4月末から、週2回で続いていた介護予防体力アップ教室も今日で終了しました。
閉講式に先立って前回行なわれた、3ヶ月にわたったトレーニングの成果を見るための体力測定の結果が発表されました。開講時のテストと比較した図表も渡されました。
同じようなレベルの、体に不調を持つ者9名のグループなので、気負いも気兼ねもなく、和気藹々の二時間の教室でした。
ほとんどの人で改善が見られ、日ごろ全く使わない筋肉の運動で、硬かった身体も随分ほぐれてきたようです。当初は杖を使用しての参加だった方も、今は杖を持参されなくなっている人もいます。タオルを使った運動でも、握った手を大きく左右に開いて、からだの前後に頭の上を越させるのは、はじめは誰もが片方の腕を曲げていたのが、今はすいすいと伸ばしたままで通過させています。
私は柔軟性には自信があったのですが、椅子の上に曲げた片足を上げることが出来ず、両手でやっと抱えあげる状態でした。やはり、膝をかばう暮しが続いていたからでしょう。それでも、3週間目ぐらいからはスムースにあがるようになりました。
毎回1時間の講義も、「高齢者の靴の選び方」や、「腰痛」、「血圧について」など、即実用の役に立つ解説も理論的で、参考になり、納得しながら拝聴しました。
ストレッチにはじまり、軽度の筋肉トレーニングが専門家の指導で段階を追って計画的にすすめられてきました。レシピを配布しての食事のとり方にいたる管理栄養士の指導まで付いていました。
体力測定の結果は、開始時の80,9歳相当とされた体力年齢は、トレーニング後は、72,6歳までUPしていました。
柔軟性とバランス、持久力が大きく改善されたのは嬉しいのですが、膝関節伸展筋力は予想どおり改善は見られませんでした。
一人づつ修了証書を頂いて、個別指導の後、お茶会で名残を惜しんでの解散でした。