自生のゴヨウマツを見ること、それは今年の抱負第一号でしたが、先日その願いがかないました。日本中には、自生地もたくさんあるようですが、岡山県では絶滅危惧Ⅱ類、かなり珍しいようです。
向こうの山の上あたりにある、とのこと。あんなところに行けるのか?しかも長靴で?
・・・途中、写真を撮る余裕なし
マツボックリの大きさはよく見るクロマツのマツボックリに近いので、葉が短いことがわかります。
庭木や盆栽からイメージしていると、繁った枝の方が似合います。
生える場所は山の尾根の岩の上。アカマツやクロマツよりももっとこんな場所が大好きな野生児なのでした。
この岩場は、チャートというとても堅い岩石なので、つかんだり足場にしたりしても崩れる心配がありませんでした。
ゴヨウマツ、で調べていて面白い記述を見つけました。みなさん、松、特に五葉松を庭に植えてはいけないそうです。ご注意下さい。
ツクバネの大椿寺で、切り倒されたモミを見ました。株もとの直径は1メートル以上、あたりにもう一本切り株があるほかは、モミの姿は近くに見えません。自生なのか植えられたものなのか、なぜ切ることになったのか・・・?
倒れた幹からのぞいていた新芽がいじらしいのでした。
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モミ属は球果が上向につき、岡山県に自生するのはモミだけ。日本固有種。残念ながらモミのマツボックリはパラパラと剥がれ落ちます。けれど、枝の上に立派な球果の並ぶ姿をいつか見たいと思っています。高梁市臥牛山の立派なモミを先日見てきました。
高木を観察する(?)時、双眼鏡が必需品です。ちなみに、モミの葉は乾燥するとバラバラと枝から落ちやすいので、クリスマスリースには向きません。シーズンに花屋さんで売られているのは、少なくとも図鑑的な「モミ」ではありません。