表装のための買い物があって、小倉の材料店まで出かけたついでに、門司の出光美術館で開催中の「唐三彩」を見に行ってきました。
館内は平日の3時過ぎとあって、人影は全くなく、死者とともに副葬された由来を思うと、むしろ薄気味わるいくらいのひっそりでした。
唐三彩といえば、馬か駱駝、それに陶俑の婦人立像くらいに思っていましたが、多種多様の陶製品は、素朴な中に、あるいはおおらかに、また力強く、躍動感に満ちて並んでいました
5~6世紀に作られた陶俑は、動物、家屋、家具調度、什器や家畜の模型まで、中には生前可愛がっていたと思われる愛犬まで、中国の人々の死後の世界への考え方を示してユニークです。
シルクロードを通した交流の面影を見せて、彫りの深い顔立ちの俑も見られました。
今では色も飛んでいますが、楽器を手に佇む女性の灰陶加彩の6人の楽人俑は気品さえ感じさせました。
お馴染みの白、緑、褐色の釉薬を掛けた三彩のほか、深い藍色のみの官人立像や、脚で顔を掻く愛らしい獅子、鋸歯文の切れの鋭いモダンな万年壺など目にとまりました。
画像はチラシや、絵葉書からです。クリックで縦画像3枚、横画像2枚です。
首を長く表現して、飼い主を見上げる犬。後漢時代。褐釉
2枚目は官人。どこか百済観音を思わせる八頭身は高さが70cmもある。北魏時代の加彩
3枚目はチラシの駱駝に乗る商人の顔をUPしたもの。
このように焼いたあと、着彩するのが灰陶加彩とよばれる技法。
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灰陶加彩騎馬人物 前漢時代 素朴で力強い。
2枚目楽人俑 唐時代 6人の女人はそれぞれ手に楽器をもっている。
館内は平日の3時過ぎとあって、人影は全くなく、死者とともに副葬された由来を思うと、むしろ薄気味わるいくらいのひっそりでした。
唐三彩といえば、馬か駱駝、それに陶俑の婦人立像くらいに思っていましたが、多種多様の陶製品は、素朴な中に、あるいはおおらかに、また力強く、躍動感に満ちて並んでいました
5~6世紀に作られた陶俑は、動物、家屋、家具調度、什器や家畜の模型まで、中には生前可愛がっていたと思われる愛犬まで、中国の人々の死後の世界への考え方を示してユニークです。
シルクロードを通した交流の面影を見せて、彫りの深い顔立ちの俑も見られました。
今では色も飛んでいますが、楽器を手に佇む女性の灰陶加彩の6人の楽人俑は気品さえ感じさせました。
お馴染みの白、緑、褐色の釉薬を掛けた三彩のほか、深い藍色のみの官人立像や、脚で顔を掻く愛らしい獅子、鋸歯文の切れの鋭いモダンな万年壺など目にとまりました。
画像はチラシや、絵葉書からです。クリックで縦画像3枚、横画像2枚です。
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首を長く表現して、飼い主を見上げる犬。後漢時代。褐釉
2枚目は官人。どこか百済観音を思わせる八頭身は高さが70cmもある。北魏時代の加彩
3枚目はチラシの駱駝に乗る商人の顔をUPしたもの。
このように焼いたあと、着彩するのが灰陶加彩とよばれる技法。
灰陶加彩騎馬人物 前漢時代 素朴で力強い。
2枚目楽人俑 唐時代 6人の女人はそれぞれ手に楽器をもっている。