SUNROOM

アフターガーデニング愛好家ミセスサニーの、花飾りブログ

サギソウ

2010年08月25日 | 野歩き

8月7日(ずいぶん前になりますが・・・)サギソウ自生地観察会に行きました。まだ咲き始めでしたが、うっかりしているうちにもうすぐ3週間になるので、もう花は終わってしまっていることでしょう。

もとは、地元の人以外通ることもなく、踏み入れるのも困難な場所だったそうですが、ここを高速道路が通ることになって保護活動が起こったそうです。今では池と湿地の間を高速道路が通っていますが、環境を守るために異例の工事変更が行なわれ、手入れを続けることで湿地が守られているそうです。

しかし、そのように努力して保護されている湿地から、掘り取る人があると言うのですから信じられません。きれいな花の時期に掘っても根付くのは難しく無駄だそうです!比較的量産しやすい性質なので、サギソウがほしい人は園芸店で簡単に手に入りますから・・・

この奇跡的な形!神秘を感じないわけにはいきません。

子どものころ、父が育てていたこの花を毎年眺めてそう感じたものでした。園芸の喜びを十分に満たしてくれる花だったことだろうと、想像します。

・・・・

日当たりのよい湿地では、他にも色々と貴重な植物や虫が生きていました。湿地は貧栄養だそうです。水があるともっとたくさん木が繁りそうなのに、時々ハンノキが伸びる程度なのがどうしても解せません。先生に何度も聞きましたが、どうやら湿地とはそういうものらしいです。そういえば、湿原をほとんど見たことがない。乾燥した岩山に住んでいるとどうしてもうらやましくなるのでした。

 カモノハシ

 アギナシ 

偶然できた湿地という環境の不思議、猛暑の中で観察に行く人たちの情熱を感じた夏の日の記録でした。

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コメント (2)
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