイヌコウジュとは色とニオイが全く違うのは個体差なのか、来年の観察が楽しみです。