雀の手箱

折々の記録と墨彩画

庭の秋色

2014年11月29日 | 日々好日

 

 今が一番の秋色に彩られた庭です。
 車の運転も片道30キロ以内と決めていますので、遠出しての紅葉狩りは叶わず、もっぱら我が家の庭もみじや裏山の紅葉を楽しんで過ごしています。
 日を追って変化を見せるいろは楓の緑から赤く色づく過程は、造化の神のしわざと感動します。到底筆で描き遂せるものではありません。

 ドウダンツツジ(満天星)、ニシキギ(錦木)は、すでに葉を落とし始めています。サルスベリ(百日紅)の黄葉も今日の時雨で一斉に葉を落とし始めました。代わって日向では水仙がもう花を開いています。季節は確実にバトンタッチされたようです。



南天の実も色濃くなってきました。


いろは紅葉


満天星


百日紅と錦木


裏山の秋色




花道

2014年11月25日 | できごと
 24日は福岡ソフトバンクホークスが、3年ぶりに日本一を達成した優勝祝賀パレードが博多の中心部で繰り広げられました。
 11時からのパレードは、2,5キロのコースを1時間かけて繰り広げられました。例によって、私は自宅のテレビでゆっくりお祝いしていました。(画像はFBS福岡の放映からお借りしました)

 今季限りで6年間の監督生活を辞任した秋山監督への「ありがとう」の声がしきりに飛んでいました。苦しげな試合中の顔とは変わって、晴れ晴れとしたいい顔で、口数の少ない実直な監督の顔も今日ばかりはほころんでいました。
 ハラハラさせられ通しの今年の試合経過でしたが、引退する前監督への最高の花道を贈ることができ、選手たちも満足でしょう。報道では35万人もの人々が晴れ姿を見るために駆け付けたようです。沿道を埋め尽くすファンの声も弾んで祝福の声援に包まれていました。









旅のかたみに

2014年11月21日 | 雀の足跡
今回の旅を記念してアルバムに残しました。その中のメモリーです。愉しかった団欒風景は、人物像が多くて憚りがありUPできないので、思い出に残る風物をブログにも残します。

 部屋の窓から眺めたスカイツリーの一日の変貌する姿。東京博物館の「国宝展」。浅草寺の朝詣り。改装なった羽田空港の中の小さな美術館の催し。4日間、毎日のホテルレストランでの食事などなどです。ただ、場所柄もあり。写真を撮るのを遠慮したので控えめです。

 計画されていたのは、到着の日は休息。ホテルのレストランで夕食。2日目の日曜日は朝はホテルで静かな和食レストラン「歌留多」。昼食は歩いて数分の「今半」。夜はホテルの最上階27階の「唐紅花」で中華料理でお祝いの席。3日目と、4日目は、名高いこのホテルの朝食バイキング。昼食と夕食は は外出先で。となっていたみたいですが、予定の、歌舞伎見物も、夜のツリーから夜景を眺めるというのも、疲れたからというのでキャンセル。車いすで久しぶりに浅草寺の朝詣りをして、「蕎麦」をいただいてきました。
 夜も、「あなただけでも出かけたら」と勧められましたが、またの機会に取っておくことにして部屋で過ごしました。最後の日の夕食はまた和食の「歌留多」の懐石になりました。






至福のとき

2014年11月20日 | 雀の足跡
 今回の旅の思い立ちは、あるじには初めてのひ孫の誕生に、命あるうちに会っておきたいという目的があり、娘や孫たちには祖父90歳の卒寿を祝って、この旅をプレゼントするという心づもりがあったようです。
 一切の経費を、私たちには支払させず、移動はすべてタクシー利用でした。あるじのための車いすの予約も手配してあり、万事がスムーズに運びました。羽田空港から、ホテルまでシャトルバスが出ているようでしたが、待ち時間や、シートの座り心地もあるからと、タクシーで45分のドライブでした。小春日和の高速道を走りながら、2年前の結婚式以来の東京が、空港はじめ、さらに進化を続けている姿にただ驚いていました。



 予約されていたのは「浅草ビューホテル」のエグゼクティブフロア、24階です。部屋に入って驚いたのは、ベランダ風の張り出しは、床から天井までのガラス窓で、その中心にスカイツリーがでんとそそり立っていました。広々とした和洋室は「ご対面」のひ孫が自由に動けるようにとの心配りもあったようです。



 食事も到着の日は、疲れているだろうから、静かな処がいいのではと、二人だけでホテル内の和食レストラン「歌留多]が予約されていました。次の日曜日、娘に夫の世話を任せて、午後の会合まで、一人で出かけることにしました。
 上野の東京国立博物館で「国宝展」が開催中なので短時間の見学には、近くて丁度いいかと出かけてきました。
 期待は外れましたが、それでもすべてが国宝。テーマを―祈り、信じる力― に絞ってあるだけに仏画、仏像などを中心に、展開されていました。法隆寺や奈良の寺々でお目にかかったことのあるものもたくさんでしたが、そのなかでは、初めて目にした土偶の逞しい生命感と、善財童子立像の動きのある愛らしさにひかれました。宗像大社、沖ノ島の神に奉げられた神宝にも再会しました。最終室では「卯花堵」「大井戸茶碗」にも対面しました。
  気もそぞろで、午後からの初お目見えに備え早々に東博を引き揚げタクシーでホテルに戻りました。

 無垢な幼子の元気あふれる動きに眼を奪われ、パワーをもらったことでした。さながら撮影会の趣でしたが、幸いご機嫌も上々で、泣き声一つ立てず、人見知りもなく、つぶらな瞳をいっぱいに開いて愛嬌を振りまいてくれました。

 この日の夕食はホテル内の最上階27階のレストラン「唐紅花」で、中華料理のご馳走でした。北京ダック。上海蟹と、滅多に口にしない珍味を堪能しました.
日曜日のツリーは、照明も赤で華やいでいました。


本日の真打










旅の計画

2014年11月11日 | 日々好日

 暑さに弱い私ですが、このところの風の気配が心地よく、季節のうつろいを愉しんでいます。
 リハビリの効果も顕著で、両足にも1キロのウエイトをつけて指示された運動を家でも辛抱強く続けています。逆に夫の方は寒さに敏感で、もう朝夕はエアコンの世話になり、やすむときは足元には行火がはいっています。暦の上でははや立冬なのだから、当然という顔つきです。

 肋骨の骨折も時々痛みが出るようですが、それでも「命のあるうちに一度曾孫の顔を見たいから、寒さが厳しくならないうちに上京したい。」と言い出しました。頭の切り傷のホッチキスは明日取り除かれます。前からの申し出ではあったのですが、次々のトラブルで余儀なく上京は延期になっていました。

 春になったら九州まで連れて行くからとも言われているのですが、当人が、もしものことは十分ありうる齢だし、心残りが無いように、出かけられそうなときに行きたい。というので、いろいろ考えてみたのですが、娘とも相談のうえ、決行することにしました。

 国内のそれも東京までの旅なのですが、出かけるとなると、それぞれの病院めぐりと、薬の手配、などなど、以前なら考えられないほどの手配が必要になってきます。空港内は車いすの手配をしておけば何とかなるでしょうが、空港までをどうするかが難問で思案中です。九州まで迎えに行くというのを断って、羽田で待機してもらうことにしました。
 それで、旅支度もあり、予定通りなら、帰宅するのは18日ですので、それまでブログはお休みにします。












柿の記録

2014年11月06日 | すずめの百踊り
木守り柿も姿を消し、芙蓉の実も綿をみせはじめています。石蕗の黄色だけが華やいで季節の移りを見せています。
 庭の紅葉はまだかすかな色付きで、石にまつわる蔦蔓の紅葉だけが目に鮮やかです。

 このところ、転倒がまた多くなって目を離せないでいた主人が、頭を打ってこぶから出血し、脳外科でのMRIや、傷の消毒のための通院やらで慌ただしく過ごしていました。
 怪我は大したこともなく、内出血の心配も今は全くないようで、少し騒ぎすぎたようです。1週間でホッチキスも取れるそうです。私とは逆に寒さに弱いので、朝夕はもう暖房をいれています。

 通院のほかは家にいるので、手すさびの絵遊びで作品がたまります。その中から今日は柿を記録します。


















二つの画題はどちらも最初と最後に画いた一枚です。





おまけの一枚は先日いただいた筆柿です。