昨日、歯科大に検査結果の説明を受けるために出かけました。今回は主人も同行するというので二人で出かけることになりました。
問題の不気味な白い広がりは細菌性のものでもなくて、どうやら白板症の疑いが強いといわれました。
これは、口内炎に似ていますが、痛みのないのが特徴で、気づきにくいのです。とも。
そしてびっくりされるかも知れませんが、重要な前癌病変です。ただし、癌化するのは5%~10%位であまり心配なさらないでください。ただ、長期にわたって観察が必要ですから、毎月診察に来てください。ということでした。薬の投与も何もなくて、来月の受診日を予約して帰宅しました。
夕食後、早速パソコンを開いて、白板症の検索をしました。
学名LEUKOPLAKIA。「口腔粘膜に生じ、摩擦によって除去できない白色板あるいは斑状の角化性病変で、臨床的あるいは病理学的に、他のいかなる疾患としても特徴づけられない著明な白色の口腔粘膜の病変」(WHO)とありました。
先生は5%の癌化率と言われましたが正確には、4,4%~17,5%のようです。
検索を続けて、自分に都合のいいところだけをメモしました。
ある歯科医は「一生持っていても癌にならなければ、治療の必要は必ずしもない。癌になっても経過観察を定期的に行えばきわめて早期に対処できる。」といわれています。
原因が解明されていない病変で、定期的に受診すればよくて、薬も出ないくらいならひとまず安心と、まだ2時半だしと、楽天家夫婦は、帰り道の途中だから寄り道しようと北九州美術館の「近代日本画の系譜」を見ていくことにしました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。お見舞いMailをくださった方々の友情に深く感謝しています。
柿二題