いただいてから数年になるオキナグサ、かなり大株になってたくさん花をつけました。
(4/12)
(4/21)こういう雰囲気がお似合い
(5/6)お目当ての綿毛も大きくふくらんで~ルンルン
と、収穫したまではよかったのですが、が~ん。種のあと急速に勢いがなくなって、枯れてしまいました!!まさか、が起こるのが自然界。去年のクリスマスローズと言い、ある日急速に弱って不治の病に。いつ何があるかわからないのです(人間も)。
保険のもう一株を育てていなかった私。でも、種があるから何とかなるわ、と漠然と思っていました。ところが、無知はこわいですね。オキナグサの種は保存が利かない・・・?
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先日、市内の重井薬用植物園の観察会に行って、絶滅危惧植物の保護について聞いた中で・・・・オキナグサは大株になるとなぜか枯れる。枯れても周囲に種を飛ばすことで生き残る。少なくとも、数十年前まではそういう環境が整っていたために普通に草原に生えていた。特に、牛の放牧場では毒をもつために食べ残されて生き残ったらしい。けれど、草刈を定期的に行なう日当たりのよい草原がなくなるにつれて急速に数を減らして、現在では岡山県で野生は見られない。種は3ヶ月ほどで発芽しなくなるのですぐまくか冷蔵保存する・・・・詳細はこちらへ・・・・ということは、今年の種、今ならまだ発芽する可能性あり、よかった!
絶滅危惧植物の絶滅理由に、「マニア・業者採取」という言葉がよくでてきますが、野生のものを彫り上げても、簡単には栽培できません。くれぐれも、安易に掘らないようにしましょう。