雀の手箱

折々の記録と墨彩画

模索

2014年04月27日 | 雀の足跡
 まだ納得できずにバラを追っています。
 何かに気を取られていると、それだけで、他を失念してしまいます。物忘れがひどくなって、ブログもUPしたつもりが下書きのままで投稿して日数が経っていたり、約束の日時を間違えて思い込んでいて迷惑を掛けたりと散々です。

 これは、そうした日々の中での作品?です。老耄を嘆いてもはじまらないので開き直って、あるがままとまいります。



















季節のうつろい

2014年04月21日 | 日々好日
 桜が気をもませた季節も過ぎ、苧環や射干もすがれてきました。庭には十二単の群生と、都忘れの濃紫が誇らしげです。
 今は常緑の大きな樹木が新しい葉と入れ替わる季節です。
 門の前の椎の大木や、庭の樫、もちの木の木の葉が降り注ぐのを、楽しんで片づけた若い日とは異なり、ため息交じりの作業が当分続きます。そのあとの燃える新芽のたのしみまで、気が重い事です。

 今日は楓の花ともいえない小さな花を写真に撮りました。朝日を浴びると2枚の丸い小さなプロペラが透き通る紅できれいです。これで庭一杯に飛ぶのです。






















花を愉しむ

2014年04月16日 | 日々好日
今日は庭の花をきってきて、いろいろ試してみました。

 咲き残りの寒芍薬はどこか妖しげな美しさで、誘いをかけてきました。姑の残したスノードロップ、苧環、蔓桔梗、シャガ、山吹に大手毬、小手毬と彩りも様々です。今朝は、楓の、花ともいえない小さな花を愛で、盛りを堪能したことです。。


 目の具合もそれなりに安定してきたようで、先日の診察では、期待した細胞の数が増えないのだそうで通常の人が4000くらいなのに、200しかないそうです。それでも、視力は0,6まで回復しているので、ありがたいと思わねばなりません。目薬も処方されているのが無くなった段階でやめてよいとのことでした。
 黒目が次第に白っぽくなるかもしれないのだそうですが、世の中には片方だけの視力で暮らしている人もかなりあるようですから、終着駅にたどり着くまで何とか見えさえすればそれでよしとするつもりです。
















   薔薇のつもりです。







筍を味わう

2014年04月10日 | 日々好日

 病院から帰宅すると、門の脇に筍の包みが置いてありました。契約している造園業者が自分の持山で掘ってきたものとすぐ分かりました。
 まだ土が乾ききっていない切り口を愛で、小さいのはそのまま味噌汁に、大きなものは茹でて土佐煮に、たっぷり筍を入れた筍ご飯は、濃いめの出汁で炊き上げ、山椒の香も食欲をそそり、つい食べすぎてしまいます。
 私は鶏肉を入れて炊きこむのが好みですが、あるじは、邪道だ。筍だけで。と主張するので、妥協します。

 よく手入れされた土に生育した筍は、ホクホクの柔らかさで、この季節を代表しています。
茹でたてに酢味噌に山椒の摺りおろしを混ぜてあえ物にすると、これまた日本酒が進みます。

 絵でも味わい,五感で春を満喫し、筍づくしの一日でした。、















残る桜も散る桜

2014年04月05日 | 日々好日

 毎年の楽しみはこの季節の花吹雪と、川面に揺蕩うサクラの花筏を眺めることです。

 近くのスーパーに買い物に出かけた帰りには、傍を流れる金山川の川堤の桜並木の、散り際の美を逃さず立ち寄ります。
 ボランティアの方たちの心づくしのチューリップと菜の花で並木の足元を彩る競演の美しさにみとれ、擁壁が殺風景なコンクリートなのを悲しみますが、暴れ川だったこの川の歴史を考えると致し方もないかと心中につぶやきます。石組みの美しい遊水公園のベンチで一休みして帰宅です。



 花びらを浮かべ風にたゆたう花筏の風情 日本人だけの鑑賞の仕方かもしれません。