今日もまた朝から雨です。暦の二十四節気の「雨水」は、今年は19日でしたが、氷が溶けて水となる季節を意味し、空から降ってくるものが、雪から雨に変わるころと聞いています。
でも、まだ春を実感できるには程遠く、寒さに首を竦めたり、雪に見舞われたりもします。暦に忠実に、このところ雨の日が続いています。
雨の日は、道具を広げて好きな墨彩画を愉しむことにしています。
今日は収穫した蕗の薹と白菜が画題になりました。
蕗の薹は、なまじ身近な存在だけに、忠実すぎて面白みに欠けているようです。すべて同じ形がなく、ふっくらと丸い蕾は、夢を包んで伸びようとする姿を思わせます。
線の整理が足りないので、もう少し簡略化して描き直さねばと思っています。
白菜は、最近は精々半分か四つ割りにしたものしか買い求めませんので、目の前にないだけに思い切って描けます。誰も描かない白菜が誕生しました。 今は、自分で削った竹ペンをさまざまな握り方で線を引く実験中で、白菜はいい勉強になりました。