道端のナガミヒナゲシも花盛り~
花びらが散ると種のたくさん入った実(子房)が見えてきますね。その頂上(柱頭)には放射状の模様があってきれいです。なかなか可愛い形なので、ドライフラワーにも使いますが、無数の種がこぼれるのは悩ましいところ。
この放射状の線の数は、実の内部の種の入っている部屋の仕切りの数を表しているそうで、多いものでも10本。という話を聞いて、庭で調べてみると、11本が見つかったのでなんだかうれしくなりました。数え始めると病み付きになります。
雑草として邪魔にされたり、可愛いねと言ってもらえたり、線の数を数えられたり。
4月1日ニューヨークのユニオンスクエアのマーケットで買ったネコヤナギのリース。
帰ってから壁に飾っていましたが、数日してふと、挿し木にしたら根が出るかも、と思いついて一枝を切って挿しておきました。4月10日頃です。
すると葉が出てきて
抜いてみると根が出ていました(5月3日)
大切にポットに植えて、庭に植える日を楽しみにしています
ヤナギの生命力って驚きですね。
連休の晴天の一日、ちょっと近くの山までツーリング。ということでミスターSについて行ったのは新見の向こう、鳥取県鬼林山。どうやら新緑の岡山県を伯備線に沿って北に向かい横断して帰ったようです。直線だと70キロくらいです。
北上すると明らかに季節をさかのぼっていくのがわかります。ヤマザクラ、ユキヤナギ、スイセン。木々の芽吹きが始まったばかりの山々。けれどヤマフジは盛り、田植えはもう始まっています。
鬼林山、標高1032メートル。鉄塔が何本もあるため山頂が整備されて、大山・道後山をはじめ、360度の見晴らしです。が、あいにくの春霞。
山頂付近の木々の様子
道端にはフキが群生して豪華な綿毛ができていました。もちろん、葉っぱは少しばかり収穫。
県道8号線は、川沿いに走る伯備線が鉄橋を渡る風景を何度も見ることができます。ゴールデンウィークの混雑もなく、ゆったりと走れるさわやかなコース、ドライブにお勧めです。
・・・・と写真を撮ろうと止まった所でバイクを倒しJAFを呼ぶことに・・・・修理してもらって帰路に着き、ちょっとのつもりが、長い1日となりました
岡山県南部の観光地、吉備路のシンボル五重塔。天平期(741年ごろ)に建立された国分寺の七重の塔を、江戸時代後期に再建(1844年完成)したものです。1000年前の塔を再建しようなんていう発想と行動力・・・・
定番、レンゲ畑と五重塔
その五重の塔の一階の天井に植物の絵が描かれているらしい。公開日が年に一度ゴールデンウィーク・・・・ということで行ってみました。
格子状に区切った天井(格天井・ごうてんじょう)には、それぞれに彩色の天女や花の絵が・・・
それぞれに名前と家紋が記されています。建立に寄付をした人たちらしい。何の花か、わたしにはわからないものが多い。アサガオが見えるから、園芸植物もあり・・・・
ミズアオイのような野草も。「賀陽郡惣社、浅野磯次郎妻阿知恵」、女性の名前がこのような場所に記されているなんて、なかなか。
160年前の郷土の風景や生活はどんなものだったのか、絶滅しかかっているミズアオイへの郷愁は更に深まりました。