雀の手箱

折々の記録と墨彩画

歳末の哀愁

2017年12月28日 | 塵界茫々


 茫漠とした日を過ごしてきた身も、さすがに数え日に入り慌ただしく過ごしています。
 毎年のことながら、齢を重ねると、時の過ぎる速さをしみじみ哀愁の思いにとらわれてかみしめることです。
 一年を振り返っても、さまざまな出来事も、ネガティオブことばかりが頭をよぎります。今年限りで愛車ともお別れです。変化を余儀なくされる暮らしにも不安がよぎりますが、結局は何とかなるだろうと思える暢気な性分に生まれたことを良しとしています。

 皆様に来る年が充足した安らかな日々でありますようにと祈念致します。
 この一年の、励ましと思いやりの篭るお言葉に感謝して今年最後のブログといたします。



新しい家電

2017年12月14日 | できごと
 前から娘に強く勧められていたドラム式洗濯乾燥機が入りました。仕事をしていた折に購入して、自分が使っていてどれほど助かったか知れないから、洗濯のストレスだけでも解消してほしい、寒くなって外に干しに出ることもないし、朝起きたらふんわり乾いているのだから。と繰り返していました。
 今使っている洗濯機は7年になるけれど何も不具合はないし、一応乾燥も附いているから部屋干しすればいいのだし、第一高価だから。と言ってきましたが、余命を考慮すれば、少々の消費と引き換えで、少しでも楽になるならと、思い切ってと決断しました。
 近くの量販店でパナソニックフェアーをやっていたので、容量の小さいのを選びました。
 前とほとんどシステムは違わないのでスムースに切り替えできました。
 デイサービスまでに間に合うかと、厚い冬物の乾きに気を揉むこともなくなりました。ただ安いナイトの電力を使ってはいるものの、電気代が気がかりです。













 庭の枯れるものはみな枯れ、葉を落とし、紅葉の枝も寒風に震えています。枯れ芙蓉は枯れてなお綿毛に次の世代への種をくるみ、「老女とはかかる姿や」の風情です。好きな画題には気合が入ります。

冬への足音

2017年12月05日 | すずめの百踊り


 秋の名残りを惜しむ間もなく季節は冬へと支度を整えています。
 桜紅葉の濃い臙脂色が地面を埋め、錦木もあらかた葉を落とし、とがった枝をあらわにしています。散り始めたいろはもみじに人生を重ねては、雪の便りが届き始めた季節の哀愁を、味わっています。
 雲間に時折顔を覗かせた今年最大という昨夜のスーパームーンも寒々としていました。

 以下は気晴らしの足跡です。