雀の手箱

折々の記録と墨彩画

再度の手術

2014年05月25日 | できごと
 今度は健常だった左目の手術が必要になりました。
 予定されていたプログラムの最終回、かなり順調な回復で安心していて、治療の終了が言い渡されると期待していた受診で、思いがけず左の眼圧かなり上がっていると言われ、眼圧を下げる点眼薬が投与されました。なるべく早く手術をと言われ、がっかりして帰宅しました。
 ところが点眼後、ますます様子がおかしくなり、一月の右目の時と同じ症状を呈しています、金曜日に受診のときからすでに、月曜日朝一番で9時から手術のための検査をしますからと告げられていました。

 当分の間ブログは開店休業となりますので、見苦しい絵の代わりに、庭の花のうち、一番好きな梅花うつぎと、山紫陽花がちょうど咲き始めていましたので、UPしておきます。






落ち着かぬ日々

2014年05月19日 | できごと

 慌ただしく日が過ぎていきます。片づけねばならないことや、ものが山積してストレスが溜まりますが、今度は上腕骨頸部骨折をしたあるじに掛りっきりです。二人分の通院で止めていた車もまた復活です。

 気晴らしには、早朝の散歩と、朝食の準備を終えて、夫の目覚めを待つまでの時間を、庭で見つけた草花などをスケッチして楽しんでいます。
 面白いもので、その日の気分が反映して、「同一人物の描いたものとは思えない」と、友人が言うものが出現します。原因は画材にもありますが。

 今日は、折りとって一輪挿しの中で咲き終わった雲南素馨のスケッチです。







サービス付き高齢者住宅

2014年05月13日 | 塵界茫々

 ケアーマネージャーから電話で、「あなた方にふさわしいサービスの付いた高齢者向きの賃貸マンションがありますが、見学してみますか。」と言ってきました。

 日ごろの暮らしぶりを見ていて、そろそろ限界かなと思ってのことでしょう。
 博多の方が近い位置で、国道3号線からすぐの所、部屋は二人用は54㎡、収納スペースも多く、二部屋は収納の家具で仕切られていて、リハ・フィットネスセンターも隣接し、ジムや、25mのプールもしているとか。病院と隣接する建物は4階建て、オーナーはその総合病院だそうです。

 いつかは、そうしたところに転居しなくては、今の場所で暮らし続けるのは難しくなるとはわかっていますが、突然そうした話が舞い込むと、考え込んでしまいます。
 現在暮らしているこの家の始末が果たして1年くらいでつけられるものかどうか。
 今の持ち物はすべて処分しなければならないでしょうし、62坪という広さの家で生活しているのとは根本から異なる暮らしでしょうから、その環境に慣れるのも、入院生活とはわけが違うだけによほどの覚悟が必要です。

 それに経費のことも大きな問題です。余命をきっちり計算できるなら貯えの取崩しの目途も立つというものですが、月々30万円近い必要経費となると、その他の小遣いや、交際費、娯楽費も含めれば、二人の年金ではぎりぎりになります。自宅の300坪の土地が売れれば話は別ですが、公道に沿った平地ではないので簡単にはいかないでしょう。

 たまたま訪ねてきた私の弟に話すと即座に反対されました。理由は「姉さんにはいいかもしれないけど、兄さんにはリハビリはともかく、ジムやプールなどのメリットはないのだし、年齢的にも狭い新たな環境に適応するのは無理」といわれてしまいました。
 とりあえず一度見学に行ってみることにします。

 自宅の門のところから70mほど下ったところにあった亡き姑と親しかった方の家が、無人となって、数年ほど空き家になっていました。以前,”虚しき時計”としてこのブログにUPしたことのある家です。今、庭も家屋も取り壊された更地が、2分割されて売りに出され、大きな家が2軒建設中です。その1軒おいたところもまた更地になって売り出されています。遠からぬ我が家の将来を見る思いで眺めています。











近づく夏

2014年05月07日 | 日々好日
 吉祥寺の藤まつりも終わり、博多のドンタクの松ばやしや、下関の先帝祭とも無縁に過ぎ、端午の節句の5日は、もう立夏でした。
 暦の上では夏に入っても、朝夕はまだ肌寒い日もあり、寒さに弱い夫はまだ暖房を使用しています。
 早朝の温度と昼間の気温とでは、20度もの開きがあり、昼間は汗ばむほどです。一日のうちに着替えが要るとは、まるで南米で暮らしていた時みたいだとつぶやいています。

 それでも緑は日増しに色を増し、雨上がりは殊に生き生きと輝いています。葉が逞しくなってきた柿の木や、柑橘類の木々では、虫たちの動きも活発になってきました。
 毎朝の落葉掻きもそろそろ終了することでしょう。

 こうした日々の中で、まだ会ったことはないのですが送られてくる曾孫の写真に、二人して相好を崩しています。一昨年結婚した孫に長子の元気な男子が誕生しました。




 今日の一枚は扇面の乾山の藤です。



「垂れこめて」

2014年05月01日 | 塵界茫々


 今日から月が替わってもう皐月。五月のまばゆい光にふさわしい呼称です。明日は八十八夜「風薫る」と季節を表現する新緑の候です。

 かの徒然草(下 137段)で、「垂れこめて春のゆくへ知らぬも、なほあはれに情ふかし。」とのたまうた兼好法師を気取ってみても、やはりなんとなく悟りきれない部分がうずいて、鬱々と今年も行く春の名残を惜しんでいます。

 遠出ができない分だけ、想像の輪がはてもなく広がり、先年出掛けた藤寺、浄光寺の藤の盛りの思い出や、帰り道で食した玄界灘で朝あがった烏賊の活き作りが美味しかったことなどを語り合っています。
 テレビが報じる区内の名高い藤の名所、吉祥寺の藤が真っ盛りで、人出の賑わい映していました。
 今年は例年よりも開花が早いと報せていたので、平日に出かけようかと相談まではしたのですが、急な階段を上ってゆくのは無理と判断してやめにしました。

 買い物のついでに立ち寄ったホームセンターで買い求めた夏野菜の苗を3年ぶりに植えることにしました。はたして収穫できるまで世話ができるかどうかおぼつかないのですが、ミニトマトと胡瓜、それにゴウヤを各1本。瓢箪を作れなくなった後の畑に体調の良い日に植えつけることにしています。

 
扇面の画像は若冲に次いでブームがきそうな芳中の牡丹です。



  今朝の庭に咲く花


立浪草 いつもながら命名の妙に感じ入って眺めています。



岩八つ手 八つ手を思わせる葉の広がりに似合わず花の一つ一つは繊細で花芯の小さな臙脂が愛らしい。



都忘れ やはり白よりこの花は濃紫がふさわしい。



雲南素馨 半蔓性で鮮やかな黄色ですが素というからには白であってほしいのですが、我が家のは黄梅。



浪速茨 簡素な佇まいで、次々に花を開きます。


ジャーマンアイリス、の賑やかな立ち姿の下で、宝鐸草が花を揺らして下がっています。
空木も花を開き始めています。