岡山県南部の観光地、吉備路のシンボル五重塔。天平期(741年ごろ)に建立された国分寺の七重の塔を、江戸時代後期に再建(1844年完成)したものです。1000年前の塔を再建しようなんていう発想と行動力・・・・
定番、レンゲ畑と五重塔
その五重の塔の一階の天井に植物の絵が描かれているらしい。公開日が年に一度ゴールデンウィーク・・・・ということで行ってみました。
格子状に区切った天井(格天井・ごうてんじょう)には、それぞれに彩色の天女や花の絵が・・・
それぞれに名前と家紋が記されています。建立に寄付をした人たちらしい。何の花か、わたしにはわからないものが多い。アサガオが見えるから、園芸植物もあり・・・・
ミズアオイのような野草も。「賀陽郡惣社、浅野磯次郎妻阿知恵」、女性の名前がこのような場所に記されているなんて、なかなか。
160年前の郷土の風景や生活はどんなものだったのか、絶滅しかかっているミズアオイへの郷愁は更に深まりました。