雀の手箱

折々の記録と墨彩画

遅れた入梅

2019年06月27日 | すずめの百踊り
 やっと梅雨入りの報せです。北九州市に隣接する行橋市などでは給水制限が行われる状況で、例年より21日も遅れた入梅です。市内の貯水池も随分水位が下がってひび割れが目立っていました。1951年に記録を取り始めて以来一番遅い記録だそうです
 海外暮らしをして以来、この日本らしい湿潤を嫌いではなくなりました。一種の哀愁を含んだ幻想的な魅惑すら感じてしまいます。ただ最近のような険しい様相で災害をもたらすほどの豪雨は別物ですが。

 今週で水無月も終わり、今年も折り返すことになります。「禊ぞ夏のしるしなりける」と災厄をはらう茅の輪をくぐる「夏越しの祓い」ももうすぐです。
   
 








日帰りのバスハイク

2019年06月21日 | 雀の足跡
筥崎宮の花めぐりと、ホテル日航福岡での昼食、午後は九大の森散策と茅乃舎での買い物という、県内も近場のゆったりしたツアーを選んでの「お出かけ」で、気分転換をしてきました。
何度も参詣している筥崎宮ですが、帰省の娘には初めての筥崎宮で、今は拝殿の裏の紫陽花苑と神苑の百合の花が盛りで楽しめました。あと十日もすると博多祇園のお汐井取りで賑やかになることでしょう。
筥崎宮は、宇佐、石清水八幡宮とともに日本三大八幡宮に数えられる由緒あるお宮です。
元寇の折に納められた亀山上皇の御宸筆「敵国降伏」の(拡大)扁額が掲げられた楼門が有名です。この楼門と筥崎鳥居と呼ばれる一の鳥居は、本殿・拝殿とともに国指定重要文化財です。県民には、1月3日の「玉せせり」と呼ぶ玉取祭と、9月12から1週間にわたる秋祭りの「放生会」で親しまれています。










九大の森へ

昼食はホテル日航のランチビュッフェでした。品数はそれほどではありませんでしたが、お皿に取った品はさすがの味で、目の前で焼いて提供される肉も柔らかく、特にスイーツが充実していました。
のツアーを選んだ最大のポイントは「九大の森」の散策でしたが、危惧した通り、まだ梅雨入りしない当地では、水田の需要で水が少なくて残念でした。
篠栗町に入ってから、バスを降り、タクシーに分乗して、九州大学の農場で、地元の人たちが共同管理する自然林へ到着。約17ヘクタールの森の遊歩道もすべて山道です。蒲田池を一周する約2キロのコースはすべて起伏のある細い山道で私には到底無理なので、写真で知られているこの水辺の森のメイン、水に浸かる「落羽松」のところまで10分という歩きのコースを選びました。ヤマモモの実が散らばる道に設置された木のベンチに腰を下ろしての森林浴です。若い人たちは恵まれた晴天に汗をかいての歩きを楽しんでおられました。
 帰途は贔屓の「茅乃舎」本店では存分に買い物をしてきました。









 水のある風景は多くの方が撮影されていますので、興味がおありの方は「九大の森 画像」で検索してご覧ください。

落ち梅

2019年06月13日 | 雀の足跡


  今朝も「落梅舎」とでもいいたいほどの落果です。斜面の下の柿の木の根もとにも大量の梅が転がっていました。広がっているのは実をもいでいた頃には見たこともない風景です。
 気候変動のせいだとばかり思っていた小さな青梅の多量の落果はどうやら生りすぎの自然淘汰だったようです。

 梅ジャムなら簡単な作業なので、1キロずつの梅仕事も次々に増えて、もう詰める空き瓶もなくなりました。お世話になるご近所にもよかったらとお届けしています。このところは毎朝の私のヨーグルトは梅ジャム続きです。
 あとは完熟梅なので今年はブランデーで梅酒を仕込んでみました。どんな風味に仕上がるか楽しみです。








身ほとりの花たち

2019年06月09日 | 雀の足跡

描き溜めた中から選びました。代り映えもしないものばかりですが、その日その日の楽しみの軌跡です。












 今年は小さなままで夥しく落果した梅でしたが、今はそのままにしていた大きな梅の実が毎朝2キロぐらい落ちています。傷のないものだけを拾ってきて、完熟梅のジャムや、ブランデー漬け 梅シロップと追われています。かつては張り切ってこなした梅仕事も面倒になってきて、時間と手間の少ないものばかりです。