お誘いがあって、久しぶりに仕舞を楽しんできました。
素謡と仕舞の上演で時間も2時間ほどということだったので、留守番をお願いして出かけました。出演は「花と風の会」を主宰する河村晴道師の仕舞は、さすがに重要無形文化財総合指定保持者らしく、その道一筋に生きる方の凛とした気品と風格がありました・
1960年生まれのお若い方らしく軽妙な語り口の解説も解りやすく、装束や面を披露しての説明もわかりやすく楽しめました。
長いお付き合いの麻美子さんのお仕舞も優雅でたおやかな気品があって、かつて大濠能楽堂で「天鼓」や「胡蝶」の能を拝見したころと違って、肩の力も抜け、のびやかなもので、長年の修業は穏やかな気品へと成長しておいでなのを、しみじみと拝見しました。
秋の長雨の午後、久しぶりの穏やかな時間でした。