雀の手箱

折々の記録と墨彩画

この頃の作品

2016年02月27日 | すずめの百踊り
 容態が安定してきた夫とも平穏な会話ができるようになっています。
 パレス穴生での暮らしで、バランスよく、豊かで変化のある食事や、一日おきの個浴を喜んでいる姿に安心しています。
 私も、帰宅して夕食までの時間を庭で盛りの時を迎えた馬酔木や梅を愉しむ余裕も出て、何よりも夜熟睡できる幸せをありがたく思っています。
 集中できるので作品も少しずつ増えています。
 もう少し描きこまねばと思うものもありますが、とりあえずこのごろの作品の中からUPします。













戯画で遊ぶ

2016年02月20日 | すずめの百踊り
 庭では梅が満開の時季を迎えています。散る花びらの始末を嫌って、同じく盛りの椿を枝ごと切りとってそのまま花入に挿してみました。花入の強さに負けないあでやかさに元気をもらいます。




 今日は決算前の多忙の中を、父親の状況が心配だから数日でもと娘が帰省してくれましたので、施設行きを替わってもらい、久しぶりに自宅でゆっくりしていました。
 雨の一日、片づけていた絵の道具を広げて、円空仏を書くつもりで模索しましたが、木肌の彫りあとの表現と、たくまない素朴な祈りの思いが表現できなくて、もう少し想いをあたためてと、方向転換。須田青華の九谷の赤絵の徳利を出してきて写生しました。
 ついでに戯画であそんでみました。











     瓢箪に似たる思案の猿智慧でいつ本心の鯰おさえむ。



春のさきがけ

2016年02月14日 | できごと







このところの陽気に誘われて、雪に痛めつけられて首を竦めていた蕗の薹も頭をもたげてきています。庭の梅の中で一番に咲く南高梅も梢のあたりが賑やかになってきました。百花にさきがけて、「花の兄」の名にふさわしい薫り高く静かに気品ある姿です。今日の訪問には二枝切って持参します。馬酔木の蕾も大きくなって、楽しげです。

 夫の体調もだいぶ安定して来て、パレスに通う毎日の中で我が儘な注文も出るようになってきました。夜起こされることなく安眠できるので私のストレスも少なくなり、気分に余裕が出て、甘夏柑を採ってきて、マーマレードつくりをしてみました。ラム酒にしようかコニャックにしようかと迷った末にコニャックを香りづけとしました。甘さを控えたコクのある自分好みのヨーグルトソースです。

 毎年愉しむ水仙は、今年は花の丈も低く、数も少ないようです。40年ぶりという寒波のせいでしょう。




今年のリオ・カーニバル

2016年02月08日 | 日々好日

今年もブラジルから、大量のカーニバルの写真が届いています。 5日に開幕した一年で一番盛り上がる4日間のイベントですが、送信される写真で見る限り、心なしか今年は地味なようです。

報じられるように、ジカ熱と、景気後退の影響でしょうか。もっとも観客席は相変わらずの人の渦のようですが。
昨日今日が最高潮のはずです。片鱗を伺える映像をUPします。


















今日は節分

2016年02月03日 | 塵界茫々
 慌ただしく過ごした1週間。睡眠不足で、運転が好きでもさすがに不安を感じて、もっぱらタクシーを頼んでの往来になりました。
 支払いの折に、なんだかもったいない支出のような感じがしていましたが、もう慣れてきました。この分だと、愛車に別れを告げる日も近いような気がしています。

 気がつけば、今日3日は節分でした。明日から暦の上では春ですが、暖冬の予測はどうやら外れ、寒い立春のようです。今年は一人で「鬼は外」と豆まきをしましょう。今宵は久しぶりに今昔物語でも開いて、説話の鬼たちに逢うことにします。


画像はパレス穴生の帰途立ち寄った弟のところで戴いたもの。宮崎都城の老舗和菓子屋さんの恵方巻き。甘い中にほのかに素材の味が漂う和菓子です。

 お見舞いのメールをくださった方々にもまだお礼も書いていませんが、励ましを感謝しています。
 昨日は、顔面のテープが取れ、縫合の痕も痛々しいながら綺麗になっています。カテーテルが入ってやっと楽になった様子で、熟睡しているようですから、ひとまずは安心です。介護の専門職の方たちのやさしく心のこもった励ましと、辛抱づよい看取りには頭が下がります。
 私も自宅で朝まで目を覚ますことなく眠れていますのでご安心ください。

 このところ、絵筆を持つ時間もありませんが、画像フォルダの中に入れっぱなしのままになっているものをUPします。