今年も文化庁後援の文楽協会の地方公演鑑賞に参加できました。
昼の部の演目は仮名手本忠臣蔵から、五段目と六段目です。勘平腹きりで有名な段です。
歌舞伎では何度か見ているのですが、文楽では初めてでした。
同じ古典芸能でも、最近では、文楽は人形が演じるためか、歌舞伎と違ってもてはやされ、派手な話題になることも少ないようです。
仮名手本忠臣蔵はよく知られた赤穂浪士の討ち入りを題材にし、設定を太平記の時代に移して十一段で構成されています。、菅原伝授手習鑑、義経千本桜とともに三大名作とされている演目です。
歌舞伎で見るのとはかなり演出も異なるようですが、人形なればこその制約と、逆に人間が演じるのではないための思い切った表現が面白い場合もあります。
黒子が気にならないころにはすっかり舞台に引き込まれて楽しんでいました。
歌舞伎では定九郎を初代中村仲蔵が、それまでの通し狂言では弁当幕とされてきた端役で、みすぼらしい山賊姿を、黒羽二重に朱鞘の、文字通りの水もしたたる白塗りの浪人姿で演じて評判になって以来、若手人気役者の役どころになっています。11代海老蔵も演じています。
記憶の中にあるのは玉三郎のお軽が美しかったこと、勘九郎の勘平を憶えています。
「中村仲蔵」は古典落語にもなっていますが、落語は文楽のほうの筋書きに近いようです。歌丸師匠の寄席を一度は生で聞いてみたいと思っています。
歌舞伎では定九郎のセリフは一言「五十両」だけですが、もとの文楽では、与市兵衛との掛け合いも長くいきさつがわかります。
左の画像は、もう一つの演目「釣女」の太郎冠者。狂言をもとにした常磐津を義太夫に移したもので、大名と太郎冠者が西宮の恵比須さまに妻を授けて欲しいと願かけするおおらかで楽しい話。
昼の部の演目は仮名手本忠臣蔵から、五段目と六段目です。勘平腹きりで有名な段です。
歌舞伎では何度か見ているのですが、文楽では初めてでした。
同じ古典芸能でも、最近では、文楽は人形が演じるためか、歌舞伎と違ってもてはやされ、派手な話題になることも少ないようです。
仮名手本忠臣蔵はよく知られた赤穂浪士の討ち入りを題材にし、設定を太平記の時代に移して十一段で構成されています。、菅原伝授手習鑑、義経千本桜とともに三大名作とされている演目です。
歌舞伎で見るのとはかなり演出も異なるようですが、人形なればこその制約と、逆に人間が演じるのではないための思い切った表現が面白い場合もあります。
黒子が気にならないころにはすっかり舞台に引き込まれて楽しんでいました。
歌舞伎では定九郎を初代中村仲蔵が、それまでの通し狂言では弁当幕とされてきた端役で、みすぼらしい山賊姿を、黒羽二重に朱鞘の、文字通りの水もしたたる白塗りの浪人姿で演じて評判になって以来、若手人気役者の役どころになっています。11代海老蔵も演じています。
記憶の中にあるのは玉三郎のお軽が美しかったこと、勘九郎の勘平を憶えています。
「中村仲蔵」は古典落語にもなっていますが、落語は文楽のほうの筋書きに近いようです。歌丸師匠の寄席を一度は生で聞いてみたいと思っています。
歌舞伎では定九郎のセリフは一言「五十両」だけですが、もとの文楽では、与市兵衛との掛け合いも長くいきさつがわかります。
左の画像は、もう一つの演目「釣女」の太郎冠者。狂言をもとにした常磐津を義太夫に移したもので、大名と太郎冠者が西宮の恵比須さまに妻を授けて欲しいと願かけするおおらかで楽しい話。