雀の手箱

折々の記録と墨彩画

体操教室

2017年07月26日 | 日々好日
 北九州市の市政だよりで知った65歳以上対象の「高齢者向け筋力向上トレーニング啓発教室」の抽選に当たりました。
 実施されるのが、週1回、夫がデイサービスに出かける火曜日の午後で、私の足で5分とかからない同じ町内のフレッシュプラザが会場とあって、私にとってすべて好都合の条件なので、申し込みしていました。
 3ヶ月間の教室です。
 高齢者といっても、私が最高齢の集まりのようで、他の皆さんは元気に指導者の指示に順応されます。
 頭で理解しても、もたつくので、一番端で邪魔にならないようにと心掛けているのですが、気が付くとすぐ後ろに看護師さんが立っておられて、膝が曲がらず四苦八苦していると「無理をしてはいけません」「できるだけでいいのですよ」と笑顔で寄ってこられます。1時間半が長く感じられた最初のころと異なり、もう時間なのかと思うようになりました。脳トレに笑いがこぼれ、明るい雰囲気です。片手がグーパー、片方はグ―チョキパーは、どうにかできるようになると、では左右反対にといわれるともう途端に行き詰まりです。
 体操も日ごろ使わない筋肉を動かすので、さぞかし痛みが出ると覚悟したのですが、さすがプロの指導下での体操で、全く痛みは出ることなく8週間が経過しています。 スポーツタオルでサポートしていた膝曲げがサポートなしで行えるようになり、効果に驚いています。
 丹念なストレッチと、最後のヨガマットでの静かな瞑想と軽い整備運動が気に入って、低く流れるメロディーに耳を傾けています。先週は「蘇州夜曲」が流れていました。



大雨から2週間

2017年07月20日 | すずめの百踊り
雨の続いた日々を、木槿を初めて横置きで描いてみたり、庭の青柿を写生したり、昔、父が育てていた糸瓜を思い出して、若冲風にアレンジしてみたりでの学習です。










 大雨の日から2週間が経過して、亡くなった方は34人、まだ所在が分からない方が7人とあって懸命の捜索が続いています。
 連休中のボランティアの方々の、災害地での働きにはただ頭が下がります。9時には用意の駐車場が満車になるほどの方たちが35℃の炎暑の中で奉仕の汗を流すために集まってこられる。三連休には2600人を超す人が災害地に入られました。日本人は素晴らしと改めて誇らしく思いました。
 筆を運びながらも、よく通った小石原の陶芸村の窯場や、筑後川沿いの温泉場、三連水車のあるのどかな田園風景、そして天領だった日田の佇まいなどをしきりに思い出していました。土砂と流木に埋まった痛ましい風景からの復旧の日が一日も早かれと祈るばかりです。
 小石原の福島先生を訪問する約束も当分は延期です。






今年の夏祭り

2017年07月15日 | できごと

 夏祭りの季節に入っています。小倉祇園は14日から16日まで。博多祇園が今朝の追い山で一カ月にわたる祭りの幕を閉じ夏本番を迎えます。戸畑祇園は21日から23日。地元黒崎の祇園が21日から24日までと連続します。

 今年の夏祭りは、福岡県内に大雨による大災害が出て、現在27名の死者に、いまだ行方が把握できない方が19名という状況下では、例年に比べてどことなく寂しい気がします。
 ユネスコの世界文化遺産に登録されて初めての祭りですが、今年は各報道関係の扱いも小さくなっています。
 私も今朝の追い山は、災厄を祓ってくださいと祈りを籠め櫛田入りの奉納をテレビ中継で静かに見守りました。
 舁き山の人形も、熊本の復興を願ってでしょう清正公と虎を配した二番山の西流れの表題は「肥後虎不屈逆境」と読めましたし、櫛田入りタイムがトップだった七番山東流れは「〇△□宏仁照花」で、仙厓和尚という意表をつくものでした。ひいきの千代流れは全長5キロの廻り止めまでのタイムが28分台という驚きで無事奉納を終了しました。







今年の一番山 中洲流レの精道入りで、「祝いめでた」の奉納風景 NHKテレビ画像より。


記録的豪雨

2017年07月10日 | できごと
 台風3号は大した被害もなく素早く過ぎ去りましたが、停滞する梅雨前線が思いがけない大きな災害をもたらしました。
 福岡県の南部、朝倉、筑後地域、隣接の大分県日田一帯では、犠牲者がすでに20人を超え、連絡がつかない人も27人と報道されています。
 中には遠く筑後川を有明海まで流された犠牲者もあります。多くの人が救援に入っていますが、雨はまだ降り続いていて、救助作業も思うようにゆかない状況です。
 五日以来、テレビの画面左には、太字で「記録的豪雨」と出ていて、画面上部には情報が流され続けています。被災された方々にはお見舞いの言葉も見つかりません。元気を出してください。

 ここ北九州市でも、六日には各区で避難勧告や、避難指示も出ました。市の中心、小倉北区を流れる紫川が危険水位を越したため、繁華街の魚町にも避難勧告が出て、橋げたが隠れた勝山橋が画面に何度も出ていました。家のすぐ近くの金山川流域にも避難勧告が出されました。
 私の記憶では市内の2万人を超える人に避難勧告や避難指示が出たのは初めてだと思います。八日には北九州市の警報はすべて解除になりましたが、雨はまだ断続的に降っています。
 築75年を経たわが古屋は,雨どいを溢れた雨が庇伝いに降りこみ、屋根も雨漏りが二か所、中庭はプール状態で、小石の間の木の葉が浮き出て渦を巻き、排水口を塞いだので、雨の中ずぶ濡れで、目皿に詰まった木の葉を取り除き、何とか床下浸水は免れました。雨雲はまだ立ち去る気配はないようです。

 唯一の朗報は「神宿る島、宗像・沖ノ島と関連遺跡群」が、すべて世界遺産に登録なったことです。

 名古屋場所は、荒れる天気同様、初日から大荒れで上位陣の黒星が連鎖していました。




画像は名古屋場所二日目の取組表の画面です。

半夏生

2017年07月03日 | 日々好日
 昨日の二日は半夏生(はんげしょう)でした。帰省中の娘が、スーパーのチラシに蛸がやたら多いのだけど何かわけがあるのかというのが疑問の発端でした。
 意味を聞かれて、二十四節季の一つで、農家にとっての田植えを終える目安の日だったと思う。「半夏半作」といわれるぐらいだから、農家には大事な日だったはず。今はもう関係ないのでしょうが。
 蛸を食べる風習は作物がタコの足のようによく土に根を張りついて根付くという豊作への願いからじゃないかなと答えておきました。チラシに登場してはいるものの、我が家にはもう蛸を食する習慣はなくなっています。

 半夏生と蛸の関係は、答えたものの全く自信が無い想像だったので調べてみました。大体誤りはなかったみたいです。ただ、二十四節気ではなくて、さらに分割した雑節に入ることが違っていました。
 半夏ともいわれるように、このころ半夏 (カラスビシャク)の花が咲くからという娘の説は正しかったようです。ついでに半夏は薬草ですが、半夏生は毒草だそうです。
 庭の半夏生は周りのシランやホウチャクソウに圧倒されて、今年はみすぼらしい姿です。

 台風3号が九州に接近中です。日本列島を横断の可能性も予測されています。何とか無事通過してほしいものです。









私の栽培した初めてのピーマンです。