同じ絵が縦にした時と横に置いた時ではすっかり変わってしまいます。いまは空間の緊張感をいかにすれば保てるかがテーマでさまざまな試みを試しています。
毎年の筍での摸索です。
射干(しゃが)では初めの絵に物足りなさを感じて。葉を足してみました。バランスが保たれつつ、緊張感が出せるか、課題は尽きないことです。
ところで、遊びの上ならまだしも、現実生活でのどんでん返しが発生して、多くの方に迷惑をかける仕儀になりました。
長かったショートステイから、長期入所ができることになり、一旦は喜んでいたわがあるじが、契約書にサインをした翌日になって、突然「死ぬ前にもう一度家に帰りたい」と言い出して、結局我が家へリターンです。
自宅ではまた転倒事故で不測の事態が生じる可能性が高いので、なぜあの時もっと強く「私が介護できる限界を超えている」と言わなかったのかと後悔するのと、説得してこのまま入所を続けさせ、万一の事があったときに、あんなに帰りたがっていたのにと後悔するのとを天秤にかけて、同じ後悔なら齢に不足もない事だし自宅に連れて帰ることにしようと決心しました。
馴れない看護は夜中も何度か起きるので、新聞も読めない日が続きました。やっと4日が経過してカテーテルの扱いにも馴れてきて、買い物に出かけるタイミングも出来てきました。昨日は弟から新鮮な𩺊の刺身の差し入れもあり少し和やかな顔つきになったようです。
ケアマネージャも驚いて早急な計画で対応してくれて、訪問看護士、リハビリの理学療法士、ヘルパーさんの手配と、毎週1回1泊2日のパレス穴生へのショートステイと、びっしりのスケジュールを組んでくれました。昨日は午前中、訪問看護士、午後は、入浴介助のヘルパーさんと初対面での入浴でした。明日はリハビリの方がお見えになります。
すでに発注済だったカーテンや家具などで可能なものはキャンセルして、ほうぼうにお詫び行脚でした。9日に退所の前夜は嬉しくて、夜眠れなかったそうです。
ブログも途絶えがちになるかと思いますが、何とか毎日が過ごせそうですから、ご安心ください。