久しぶりの作品です。台風17号、19号と、振り回された後始末もどうにか目途が立ち、少し落ち着いた時間ができました。
朝夕の冷え込みに、空調を必要とするような日々ですが、日中は秋晴れのさわやかな陽射しで、家事もいくらか捗ります。
柿は鳥たちの御馳走に少しずつ消えていきますが、それでもまだ40個くらいは形を留めています。
沖縄の首里城で、正殿はじめ多くの遺産が灰燼に帰したのは10月31日の夜明け前でした。30年余の歳月をかけてやっと復元に一区切りがついたばかりなのに本当に残念です。夫と訪れた日、日本の城郭建築とは全く趣を異にする赤い独特の、琉球文化のシンボルとしての佇まいだったのを懐かしんで貧者の一灯を投じました。一日も早い復元の日が訪れますよう願ってやみません。